ヤーコンの見た目はさつまいもに似ています。食感はシャキシャキとしており、生でも楽しめる食材です。
そんなヤーコンについて「ヤーコンって何?」「食べ過ぎるとどうなる?」「栄養はあるの?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで今回は以下のことについて解説します。
- ヤーコンはシャキシャキとした食感とほんのりした甘さが楽しめる。
- 食べ過ぎると、ラクトオリゴ糖やアレルギーが原因で下痢になる。
- 食物繊維も豊富で、糖尿病予防に効果が◎
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目次
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ヤーコンってどんなもの?
ヤーコンはさつまいもに見た目が似ているキク科の植物です。畑の梨とも呼ばれ、ほんのりした甘さとシャキシャキした食感が特徴。
あまり馴染みがないので、手を出しにくい方もいるでしょう。そこで、ヤーコンの保存方法や生で食べられること、食べ方について解説します。
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保存方法は?
ヤーコンは常温より低い気温での保存がおすすめです。なぜなら、低温で保管すると、栄養素の減少が遅くなるためです。新聞紙に包んで5〜10度の冷暗所か冷蔵庫の野菜室に入れてください。
カットした場合は風味が逃げないように、切り口をラップで包んで冷蔵保存するといいでしょう。保存期間は1〜2週間です。上手に涼しいところに保管してくださいね。
生で食べられる?
ヤーコンは生で食べられ、生で食べるほうが栄養をたくさん取れます。なぜなら、ヤーコンに含まれるフラクトオリゴ糖は加熱すると減少してしまうためです。
生で食べる場合は、水にさらして、しっかりアク抜きしてくださいね。サラダや和え物にしても美味しく食べられます。
どうやって食べる?
ヤーコンは生でも調理してもおいしく食べられます。これは、ヤーコンはでんぷんが少なく、シャキシャキとした食感やほんのりとした甘さも楽しめるためです。
生では、サラダや和え物にするとヤーコンの食感を楽しめます。また、加熱する場合は揚げ物やきんぴら、炒め物などにしてもおいしく食べられますよ。
食物繊維がたくさん含まれるヤーコンは少量でも満足感を得られる優秀な食材です。
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ヤーコンを食べると下痢になる原因は?
ヤーコンを食べすぎると下痢になる場合があります。可能性がある原因は、食べ過ぎがアレルギー反応です。
そこで、ヤーコンの食べ過ぎやアレルギー、どれくらい続くかについて解説します。
食べすぎ
ヤーコンの食べ過ぎは下痢を引き起こします。これは、ヤーコンにフラクトオリゴ糖が含まれているためです。フラクトオリゴ糖は適量食べると整腸効果があります。
しかし、食べ過ぎると便通がよくなり過ぎて、下痢の原因となります。適量食べればダイエット効果もあるヤーコンですが、食べ過ぎは控えるほうがいいでしょう。
アレルギー
ヤーコンでアレルギー反応を起こし、下痢になる可能性もあります。なぜなら、ヤーコンに含まれるアレルゲンに対して、免疫機能が過剰反応することがあるためです。
ヤーコンはキク科の植物なので、キク科の花粉症がある方は注意しましょう。まずは少量食べて様子を見ることが大切です。
アレルギーはアナフィキラシーショックなど、命に関わる症状が出る場合があるので、初めて食べるときは少しだけ食べるようにしてください。
どれくらい続く?
どれくらい症状が続くかは一概には判断できません。これは、原因や人によって異なるためです。
一般的には消化されて、体の外に排出されてしまえば症状は治ります。1〜2日で治る方もいれば、アレルギー反応の場合は1週間ほど症状が続く場合もあるでしょう。
原因は自己判断で特定しにくいため、あまりに症状がひどい場合は、病院の受診がおすすめです。
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ヤーコンに栄養はある?どれくらい食べていい?
ヤーコンはダイエットに嬉しい栄養がたくさん含まれています。しかし、食べすぎると先述したように下痢の原因にもなるので注意しましょう。
そこで、ヤーコンの栄養や糖尿病に効くこと、1日の適量について解説します。
栄養
ヤーコンは体に良く、栄養価が高いと言われています。というのも、フラクトオリゴ糖や食物繊維、ミネラル、ポリフェノールがたくさん含まれているためです。
特にフラクトオリゴ糖が注目されており、腸内環境を改善してくれます。フラクトオリゴ糖は胃では消化されません。
腸にそのまま辿り着いて、腸内環境を改善してくれる善玉菌のエサとなるので、善玉菌を増やす働きがあります。腸内環境が改善されると、便通も良くなりますよ。
便秘にお悩みの方はぜひヤーコンを積極的に食べてくださいね。
糖尿病に効く?
ヤーコンは糖尿病にも効きます。これは、ヤーコンに含まれる食物繊維やフラクトオリゴ糖が血糖値の上昇を抑えてくれるためです。
ヤーコンには水溶性食物繊維が含まれており、小腸で糖の吸収を緩やかにしてくれる働きがあります。また、フラクトオリゴ糖も血糖値の急激な上昇を抑え、糖質の代謝を正常に戻してくれます。
血圧低下や、コレステロール値も低下してくれる効果があるヤーコンは、糖尿病だけでなくさまざまな生活習慣病予防に効果的です。
一日にどれぐらい食べてもいい?
ヤーコンの1日の適量は200gと言えます。なぜなら、フラクトオリゴ糖を摂りすぎると下痢を引き起こしてしまうためです。
フラクトオリゴ糖で下痢にならない量は、体重1㎏あたり男性が0.3g、女性は0.4gとなっています。
ヤーコン100gに含まれるフラクトオリゴ糖は9gなので、平均的な体を基準にすると200g以上は食べないほうがいいでしょう。栄養満点で積極的に食べたいとは言え、1日の適量はしっかり守ってくださいね。
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まとめ
ヤーコンのフラクトオリゴ糖は生活習慣病予防にも効果があるんですね。
この記事をまとめると
- ヤーコンはシャキシャキとした食感とほんのりした甘さが特徴。
- 食べ過ぎで下痢になる原因はラクトオリゴ糖やアレルギー症状。
- フラクトオリゴ糖には整腸作用があり、糖尿病予防にも効果が◎
体に良く、女性にも嬉しい栄養がたくさん含まれているヤーコン。ぜひ見かけたら購入してみてくださいね。
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