「ズッキーニがねばねばしている」経験をしたことはありませんか?切ってみたら断面に粘り気があり、食べられるの?と疑問を持つことがあります。ズッキーニのねばねばの原因や、腐ったズッキーニの見分け方・栄養や効能にも着目してみました。今回は、
- ズッキーニのねばねばって食べられる?
- ねばねばんの原因は何?
- ズッキーニの栄養と効能はコレ!
- 腐ったズッキーニの見分け方 / 正しい保存方法
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ズッキーニがねばねばしてる!食べられるの?
「ズッキーニを切ったらなんだかねばねばしている!」そんな経験をしたことはありませんか?腐ったの?傷んだの?食べられるの?と疑問に思うかと思いますが、「ねばねばしたズッキーニは食べることができます」!
食べられるねばねばとは、一体何者なのでしょうか?ねばねばの正体について確認しましょう。
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ズッキーニのねばねばの原因は何?
ズッキーニの「ねばねば」の正体は、「イソプレノイド」という化合物でできています。オクラがねばねばしているのと同じで、元々野菜が持つ成分の一つです。
イソプレノイドは食べても体に害のあるものではないので、ズッキーニがねばねばしていても食べることができます◎腐っているわけではないので安心しましょう。
イソプレノイド
イソプレノイドは、たんぱく質と糖質の複合物質です。水で洗ってもなかなか落ちるものではありませんが、 お酢を使うことで綺麗に落とすことができます 。ねばねばしたズッキーニは問題なく食べることができますが、ねばねばが気になる方はお酢で洗ってみましょう。
ズッキーニの栄養と効能
ズッキーニは水分量が多い野菜ですが、どのような栄養素が含まれているのでしょうか?また、それによる効能にはどんなものがあるのでしょう?「ズッキーニの栄養と効能」について、それぞれ見てみましょう。
栄養
ズッキーニはβ-カロテンやビタミンCなどのビタミン類や、カリウムなどが豊富に含まれている上に、低カロリーの食材です。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
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効能
ズッキーニに含まれるカリウムは、血液中の塩分(ナトリウム)を排出するため高血圧を防いでくれます。βカロテンは抗酸化作用があり、体内でビタミンAに変わるので美肌効果が期待できるすぐれもの。ビタミンCには風邪などの病気から身を守る抵抗力を高め、老化を防止する効果があります。
- 高血圧予防・改善
- 老化の抑制
- 皮膚、粘膜の保護
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ズッキーニは太る?
“ズッキーニは太るの?”という疑問を解決するために知りたいのが「カロリー」と「糖質」です。それぞれダイエット中に気になるものですよね。ズッキーニの数値はどのくらいなのでしょうか?
ズッキーニのカロリー・糖質
- カロリー…14kcal/100g
- 糖質量……1.5g/100g
ズッキーニのカロリーは100gあたり14kcal、糖質量は1.5gとどちらも低い数値となっています。低カロリーなので食べても太りにくく、ダイエット中でも安心して食べられる食材です。
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腐ったズッキーニの見分け方
ズッキーニが腐ると、どんな状態になるのでしょうか?腐ってしまったズッキーニには、このような状態が現れます。
- 変色:茶色く変色している
- 感触❶:表面がぬるぬるしている
- 感触❷:水分が抜けぶよぶよと萎んでいる
- 臭い:生ぐさい臭いがする
- 見た目:中がスカスカになっている
ズッキーニの皮は緑色、中は黄色をしていますが、傷み始めると 茶色っぽく変色 していきます。皮は特に枯れたように茶色くなるのが特徴です。
そして表面が徐々に ぶよぶよと柔らかく なり、腐敗が進むと水気が出てびちゃびちゃになります。また、中の水分が抜けてスカスカになり、「す」ができるなんてことも。外側は一見大丈夫でも、切ってみたら腐っていた!なんてこともありますので注意しましょう。
生ぐさい臭いを発していたらアウト です。残念ですが腐ったズッキーニは食べられませんので、廃棄するようにしましょう。
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ズッキーニの正しい保存方法とは?
ズッキーニってどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
【保存方法別】保存期間の目安
- 常温: 約1週間
- 冷蔵: 4〜5日
- 冷凍: 2〜3週間
常温保存
乾燥を防ぐために新聞紙などにくるみ、冷暗所に置きましょう。保存環境によっては2週間ほど長持ちする場合もありますが、早めに食べるのが無難です。冷蔵よりも常温の方が長持ちさせることができます。
冷蔵保存
新聞紙で包み、ポリ袋にいれて密閉します。そのまま野菜室にいれて保存するのがオススメです。ズッキーニは乾燥と低温に弱い食材です。水分の蒸発を防ぐために新聞紙で包んだ上で、さらにポリ袋にいれます。
ズッキーニの冷やしすぎには注意!
ズッキーニは夏野菜で熱い環境に慣れているため、冷やしすぎると低温障害が起きてしまうのです。表面に斑点ができたり栄養価が減少してしまったりする可能性があります。冷蔵庫での冷やしすぎには注意してください。
冷凍保存
ズッキーニは冷凍保存のための前処理をすると、保存期間を延ばせます。長期の保存をする際の大事なポイントは、水分をとばすことです。ズッキーニの95%は水分です。
長期保存を考えている人は、軽く炒めてから保存するのがオススメです。軽く炒めることで、ビタミンCの減少を抑えられます。また、1cmほどの食べやすい厚さの輪切りにしてから冷凍用保存袋にいれましょう。
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まとめ
「ズッキーニのねばねばは食べられる?原因は?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- ズッキーニのねばねばの原因は、イソプレノイドという成分によるもので食べられる!
- 腐ったズッキーニも粘り気を持つことがあるので、見分け方に注意!
ズッキーニがねばねばしていても、腐っているわけではなく元々持つ成分によるものであることがわかりました。腐ったズッキーニは食べることができないので、よく見分けて料理に使ってくだささいね◎
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