クレソンの茎は生でも食べられる?アク抜き・茹で方・洗い方・大量消費レシピも

クレソン」はステーキの付け合わせとしてよく食べられている野菜ですが、「茎も食べることはできるのでしょうか?」また、調理前の下ごしらえでは、アク抜きすること苦味が和らいで食べやすくなります。今回は、

  • クレソンってどんな野菜?
  • クレソンは茎も食べられる?
  • クレソンの下ごしらえ
  • クレソンの大量消費レシピ

これらのテーマについて紹介いたします。

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クレソンってどんな野菜?

学名 Roripa nasturtium-aquaticum
分類 アブラナ科アブラナ属
原産地 ヨーロッパ中部、中央アジア
仏名 cresson
別名 オランダガラシ
おいしい時期 4月〜5月

クレソンは元々ヨーロッパで食べられていた野菜で、日本には明治時代に伝来しました。当時は外国人用料理のために栽培されていたようですが、日本に西洋の食文化が広まると徐々に日本人もクレソンを消費するようになります。クレソンは繁殖力が強いので栽培しやすいこともあり、その後一般的に食べられるようになりました。

クレソンは緑黄色野菜に分類される野菜で、βカロテンなどガン予防効果のある栄養素が豊富に含まれています。

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付け合わせとして焼く

クレソンは、ステーキなど料理の付け合わせとして焼くことの多い野菜です。焼くといっても軽く火を通す程度で、シャキシャキとした食感を残します。お肉と一緒に食べるので、味付けはオリーブオイル・塩といったシンプルなものが人気です。

栄養素

クレソンは葉の部分を使うことが多いですが、実は茎にもβカロテンビタミン C・ビタミンK・鉄分といった栄養素が詰まっています。また、クレソンにはイソチアシアネートというアブラナ科特有の成分が含まれており、 癌に効果 があることがわかっています。

  • β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • ビタミンK:ビタミンKは、骨の形成に関わり、ビタミンDとともにカルシウムを取り込むことを助けます。加えて、体内の傷を治すプロトロンビンの働きを助けるため、血小板が傷を塞ぐ働きを助けるビタミンです。不足すると、傷の治りが遅くなります。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • イソチオシアネート:イソチオシアネートは、強い解毒作用を持ち、特に発がん物質を無毒化する働きが注目されている栄養素です。加えて、免疫力を向上させがん細胞の増殖を抑制する働きも持っています。アブラナ科の植物に含まれている健康成分です。

クレソンの保存期間

クレソンの消費期限は、冷蔵保存の場合1週間程度です。また、冷凍保存をした場合は1ヶ月程度保存可能です。クレソンは生鮮食品になるためできるだけ早く使い切るようにしましょう。保存方法をしっかり確認して長持ちさせられるといいですね。

冷蔵保存方法

クレソンは水生の野菜です。そのため冷蔵で保存する場合、水を与えることでみずみずしいまま長持ちさせることが可能です。

冷蔵保存の仕方は以下の通りです。

  • キッチンペーパーを水で濡らしてクレソンを包む
  • 包んだクレソンをジップロックに入れて空気を抜き密封する
  • 立てた状態で冷蔵庫の野菜室で保存する

クレソンの茎は横にしておくと曲がってしまい、味が落ちてしまいます。真っ直ぐの状態で保存できるように、立てて保存するようにしましょう。またキッチンペーパーではなくコップに少量の水を入れてクレソンを差して保存する方法もあります。その場合は、水がこぼれないように注意してください。

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クレソンは茎も葉っぱも食べられる?

クレソンは葉っぱに加えて茎まで食べられる野菜です。葉は柔らかいですが茎はほどよい硬さがあり、シャキシャキとしているのが特徴です。

クレソンの茎はどんな味?

茎にはほんのりとした苦味がありますが、クセになる美味しさです

もしも苦味が苦手なのであれば、軽く炒めたり茹でることで緩和されます。食感を壊さない程度に加熱しましょう。

ひげ根は?

クレソンにはひげ根がありますが、ひげ根部分は食べることができません。下処理の際はひげ根を切り落とし、茎より上の部分を使いましょう。

クレソンの下ごしらえ

クレソンを食べる前の下ごしらえ方法をご紹介します。クレソンの下処理は簡単なので、調理前に是非一手間加えてみてください。

洗い方

まずはクレソンを洗います。根元に違い茎の部分には土が付いていることが多いので、よく洗いましょう。洗い終わったクレソンは、アク抜きをします。

アク抜き

クレソンは生のまま食べられる野菜ですが、アクが少量含まれています。アクは苦味の元なので、 水に20分ほど漬けることでアク抜きすることができます 

茹で方

クレソンを茹でて料理に使う場合は、 沸騰したお湯で20秒ほど湯がく程度に加熱 します。加熱し過ぎるとしなしなになって食感が失われたり、栄養素が流れ出てしまいます

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クレソンの大量消費レシピ・使い方

クレソンを大量消費したい!そんな時におすすめのクレソンの使い方・レシピをご紹介。クレソンにはビタミンCやビタミンKといったビタミン類が豊富に含まれているので、美容と健康のためにも食べたい野菜です。大量のクレソンが手元になる時は、こんな料理にアレンジしてみてくださいね。

サラダ

クレソンのサラダは、クレソンを生のまま食べることができるのでビタミンCなど熱に弱い栄養素を壊さずに食べることができます。クレソンの苦味が気になる方は、洗った後に20分ほど冷水に漬けてアク抜きしましょう。ほのかな苦味がクセになる大人のサラダです。

炒め

クレソンは料理の付け合わせとして使われることの多い野菜で、軽く炒めることでほどよい食感になります。葉は柔らかく、茎はシャキシャキ食感を残しましょう。特にお肉料理との相抜群です◎

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まとめ

クレソンの茎は生でも食べられる?茹で方・アク抜き・洗い方」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • クレソンの茎は生食できる!ひげ根は食べられないので使わない
  • クレソンには苦味成分となるアクが含まれているので、20分冷水に漬けてアク抜きするのがオススメ

クレソンはステーキの付け合わせとして使われるのが一般的ですが、サラダやクレソン鍋として鍋に入れるのも美味しいので、色々なクレソン料理を楽しんでみてくださいね。

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