大豆食品と言うと私たちの身近にたくさん見つけることができますが、実際に大豆そのものを使った料理を自宅で作るということはあまりないですよね。
もし大豆を使った料理を作るとしたらスーパーやコンビニなどで売っている水煮の大豆を購入して、そのまま料理に入れているのではないでしょうか。
これは大豆を家で保存するとなると管理が少し大変だからということが大きな理由でしょう。
今回の記事では、
- 大豆とはどのような食品なのか
- 大豆の保存期間
- 大豆の保存方法
- 冷凍することができるのか
- 解凍方法
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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大豆とは?
大豆の原産地は中国で、日本へは弥生時代に朝鮮半島を経由して伝来したと言われています。大豆が味噌や醤油などの調味料として扱われるようになったのには、仏教と関係があります。
現在では、調味料以外ににも納豆・きな粉・豆腐・もやし・おから・厚揚げ・枝豆など、あらゆるものに加工されており、たんぱく質を始めとする様々な栄養素が含まれているパワーフードでもあります。
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大豆は栄養満点!
含まれる栄養素
大豆にはタンパク質をはじめ、ビタミンB1やイソフラボンなどあらゆる栄養素が含まれています。イソフラボンは女性ホルモンを活性化させる働きがあり、女性必見の栄養素です。ビタミン類に加えミネラルも豊富で、豆類の中でも栄養価はトップクラスです。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態のアデノシン三リン酸の材料にも必要です。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- 亜鉛:亜鉛は、酵素の材料だけではなく、タンパク質や核酸の代謝に大きく関わるミネラルです。細胞分裂に関わるため舌や髪の毛の維持に多く使われます。皮膚や粘膜の維持にも欠かせないため、不足しがちなミネラルの一つです。
- 大豆イソフラボン:大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと類似した構造を持ち、エストロゲンに結合して作用します。特に、女性ホルモンのエストロゲンが減っていくことで起こる更年期障害の改善や骨粗鬆症の改善効果があります。また、普段から摂取すると肌を綺麗にする、PMSの予防にも繋がります。
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大豆の日持ちは?
大豆は様々な状態になって加工されています。乾燥させた状態だけでも生の大豆だと長期保存が可能になりますが、茹で大豆の状態だと日持ちがとても短くなります。
次は大豆の加工状態別の日持ちについて紹介していきます。
大豆の保存期間
- 乾燥大豆の常温保存:2年間保存可能
- 茹で大豆の常温保存:NG
- 茹で大豆の冷蔵保存:約2週間ほど保存可能
- 茹で大豆の冷凍保存:約2から3ヶ月保存可能
大豆は乾燥させた状態であれば常温保存でき、かなり長く保存することができます。一方で茹でた大豆の場合は、常温保存はすぐに傷んでしまうためできなくなります。
ゆで大豆を長期間保存したいなら冷蔵保存か冷凍保存がオススメです。
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茹で大豆の保存方法
では次は茹で大豆の保存方法について紹介していきたいと思います。
茹で大豆を冷蔵保存する場合
茹で大豆を使う量だけとって、残った部分を保存したい場合は保存容器に入れて冷蔵庫に入れましょう。
水煮にした場合は、茹で汁も一緒に入れておく必要があります。豆が茹で汁に沈んでいないと劣化が早く進んでしまうからです。劣化が早く進んでしまうと大体3~4日ですぐに悪くなってしまうので、必ず水に浸けた状態で保存するようにしましょう。
茹で大豆を冷凍保存する場合
茹で大豆の品質を落としたくない場合は冷蔵保存よりも冷凍保存がオススメです。冷凍保存する場合は冷凍用のジップロックなどの保存袋に入れて保存するのが簡単です。
茹でた豆の煮汁ごとジップロックに入れて、ジッパーの9割くらいを占めながら空気をゆっくり抜いて行きます。
出来るだけ空気が入らないようにすれば良いので、少し入った程度では全く問題ありません。
なるべく平らにした状態で冷凍庫に入れていきます。平らにすることによって後で使いたいぶんだけパキっと折って使えるのでおすすめです。
解凍するときは?
解凍する時は使う半日ぐらい前に冷蔵庫に移しておく、冷蔵庫内自然解凍が一番おすすめですが、ボールにお湯を張ってジップロックの袋ごと浸して解凍するのもOKです。
煮汁がありますので、加熱しながら解凍したとしても大きく食感や味が劣化することはありません。
煮物やスープなどに使う時は茹で汁ごと使うことができます。サラダや和え物などに使うときは、解凍後に茹で汁をザルで漉してから使うようにしてください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 大豆の原産地は中国
- 非常にたくさんの栄養素を持つパワーフードと言われている
- 乾燥大豆は常温保存でも2年ほど持つ
- 茹で大豆は常温保存できないので冷蔵保存か冷凍保存がオススメ
- 冷蔵保存する場合は茹で汁ごとタッパーに入れて保存すること
- 冷凍保存の場合も茹で汁ごとジップロックなどの保存袋に入れて平らにして保存すること
- 解凍するときはゆで汁に使っているので、加熱解凍してもOK
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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