お刺身やお寿司などに欠かせない調味料と言えば「わさび」ですよね。ツーンとする辛さと爽やかな風味で、魚が苦手な方でも生魚を美味しく食べることができる調味料ですよね。今回は、西洋わさびと本わさびの違いについて解説していきます。
どちらもワサビに違いはないのですが、用途や味わいに微妙な違いがありますよね。両者の違いについて詳しく見ていきましょう。今回紹介していくテーマは、
- 西洋わさびについて
- 西洋わさびと本わさびの違いは?
- 西洋わさびの使い方
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
スポンサードリンク
目次
|
|
西洋わさびについて
西洋わさびとはどのような特徴を持ったワサビなのでしょうか?西洋わさびの味や分類など、西洋わさびの特徴について詳しく見ていきましょう。
西洋わさびとは?
日本の食卓で多く使用されるワサビと言えば「チューブの商品」ですよね。実は西洋わさびは「西洋わさび」という名称で販売されていることは少なく、多くは「ホースラディッシュ」という名称で販売されています。
大手食品メーカーのS&Bやハウスなどもホースラディッシュで販売しています。西洋わさびは辛味がとても強く、本わさびの1.5倍ほども辛味が強いと言われています。そのため加工わさびの原料として使用されることも多いのだとか。
山わさびとも言われている
西洋わさびは山で自生していたことから「山わさび」と呼ばれることもあります。昔の北海道の山々で自生が確認できたことから、「蝦夷(昔の北海道の地名)わさび」と呼ばれることもあります。
スポンサードリンク
西洋わさびと本わさびの違いは?
西洋わさびと本わらびはそれぞれどのような違いがあるのでしょうか?分類や成分、味などの違いに注目して紹介していきます。
分類上の違い
1つ目の違いは「分類の違い」です。西洋わさびも本わさびもアブラナ科の植物という点では共通しているのですが、西洋わさびは「セイヨウワサビ属」、本わさびは「ワサビ属」とされています。
西洋わさびの原産地はほとんどがヨーロッパで、本わさびは長野県や静岡県がとても有名で、ほとんどが日本やその他アジア圏で栽培されているとも言われています。
成分が違う
2つ目の違いは「成分」の違いです。カロリーは本わさびが約90kcalに対し、西洋わさびは約70kcalです。たんぱく質は本わさび5.6gに対し、西洋わさびは3.1gと約2倍近くの差があります。糖質も本わさびの方が1.5倍程度多いです。
そのため、本わさびの方が濃厚な味わいで、辛味の中にも甘味のようなものを感じるという方も多いでしょう。それと比較して西洋わさびは、さっぱりとした味わいで爽やかな辛味を感じることができます。
味や見た目が違う
3つ目の違いは「味の違い」です。先ほども少し紹介しましたが、成分が部分的に大きく違うため味わいや見た目などにも違いが見られます。西洋わさびは「辛味・爽やかさ」が特徴的で、本わらびは「風味・甘味」が特徴的です。
そのため、西洋わさびはステーキやローストビーフなどのお肉料理に使用されることが多く、本わさびは刺身やお蕎麦などに使用されることが多いです。
流通の仕方が違う
4つ目は「流通面の違い」です。西洋わさびの原産地はほとんどが東ヨーロッパで、本わさびは長野県や静岡県などを含むアジア圏で栽培されることがほとんどです。
ちなみにですが、家庭で食べるチューブのわさびや、お刺身についてくる子袋のワサビは、原料のほとんどが西洋わさびで作られています。本わさびは作るまでに手間暇がかかるため価格が高く、大衆向けのワサビとは言えませんでした。
西洋わさびが輸入されるようになり、多くのご家庭で気軽にワサビを使えるようになったんですね。
スポンサードリンク
西洋わさびの使い方
西洋わさびやホースラディッシュは、一般的なご家庭ではあまり使用しなかったり、縁がない場合が多いですよね。やはり日本人は緑のワサビを使用するご家庭が多いでしょう。西洋わさびはどのような用途で使用すると良いのでしょうか。
ローストビーフに
1つ目に紹介するおススメの使用方法は「ローストビーフに添えて食べる」方法です。ローストビーフはそのまま食べてももちろん美味しいのですが、アクセントとしてホースラディッシュの辛味をプラスすると味が締まります。
そのまま添えて食べることはもちろんの事、ローストビーフのソースに溶かして使用しても良いでしょう。
醤油漬けに
2つ目に紹介する方法は「醤油と合わせて食べる方法」です。西洋わさびは油や醤油との相性がとても良く、チューブなどの西洋わさびを醤油に溶かしてご飯にかけて食べるだけでも絶品なのだとか。
卵かけご飯などに、醤油と西洋わさびを溶かした調味液をかけて食べる方法もおススメです。
サンドイッチに
3つ目に紹介する方法は「サンドイッチのソース」です。西洋わさびは油との相性がとても良いため、ツナ缶やマヨネーズと合わせて食べると絶品です。サンドイッチのパンに塗って食べると良いでしょう。
まとめ
今回は、西洋わさびと本わさびについて、それぞれの特徴や違いに土江紹介していきました。
この記事をまとめると
- 西洋わさびは「ホースラディッシュ」と呼ばれ、日本では「山わさび」や「蝦夷わさび」と呼ばれることもある。
- 本わさびは日本などのアジア圏で多く栽培されており、手間暇がかかるため価格が非常に高い。
- 市販の練りわさびのほとんどが西洋わさびで作られている。
いかがでしたか?廉価な練りわさびも良いですが、お正月や誕生日など、特別なハレの日には是非本わさびも味わってもらいたいですね♪少し価格は高いですが、いつもの料理の質をワンランク高めてくれますよ♪最後までご覧いただき、ありがとうございました。
スポンサードリンク