山羊(ヤギ)の刺身には寄生虫がいる?安全?どんな味?臭い・食べ方

生で食べられるお肉といえば牛肉ですが、ヤギ肉のお刺身があることを知っていますか?ヤギのお刺身って一体‥?と思うかもしれませんが、沖縄ではよく食べられている料理なのです。そこで今回は、

  • ヤギは刺身で食べられるって本当?
  • 寄生虫や食中毒の危険性は?
  • 栄養成分と効果 / カロリーは?

こちらのテーマについて紹介いたします。

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ヤギは刺身で食べられる?

ヤギ肉を食べたことがない方からすると信じられないかもしれませんが、実は ヤギはお刺身として食べることができます 。ヤギに関する食品はチーズが有名ですが、お肉も食べることができるのです。しかも、生で食べられるなんて驚きですよね。

馬刺しのように『ヤギ刺し』と呼ばれる山羊のお刺身は、「日本ザーネン」と呼ばれる種類のものが多いです。沖縄県で食べられているようですが、沖縄県民がみんな好きかというとそうではないようです。

どんな味?まずい?美味しい?

山羊刺しの味は特有の臭みがあり、噛めば噛むほどに味が出ると言われています。

食べ方は?

山羊刺しの食べ方は、スライスオニオンと一緒に生姜たっぷりの酢醤油で食べるのが一般的です。生姜には臭みを消す効果があるので、山羊肉特有の匂いを抑える食べ方です。

また、山羊刺しはご飯と合わせてお寿司として食べる方法もあります。わさびとの相性も良く、ピリッとした辛さがお肉に合うようです。

また、生食だけではなく、煮込み料理などの加熱料理としての食べ方もあります。「山羊汁」を食べ方の口コミには、”ラム肉をもう少し獣臭くしたような味”と表現されていました。下処理で臭み取りはされていますが、やはり山羊肉には独特の臭みがあるようです。

沖縄では有名?

沖縄では食用のヤギは「ヒージャー」と呼ばれており、高栄養でヘルシーなお肉として食べられています。沖縄には山羊肉の専門料理店もあるようです。

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山羊肉の栄養成分と効能

ヤギ肉はなかなか食べる機会がないので、どんな栄養があるの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?山羊肉が持つ主な栄養成分と、それによる効果について見てみましょう。

栄養成分

山羊肉にはタンパク質の他に、ビタミンB12とナイアシンが多く含まれています。100gあたりのカロリーは約107kcalです。他のお肉と比べて低カロリーなので、ダイエット中にも良いと言われています。

  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。
  • ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。

効果・効能

ヤギ肉を食べる効果には、このようなものがあります。

効果・効能
  • 疲労回復
  • 筋肉を作る
  • 貧血予防

山羊の刺身に寄生虫の危険性は?

山羊肉は加熱しても生でも食べられるお肉ですが、生食する際に「寄生虫」の有無が気になる方が多いようです。牛肉や馬肉と違い、生食はあまりメジャーなものではないので、その危険性を疑問視されるのは当然かと思います。

豚肉や鶏肉には寄生虫がいる可能性もありますが、山羊肉にはそこまで寄生虫リスクがないと言われています。とは言っても、完全に安全というわけではないので、山羊刺しが食べたい場合は扱いに慣れている専門店に行った方が良いでしょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 山羊(ヤギ)のお肉は生のままお刺身として食べることができる!
  • 沖縄県では食用のヤギをヒージャーと呼び、山羊肉専門料理店もある
  • たんぱく質・ナイアシン・鉄分などが多くヘルシーでダイエット向け
  • 寄生虫のリスクは少ないお肉と言われている

ヤギのお肉はお刺身で食べることができますが、その味は好き嫌いが分かれるようです。臭みや獣臭がどうしてもあるので食べにくいと感じるかもしれませんが、ネットでも生のヤギ肉を販売しているところもあるので、興味がある方は一度チェックしてみてください。

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