桜えびによるアレルギー症状|赤ちゃんの離乳食はいつから食べられる?

お好み焼きやお浸しなど、脇役だけど存在感抜群の「桜えび」。料理の彩りの為にも使いたいけどアレルギーの心配はあるのでしょうか?何歳から食べられるの?そこで今回は

  • 桜えびでアレルギーは起こる?
  • 桜えびによる主なアレルギー症状
  • 桜えびは離乳食でいつから食べられる?
これらのテーマについて紹介いたします。

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桜えびでアレルギーは起こる?

さくらえびは特定原材料の「えび」に含まれており、アレルギーが起こり得ます。2008年より「かに」と一緒に特定原材料に加わりました。容器包装された加工食品に含まれている場合は必ず表示しなければなりません

ただし、レストランや包装されていない料理などに関しては表示義務がありませんので、都度、確認する必要があります。乳幼児で発症することは少ないですが、小学生辺りから増加してきます。18歳以上では最も多いアレルギーです。

「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」という、アレルゲンを食べて運動すると発症することが年々増えていますが、えびも該当します。

えびでアレルギーを発症するとかにやたこ、いかなどでもアレルギー反応を起こす可能性がありますので、何が大丈夫で何が危険なのか、調べておくと安心です。

原因成分

主な原因物質は「トロポミオシン」です。かにに含まれているアレルゲンと似たような構造をしています。水に溶けやすい物質で、加熱してもアレルゲンの性質は失われません。

また、生のえびだけ発症する、えびを触っただけで発症するなど、人によってさまざまですが、アレルギーがある以上、摂取や接触は避けたほうが無難です。

比較的すぐに症状が出てきてしまい、最悪の場合、心停止になってしまうまでの時間も30分以内と早いので、すぐに処置する必要があります。

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桜えびによる主なアレルギー症状

桜えびを含むえびのアレルギーは重篤になりやすく、アナフィラキシーショックを引き起こしてしまうので注意が必要です。

また、大人に多いアレルギーで突然発症し、治りにくい特徴があります。症状の度合いや種類は人さまざまですが、下記の症状が現れたら直ちに専門機関へ受診する事をおすすめします。

蕁麻疹

突然全身に蕁麻疹が現れます。かゆみが生じる、赤みが増すなどの症状もあります。

喉の痒み・イガイガ

喉の奥や唇、口の中が腫れ、イガイガやピリピリといった刺激が出てくるなどの口腔内の粘膜に異常をきたします。口腔内の他にも、白目部分の粘膜が赤くなったり、瞼が腫れたりと目の周りに症状が現れることもあります。

腹痛

消化器系の臓器にも影響を及ぼす可能性があり、腹痛や嘔吐といった症状が現れることもあります。

下痢

数回、下痢を繰り返すこともあります。下痢は重篤な症状の一つですので、早期の受診をしましょう。

他にも咳が出始める、動悸がする、呼吸音がいつもと異なるといった呼吸器に症状がでることや血圧の低下が生じ、倒れてしまうなどの症状も報告されています。中には薬を携帯するよう進言されることもあるようです。

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桜えびは離乳食でいつから食べられる?

桜えびは離乳食に混ぜて与えられます。与えて良い時期や量、注意点を解説します。

与えられる時期

そのまま食べさせる場合、明確な時期はありませんが、離乳食が終わった1歳頃よりたべられます。ただし、離乳食として調理した場合は離乳食の後期より使用可能です。

注意点を下記にまとめましたので、他のアレルギーが起こりやすい食材を試す際にも参考にしてみてください。

  • いきなり主食とかではなく、少量から食べさせてみる
  • 加熱したものを与える
  • できれば加工食品などから始めてみる
  • 万が一、アレルギー症状が出たときに受診できるよう、平日の日中から食べ始める
  • 生ものは3歳頃より、新鮮なものを試す

前述したように、小学生以降、発症するケースが多いので、少しでも異常を感じたら摂取を止めて、アレルギー検査を行いましょう。

下ごしらえ

少量を、水に戻してふやかしてから使用します。アレルギーも心配ですが味が濃いのでこの時期は少量で充分です。栄養成分に関してはカルシウムやタンパク質などが豊富に含まれていますので栄養価的には優れています。

かっぱえびせんは赤ちゃんでも食べられる?

かっぱえびせんにはえびが含まれていますが、アレルギーを持っていても摂取可能です。アレルゲンは熱に強いですが、製造工程でかなりの高温となり、アレルゲンが低下するのではないか、という見解があります。

ですが、100%大丈夫という訳ではないので少量ずつ、様子を見ながら与えたり、日々の体調に合わせたりするようにしましょう。アレルギー反応も心配ではありますが、塩分や油分も比較的多いですので、取りすぎ注意です。

乳幼児にとっての「おやつ」とは、一日3食で得られなかった栄養を補う目的があります。ですので与えすぎには気を付けましょう。

大体は3歳頃より食べ始める子が多いようですが、1歳から食べられるかっぱえびせんも販売されていますので、その製品から食べ始めるのが良いかと思います。

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まとめ

「桜えびのアレルギー原因や症状、子供への食べさせ方」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 桜えびは特定原材料「えび」に含まれ、アレルギー反応を引き起こすことがある
  • えびでアレルギー反応が起こると、かにやたこ、いかなどでも引き起こす可能性がある
  • 人により、アレルギー反応の重軽傷具合や症状に差がある
  • 乳幼児は離乳食の終わりごろより、水で戻した少量の桜えびを混ぜて与えられる
  • かっぱえびせんはアレルギーの発症率が低く、1歳用の製品もある為、試しやすい一方、塩分や油分の過剰摂取に注意

少量でも風味豊かで、料理に取り入れるだけで美味しさが増しますよね。大人でもアレルギーが発症しやすいので、気を付けながら、活用してみてください!

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