ビタミンB12はどんな栄養素？機能･効果まとめ｜過剰摂取するとどうなる？ |

ビタミンB12は血液の生成など身体の重要な働きを担う栄養素です。血液は身体の機能を正常に保つために重要ですので、ビタミンB12は毎日欠かせない栄養素です。

ビタミンB12にどのような機能があるのか、どのような食事に含まれていて、食べ合わせの良い食材はどのような物かをご紹介します。

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1 ビタミンB12ってどんな栄養素？
2 ビタミンB12の1日の摂取基準（μg/日）
3 ビタミンB12の機能・効果
4 ビタミンB12を多く含む食べ物
5 ビタミンB12との良い食べ合わせ・食べ方
6 ビタミン全13種類をチェック
- 6.1 脂溶性ビタミン4種類
- 6.2 水溶性ビタミン9種類
7 まとめ

ビタミンB12ってどんな栄養素？

英語	vitaminB12
化学名	コバラミン
機能	・アミノ酸や脂質の代謝に関与・造血作用・中枢神経機能の維持
摂り過ぎると	過剰症は認められていない
不足すると	・悪性貧血・神経障害
食べ物	レバー、かき、あさり、さんま、しじみ、いわし、さば、ほたてなど

ビタミンB12の1日の摂取基準（μg/日）

性別	男性	女性
年齢等	平均必要量	平均必要量
0~5ヶ月	ー	ー
6~11カ月	ー	ー
1~2歳	0.7	0.7
3~5歳	0.8	0.8
6~7歳	1.0	1.0
8~9歳	1.2	1.2
10~11歳	1.5	1.5
12~14歳	1.9	1.9
15~17歳	2.1	2.1
18~29歳	2.0	2.0
30~49歳	2.0	2.0
50~69歳	2.0	2.0
70歳以上	2.0	2.0

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ビタミンB12の機能・効果

微量ながらも体に必要不可欠なビタミン

他のビタミンに比べて必要量はわずかですが、補酵素として様々な体内での化学反応に関与しており必要不可欠な栄養素です。

タンパク質の合成や核酸の合成、中枢神経機能の維持や脂質の代謝に置いて重要な働きを果たしています。

悪性貧血を防ぐ

ビタミンB12は葉酸と協力し、骨髄で大きくなり過ぎた赤血球から正常な赤血球を造り出す働きに関与しています。

脳の正常化に関与

認知症患者は脳内のビタミンB12の濃度が低いことが分かっています。そのため、脳が正常に働くためにはビタミンB12が必要であると考えられています。

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過剰摂取するとどうなる

ビタミンB12の過剰摂取による症状は認められていません。

不足するとどうなる

悪性貧血や神経障害に

ビタミンB12が不足すると造血作用が上手く働かず、大きすぎる赤血球が増えて得苦性貧血になります。

悪性貧血になると下肢のしびれや進行すると運動失調などの神経障害が引き起ります。

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胃の全的手術をした人は不足に注意！

ビタミンB12は腸内細菌によっても作られるため、極端な偏食をしない限り通常不足することはありません。

ただし、ビタミンB12が小腸で吸収されるには胃壁から分ぽつされる糖タンパク質の内因子と呼ばれる物質の働きが必要なため、胃の全的手術をした人や胃粘膜に病変がある人はビタミンB12の欠乏症が起こる場合があります。