黒米が腐るとどうなる?変色・カビくさい|正しい保存方法と賞味期限・見分け方は?

黒米」は名前の通り黒色が特徴的なお米で、白米と一緒炊いたり100%黒米で炊いたりして食べることのできる穀類のです。乾燥しているため日持ちが長い食材ですが、万が一腐ってしまった時にはどんな状態になるのでしょうか?今回は、

  • 腐っている黒米の特徴や状態
  • 腐っている or セーフな黒米の見分け方
  • 黒米が腐る原因
  • 黒米の正しい保存方法と期間目安

についてご紹介いたします。

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黒米ってどんな食材?

英名 Black rice
別名・和名 黒米
エネルギー(100gあたり) 356kcal
糖質量(100gあたり) 70.1g

黒米は、名前の通り真っ黒な「古代米」の一種です。白米と合わせて炊くと赤紫色に色づくため、古くからお祝いの際に食べられてきました。現代でも赤飯を祝い事の際に食べる文化がありますよね。

特徴的な色合いから、別名「紫米」や「黒紫米」とも呼ばれています。現在では、熊本県や岩手県などで栽培されています。

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この黒米って腐ってる?

黒米が腐ると、どんな状態になるのでしょうか?早速腐った黒米の特徴を見てみましょう。

黒米が腐るとどうなる?

腐ってしまった黒米には、このような状態が現れます。

  • 変色❶:黒っぽく変色している
  • 変色❷:黄色く変色している
  • 臭い:カビくさい臭いがする
  • 見た目:カビが生えている

黒米は腐ってしまうことで変色するのですが、もともとの色が黒いお米なので変色による腐敗に気づくのはなかなか難しいかもしれません。

そのためわかりやすい特徴でとしては、黒米特有の香りが消えて カビくさい臭いを発します 。酷い場合には中に 黒いカビ が生えることも。

保存方法によっては、腐ってせっかくの黒米を無駄にしてしまいますので、後ほど紹介する保存方法をチェックしてみてくださいね。

腐っている?セーフ?まだ食べられる黒米の見分け方2つ

黒米が腐っているのか、まだ大丈夫なのか、腐りかけの黒米を見分けるポイントを見てみましょう。保存していた黒米がこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。

 くすんだ色に変色している

 砕けて細かくなっている

黒米を保存していると、お米の色がくすむことがあります。味や風味は落ちてしまっていますが、まだ食べることはできますのでよく見極めましょう。また、保存状態によっては黒米が粉々に砕けていることがあります。この場合も食べらせないわけではありません◎

黒米が腐る原因3つ

では、黒米はどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、黒米が腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。

 長期保存している

 湿度の高い場所で保存している

暖かい場所で保存している

黒米は高温多湿の場所で保存すると腐ってしまいます。温度と湿度が高い場所ではとても腐りやすいので、保存場所には注意しましょう。長期間保存も腐敗の原因になりますので、開封したらできるだけ早く消費しましょう。続いては、黒米の栄養についてです!

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黒米の栄養って何がある?

黒米に含まれている栄養成分

黒米は、白米と比べると食物繊維・タンパク質・鉄分などの栄養素が多く含まれています。健康に良い穀類として、十穀米にも入っている黒米ですが、白米に少量混ぜるだけでもお米全体が色づき、高栄養なのでぜひ取り入れてみましょう。

  • 不溶性食物繊維:不溶性食物繊維は、食物繊維の中でも水に溶けることが出来ないため腸内まで届きます。腸まで消化されないため、便として排出されるのが不要姓食物繊維です。腸管を適度に刺激をするため、蠕動運動が活発化し食べ物の吸収や消化を助ける働きがあります。善玉菌の栄養にもなるため腸内環境もよくなることが知られています。
  • 水溶性食物繊維:水溶性食物繊維は、食物繊維の中で水に溶けやすい分類のもので、主な働きは腸内細菌の餌となり、善玉菌を増やすと同時に酪酸や酢酸と言ったエネルギーの材料になります。腸内環境を整える効果が高く、便秘や下痢と言った不調を改善していきます。免疫力や肌も綺麗にする栄養素です。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
  • アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。

黒米を食べて期待できる効果

黒米の色をつくっているアントシアニンを始め、含まれている栄養素による効果にはこのようなものがあります。

  • ダイエット効果
  • がん予防
  • 便秘解消・予防・整腸作用
  • 美肌効果
  • コレステロール値を下げる
  • 生活習慣病予防
  • メタボ予防

妊娠中にも効果的!

黒米は、妊娠中にオススメの食材です!その理由は、黒米に含まれる“ビタミンB群”“タンパク質があります。

タンパク質は体を作る上で欠かせない栄養素ですが、妊娠中は妊娠前よりも摂取量を増やす必要があります。妊娠初期・中期・後期それぞれの摂取目安量はこちらです。

たんぱく質の摂取目安量
  • 妊娠前の成人女性…50g/1日
  • 妊娠初期…50g/1日
  • 妊娠中期…60g/1日
  • 妊娠後期…75g/1日

妊娠中期以降、胎児の成長に合わせて摂取すべきたんぱく質量がアップします。1日50gだった妊娠前・妊娠初期よりも+10g必要量が増えて1日60gを、後期には1日75gを目安に摂ることが望ましいとされています。

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黒米を長持ちさせる保存方法|季節別の保存期間の目安

黒米はどのくらい日持ちするのでしょうか?季節別保存期間について見てみましょう。

【季節別】保存期間の目安

  • 春・秋: 1〜2ヶ月
  • 夏: 半月〜1ヶ月
  • 冬: 2〜3ヶ月

夏が一番日持ちが短く、半月〜1ヶ月ほどで消費するのがオススメです。保存はできるだけ湿度と温度が低いところが必須です。心配な方は冷蔵庫に入れても良いです◎

基本的には常温で保存するものなので、春・秋・冬の時期には家の冷暗所で保存します。

腐る前に食べよう!黒米を大量消費できる食べ方レシピ

黒米を大量消費したい!そんな時にオススメの消費方法をご紹介します。

カレーと合わせて

黒米はカレーのご飯としてもよく合います◎見た目も色つきご飯で華やかになるのでオススメですよ。古くて多少風味が落ちてしまった黒米でも、しっかりとしたカレーの味があるのでカモフラージュできます◎

白米と合わせて

普段の白米に黒米を少量混ぜて炊いたご飯は、黒米がアクセントになるのでオススメです。毎回ちょこちょこ混ぜて炊いて、黒米を消費しましょう◎

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その他の食材・食品の腐っている状態と保存方法をチェック

代表的な食品・食材488種類を見る

代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪

他の穀物の腐っている状態・保存方法をチェック

他にもたくさんの穀物についての腐っている状態やおススメの保存方法方に関してのページがあるのでそれぞれご確認くださいね!

発芽玄米 アマランサス
アルファ米 もち米 小麦
大麦 押し麦 五穀
黒米 ライ麦 あわ
ひえ そば キヌア
インディカ米 赤米 ワイルドライス
ハトムギ きび  

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まとめ

黒米を見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。

この黒米腐ってる?見分け方

食べても大丈夫な状態

  1. 見た目❶:細かく砕けているだけならOK
  2. 見た目❷:多少色が濃くなっているだけならOK

腐っているので食べるとダメな状態

  1. 臭いで判断:カビくさい臭いがする
  2. 見た目で判断:カビが生えている
  3. 色で判断:黒っぽく変色している

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