沸かしたお茶の賞味期限、常温保存だと?やかんのまま?夏は?すぐ冷蔵庫へ?

夏場の暑い季節など、やかんで麦茶を沸かして家族で飲んだりしますよね。このようにやかんで沸かしたお茶には賞味期限はあるのでしょうか?今回は、

  • 沸かしたお茶の賞味期限は?
  • 沸かしたお茶が腐る原因は?
  • 沸かしたお茶の正しい保存方法

についてご紹介させていただきます。「家でよく沸かしてお茶を作る!」という方は、ぜひこちらの記事を読んで参考にしてみてください。

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家で沸かしたお茶の賞味期限

お茶は市販で売られている未開封状態のペットボトルのものであれば、きちんと殺菌された環境で製造・出荷されているため高温多湿などを避ければ常温保存も可能です。しかし、一度でもペットボトルに口をつけて飲んでしまった場合には常温で保存することはできませんし、口をつけて飲んでいなくても開封済みのものに関しては常温での保存はできません。また、自分で煮出して作ったお茶に関しては常温保存することはできません。以上を踏まえた上で、沸かしたお茶の賞味期限を考えてみましょう。

沸かしたお茶の賞味期限

ご自宅で沸かしたお茶の賞味期限はそのお茶の種類や作り方・保存する環境などによって異なります。きちんと冷蔵庫で保存した場合ですと2〜3日程度であれば飲むことは可能であると言われています。お茶によって成分が違うので腐りやすい・腐りにくい種類というものがあります。たとえば殺菌作用があるカテキンが多く含まれている緑茶やウーロン茶などは腐りにくいと言われていますし、麦茶やコーン茶などの穀物系のお茶は菌の栄養分になるデンプン質などを含んでいるため菌が繁殖しやすく腐りやすいと言われています。

冬でも痛む?

お茶はジュースや牛乳なとに比べると腐りにくい飲み物です。しかし、空気中に存在する菌や微生物などがお茶の中に混入した場合には傷んでしまいますし、自分で沸かして作ったお茶の場合を冷蔵庫に入れるまでの「冷ます時間」が菌にとって都合のいい温度帯となりますので、菌が増殖して傷んでしまうこともあります。そのためたとえ冬場であっても暖房がきいた部屋やコタツの上に常温で放置してしまうと早い段階で傷んだり腐ってしまう危険性があります。

やかんのまま保存しても大丈夫?

やかんのまま保存するのではなく、なるべく別の容器に移し替えてから保存するようにしましょう。

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お茶が腐るとどうなる?

それでは一体お茶は腐るとどうなってしまうのでしょうか?以下に記載させていただきます。

沸かしたお茶が腐る原因

自分で沸かして作ったお茶の場合、冷蔵庫に入れるまでに冷ます時間がありますよね。実はその時間が菌にとって都合のいい温度帯となってしまうため、菌が増殖して傷んでしまうことがあります。

見た目

白いフワフワした物がお茶の中に見られたり、お茶が濁ったように感じたらそのお茶は飲まずに捨てましょう。最初は何もない透明度があるお茶の中に浮遊した物を見つけた場合には、それはカビなどの可能性があります。また、お茶の中のタンパク質などが腐るととろみが出ることがあります。そのため容器の底や縁にぬめりを感じた場合にも腐ってしまったサインになりますので、飲まずに捨てましょう。

臭い

一番分かりやすいのが臭いです。酸っぱい臭い、変な臭いがした場合は飲むのをやめましょう。

異味

いつもと違う味を感じたらすぐに飲むことをやめましょう。

確認方法

見た目や臭いなどで確認しましょう。

ペットボトルは特に注意!

ペットボトルは口をつけて飲んだ後や開封済みのものは傷みやすいので特に注意しましょう。

腐ったお茶を飲んでしまった場合

もしも腐ったお茶を飲んでしまった場合には、口の中や喉の部分に腐った菌などが残らないようにすぐにたくさん口をゆすぎましょう。この時にマウスウォッシュやうがい薬などを使うとより効果的です。まだ小さなお子様でうがいができないという場合には、お湯で濡らしたガーゼのハンカチなどで口の中を優しくふきとってあげたり、お水を飲ませたりして対処しましょう。また、大人の場合でも、腐ったお茶の排出を促すために意識的に水を多く飲むと良いでしょう。激しい嘔吐や下痢・意識や反応が薄い・ぐったりしている・顔色が悪い・元気がないなどの症状や、この他にも普段と違う症状や心配と感じる状態がある時は病院へ行きましょう。

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沸かしたお茶の正しい保存方法

はてなどうなる

沸かしたお茶の正しい保存方法を以下にご紹介させていただきます。

粗熱をとる

お茶の粗熱をしっかり取ってから容器に移して冷蔵庫で保存しましょう。

冷蔵保存がベスト

冷たいお茶が苦手で常温保存する方もいますが、菌を増やさないためには冷蔵庫で保存しましょう。冷たいお茶を飲むことに抵抗があるという場合には、飲む前に電子レンジで少し温めて飲んだり、濃いめに煮出しておいて飲む直前にお湯で割って飲むと良いでしょう。

冷たいお茶を飲みたくない場合

冷たいお茶を飲みたくないという場合には、冷蔵庫で保存したお茶をコップについで電子レンジで温めてから飲むと良いでしょう。

冷凍できる?

お茶は冷凍保存ではなく冷蔵保存して早めに飲み切ることがおすすめです。

容器を洗浄する

自分で作る麦茶などの場合には、飲みきった後の容器は洗剤で洗ってしっかりと乾燥させておきましょう。そのため間口が広く部品が分解して洗える容器を選ぶと清潔を保ちやすいです。また、数回に1回は使用前に熱湯消毒をするとより効果的です。熱湯消毒ができない容器の場合にさ、週に1回ほど酸素系漂白剤で漂白すると安心ですよ。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 自宅で沸かしたお茶の賞味期限はそのお茶の種類や作り方・保存する環境などによって異なる。きちんと冷蔵庫で保存した場合ですと2〜3日程度であれば飲むことは可能であると言われている。
  • 自分で沸かして作ったお茶の場合、冷蔵庫に入れるまでに冷ます時間がある。実はその時間が菌にとって都合のいい温度帯となってしまうため、菌が増殖して傷んでしまうことがある。
  • 冷たいお茶が苦手で常温保存する人もいるが、菌を増やさないためには冷蔵庫で保存すること。冷たいお茶を飲むことに抵抗があるという場合には、飲む前に電子レンジで少し温めて飲んだり、濃いめに煮出しておいて飲む直前にお湯で割って飲むと良い。