1歳の赤ちゃんがヤクルトで下痢に?離乳食ではいつから飲める?

ヤクルトは長年好まれている乳酸菌飲料ですが、1歳の赤ちゃんが飲むと下痢をすることがあります。お腹に優しいはずのヤクルトで下痢になるのはなぜなのでしょうか?今回は、

  • ヤクルトの効果・成分
  • ヤクルトで腹痛・下痢になる理由
  • 赤ちゃんはいつから飲んでもいい?

これらのテーマについて紹介いたします。

画像引用:株式会社ヤクルト

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ヤクルトってどんな飲み物?


引用:株式会社ヤクルト

“ヤクルト”は、株式会社ヤクルトが販売する乳製品乳酸菌飲料です。ヤクルトの主成分は乳酸菌で、腸内環境を整える飲み物として2019年に誕生しました。

ヤクルトとはエスペラント語でヨーグルトを意味する『ヤフルト』からきており、その後発音しやすいようにヤクルトに変化したと言われています。

ヤクルト1000やヤクルト400という商品がありますが、「1000」や「400」とは1本(80ml)あたりに含まれる乳酸菌シロタ株の個数です。1本あたりそれぞれ1000億個、400億個の乳酸菌シロタ株が含まれています。

  • 乳酸菌:ヤクルトに含まれている乳酸菌は、『シロタ株』と言われるものです。乳酸菌には、便秘解消など腸内環境をよくする働きがあります。また、腸内でビフィズス菌を増やすガラクトオリゴ糖も含まれています。

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ヤクルトを飲む効果

乳酸菌がたっぷり含まれるヤクルトを毎日飲み続けることで、このような効果を期待することができます。

ヤクルトの効果
  • 便秘解消
  • 美肌効果
  • 整腸作用
  • 大腸ガン予防

乳酸菌は腸内の悪玉菌を減らして善玉菌を増やす作用があるため、大腸癌の予防にも効果があります。整腸作用により便秘を解消したり、それに伴いニキビなどの肌荒れを予防したりと、体に嬉しい乳酸菌です。便秘が解消されることでお腹スッキリ効果を実感することもできます。しかし、飲み過ぎには注意が必要です。

1歳の赤ちゃんが飲むと下痢・腹痛になる?

ヤクルトを飲むと、下痢になる子供もいるようです。体に良いはずの商品で下痢となるのは、乳酸菌による刺激が強すぎたことが考えられます。

赤ちゃんは消化器系がまだ未発達なので、食べたもの・飲んだものが上手く消化できないことも多いです。そのため、お腹の調子を整えようとして飲んでも逆効果になってしまうことも。与える歳は少量からにし、様子をみながら量を増やしていきましょう。

ヤクルトは何歳から飲める?

ヤクルトを赤ちゃんに与えてもいいのは、ヤクルトのHPによると『離乳食を口にする頃から』とされています。離乳食デビューするのは生後5〜6ヶ月なので、意外と早い時期から飲んでも良いことになります。

赤ちゃんにヤクルトを与える時の注意点には、このようなものがあります。

POINT
  • 2倍ほどにぬるま湯で薄める
  • 哺乳瓶に入れずスプーンなどで与える

そのままだと赤ちゃんにとっては味が濃いので、始めはぬるま湯で2倍程度に薄めます。また、ミルクや母乳の代わりにはならないので注意しましょう。

大人がヤクルトで下痢をする原因は?

大人がヤクルトを飲むことで下痢となってしまう原因には、『乳糖』の影響が考えられます。乳糖とは牛乳などの乳製品に含まれる糖類のことで、ガラクトースとブドウ糖によって構成されています。

乳糖には本来腸内環境を整えて便秘を解消したり、腸内の悪玉菌を減らして善玉菌を増やすなどの効果があります。しかし、中にはこの乳糖が体に合わず下痢を引き起こしてしまう方がいるのです。この症状を『乳糖不耐症』と呼んでいます。

乳糖不耐症とは?

乳糖不耐症は、体の中で乳糖を分解する酵素が少ないために上手く消化できず、小腸で乳糖が消化不良を起こして下痢となるのです。

乳糖不耐症は大人になるにつれ発症する人が増えるもので、子供には少ないという特徴があります。というのも、子供は母乳やミルクを主食としているので、乳糖分解酵素を沢山持っています。

それが食生活の変化により大人になるにつれて徐々に酵素の動き弱まっていくため、乳糖を上手く分解できない体質となっていきます。牛乳やヨーグルトなどの乳製品を食べる習慣のある人は、分解酵素が活発なので乳糖不耐症となりにくいです。

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ヤクルト1000の飲み過ぎは体に悪い?太る?

ヤクルト1000には整腸作用など主にお腹に嬉しい効果がありますが、毎日たくさん飲みすぎるのはNGです。その理由は、ヤクルトには糖分が多く含まれているためです。

ボトル1本あたり80mlとかなり量は少ないですが、とても甘いと感じたことはありませんか?ヤクルト1000には、甘さを出すためオリゴ糖が含まれています。

糖分が多いため、1本あたりに含まれる炭水化物の量は14.4gです。小さいボトルながら、炭水化物が含まれているので飲み過ぎは太る原因にもなります。

ヤクルトの類似品には何がある?

乳酸菌飲料には、ヤクルト以外にも複数種類があります。赤ちゃんに与えても良いものがあるので、ヤクルトの代用品としてもオススメですよ。

類似商品の特徴や効果など、詳しくは下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ヤクルトは離乳食を食べ始めた頃から飲める乳酸飲飲料
  • 赤ちゃんによっては刺激が強く、下痢を起こすことがあるので注意
  • 赤ちゃんに与える時は、①ぬるま湯で2倍に薄める ②最初は少量からにする

ヤクルトには乳酸菌が豊富に含まれていますが、赤ちゃん下痢を起こす原因にもなるので、様子をみながら与えるようにしましょう。

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