ヤマモモの食べ過ぎは体に悪い?ヤマモモの成分や保存方法も紹介

ヤマモモはヤマモモ科に属する果実の一種で、名前に「モモ」が付きますが、桃とは全くの別品種です。ヤマモモは甘酸っぱさと独特の風味が特徴の果物で、近年では全国的に出荷数も減少している為「幻の果実」とも呼ばれています。目にする機会が少ない為、ヤマモモと聞いてもどのような果物か想像できる方は少ないのではないでしょうか?



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そこで今回は、

 

  • ヤマモモの食べすぎは体に悪いのか
  • ヤマモモの成分
  • ヤマモモの主な食べ方
  • ヤマモモの活用アレンジ

 

これらのテーマについて紹介いたします。

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ヤマモモの食べすぎは体に悪いのか  


ヤマモモは下処理をすれば生の状態でも食べることができますが、ジャムや果実酒、シロップ漬けなどに加工することで長期保存が可能になります。さくらんぼ位の小さな形をしているため、つい食べ過ぎてしまうのでは?と心配になりませんか?万が一食べ過ぎた場合に体にどんな影響があるのか、調べてみました。

特に悪いことは無い

結論、ヤマモモの食べ過ぎで体に悪いことはありません。しかしどの食べ物にも言える事ですが、食べ過ぎれば消化不良を起こし、腹痛や下痢を引き起こす可能性があります。またジャムやシロップ漬けを作る際、加える砂糖の量を自分で調整できる為、過度にカロリーや糖質の心配をする必要もありません。

アレルギーで体調を崩す

先程食べ過ぎた場合、体に悪影響はないとお話ししましたが、アレルギー反応を起こす可能性はあります。「モモ」アレルギーがあるけど食べられるの?と疑問に思った方もいるのではないでしょうか?

 

  • モモ:バラ科モモ属
  • ヤマモモ:ヤマモモ科ヤマモモ属

 

この様に、モモとヤマモモは別の果物の為モモアレルギーのある方でも、ヤマモモは問題なく食べることができます。万が一ヤマモモを食べて体調が悪くなった場合は、体を休めるか、症状がひどい場合には病院で検査を受けることをお勧めします。

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ヤマモモの成分  


ヤマモモは甘味と酸味のバランスが優れているだけではなく、健康や美容にも良い栄養成分が含まれています。

甘さの正体はブドウ糖  

ヤマモモには人の体や脳を動かすエネルギー源になるグルコース(ブドウ糖)が含まれています。ブドウ糖は爽やかな甘味が特徴です。体内でブドウ糖が不足すると、疲れやストレスを感じやすくなります。ブドウ糖は体内で貯蓄できない為、日常的に摂取する必要があります。

βカロテンが豊富

ヤマモモの栄養成分にはβ-カロテンが入っています。β-カロテン(ビタミンA)には、以下の効能があります。

 

  • 抗酸化作用(アンチエイジング)
  • 視力の維持、改善
  • がんの予防
  • 皮膚、粘膜を丈夫にする

ヤマモモの主な食べ方


近年栽培農家の作り手不足から、スーパーで見かける機会が少なくなったヤマモモ。生でそのまま食べることもできますが、ジャムやシロップ漬けにすると長い間保存することができる為、収穫時期関係なく、一年中ヤマモモを楽しむことができます。

シロップ漬けがおいしい

ヤマモモは生のまま保存することができない為、ジャムやシロップ漬けやジャムにすることをお勧めします。ジャムとシロップ漬けの調理工程はほとんど同じなので、交互に作ってシャーベットやゼリーなどデザートにアレンジするのも良いですね。

生でも十分おいしい

ヤマモモの実を食べる際にポイントとなるのが、下処理の段階でよく洗うことです。ヤマモモは無農薬で栽培されるため、虫が入っている可能性があります。この虫はショウジョウバエの幼虫だと言われています。生食、加工食べ方関係なく、塩水に1時間程度漬けた後、水で洗い流してから食べる様にしましょう。生食で食べる場合は、その後1時間程度冷蔵庫で冷やすと、より美味しく召し上がれますよ。

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ヤマモモの活用アレンジ


生の状態では日持ちしないというのが難点ではありますが、実はジャムやシロップ漬け、ヤマモモ酒など、アレンジの幅が広く加工することで、一年中ヤマモモを味わうことができますよ。

パフェに入れる

カフェ等で販売されていているのは稀ですが、桃などの果物と一緒にパフェにトッピングされていることがある様です。自宅でパフェを作る場合には、生の状態よりも、ジャムやシロップ漬けに加工したものを入れると、味のバランスが取れて美味しいですよ。アイスにかけて食べるのも良いですね。

ヤマモモで果実酒を作る

果実酒を作る際には、ヤマモモ、氷砂糖、ホワイトリカーを適量準備したら、果実と氷砂糖を交互に入れて熟成させます。この際、35度以上のアルコールを使用しましょう。果実と氷砂糖を交互に入れることで、熟成する際に果実のエキスを効率よく抽出することができます。冷暗所で正しく保存した場合、漬け始めて3ヶ月目からが飲み頃です。飲み頃になったら、サイダーで割って爽やかな香りを楽しみたいですね。コクのあるブランデーやラム、ウイスキーで漬け込むなど、アレンジは無限に楽しむことができますよ。

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まとめ

「ヤマモモの食べ過ぎは体に悪い?ヤマモモの成分や保存方法も紹介」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

この記事をまとめると

  • ヤマモモの食べ過ぎで体に悪影響はない
  • ヤマモモはブドウ糖やβ-カロテンが豊富に含まれている
  • ヤマモモは下処理をすれば生の状態でも食べることができる
  • ヤマモモはジャムやシロップ漬け、お酒などアレンジの幅が広い

スーパーで見かけることは稀な果物なので、見かけた際にはぜひ一度食べてみてくださいね。



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