白ぶどうの種類|栄養は?白ワイン用ぶどうの品種は?特徴は?日本の品種は?

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爽やかな黄緑色の見た目で、あっさりした味わいの「白ぶどう」。みなさんは、どんな品種・種類があるかをご存じですか?今回は、白ぶどうの魅力についてまとめてみました。

  • 白ぶどうの特徴
  • 白ぶどうのメリット
  • 白ぶどうの種類
  • 白ワインに使われる主な品種
  • 白ぶどうの美味しい食べ方
というテーマでお送りします。

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白ぶどうの特徴

白ぶどうとは?

白ぶどうとは薄緑色のぶどうを総称する名称です。特定のブドウ品種ではありません。ぶどうは世界中で一万種類以上あると言われ、赤・黒・白の果皮の色で大きく3つに分類されます。適度な酸味があり、すっきりとした味わいが特徴です。旬の時期は、9月~10月が多いとされています。

黒ぶどうとの違い

黒ぶどうは、白ぶどうに比べて、栄養成分であるアントシアニンの含有量が多いことが挙げられます。アントシアニンとはポリフェノールの一種で、黒ぶどうや赤ぶどうの皮に多く含まれている色素です。目の機能維持、抗酸化作用、動脈硬化予防、老化予防、免疫機能などに効果があると期待されています。

マスカットとの違い

マスカットは、果皮が黄緑色なので「白ぶどう」の分類になります。さらに、ぶどうは香りの違いで分類する方法もあります。香りは、「マスカット香」「フォクシー香」「香りなし」の三種類に分類されます。この「マスカット香」があるブドウは、「マスカット」のグループに分類されます。「シャインマスカット」や「マスカット・オブ・アレキサンドリア」などは、通常「マスカット」と呼ばれています。

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白ぶどうのメリット

栄養

カロリー・栄養成分 

カロリー

100gあたり59kcal。例えば、マスカット10粒(63g)の場合、可食部が54gだとするとカロリーは32kcalほどです。1粒(5g)あたり3kcalと覚えておきましょう。参考:日本食品標準成分表(2020年版)

栄養成分

特質すべき栄養成分としては、「ブドウ糖」と「カリウム」が挙げられます。

栄養価の比較

赤いぶどうと白いぶどうで、含まれている栄養素にあまり差はありませんが、白ぶどうは赤ぶどうに比べてアントシアニンというポリフェノール類が少ないのが特徴です。アントシアニンは、網膜にある「ロドプシン」という成分の再合成を助ける作用があります。目の機能の健康という点では、白ぶどうよりも、赤・黒ぶどうがおすすめだということです。

健康効果

むくみ対策むくみの原因は、余分な塩分(ナトリウム)が体内に溜まること。ぶどうには、ミネラル成分であるカリウムが豊富に含まれているので、余分な塩分の排出を促したり、細胞の浸透圧をナトリウムとともに維持・調節したりする働きがあります。

エネルギー源:ブドウ糖は、人間が活動するときの即戦力として使われます。また、脳は唯一のエネルギー源としてブドウ糖を使用しています。

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白ぶどうの種類

シャインマスカット

「安芸津(あきつ)21号」と「白南(はくなん)」をかけ合わせた品種。大粒で甘みが強く、果皮ごと食べられるのが特徴です。

マスカット・オブ・アレキサンドリア

「ぶどうの女王様」と呼ばれる品種。色は濃いエメラルドグリーンで、酸味のある上品な味わいと爽やかな香りが特徴です。

ナイアガラ

ニューヨーク州ナイアガラで誕生した品種。大粒で特有の芳香があり、甘く、果汁が豊富なのが特徴です。

ピッテロ・ビアンコ

イタリアまたは北アフリカが原産の品種。細長い形状が特徴で、こりっとした食感が特徴です。

翠峰(すいほう)

黒ぶどう「ピオーネ」と白ぶどう「センテニアル」の交配種。大粒でやや細長く、酸味のバランスがよく味が濃いのが特徴です。

白峰(はくほう)

巨峰系の中では珍しい白ぶどう。果肉がやわらかく、渋みのないさっぱりとした味わいが特徴です。

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白ワインに使われる主な品種

白ワインの3大品種とは?

白ワインの3大品種として、「シャルドネ」「リースニング」「ソーヴィニヨン・ブラン」が有名です。

シャルドネ

環境への順応性が高く、病気に強い品種で、ほぼすべてのワイン生産国で栽培されています。最も有名な白ワイン用の品種であり、芳醇でコクのある味わいが楽しめます。

リースリング

耐寒性に優れたブドウで冷涼地に多く見られる白ブドウの品種です。ドイツの白ワイン用代表品種で、しっかりとした酸味と上品な香りが楽しめます。

ソーヴィニヨン・ブラン

和食との相性も良く、後味の心地よい苦みが特徴です。主要栽培国は、フランス、ニュージーランド、チリ、南アフリカ、モルドバなど。爽やかな酸味とほろ苦さがあり、上品な風味が特徴です。

他の品種

酸味が少なく、辛口ワインの原料とされる「セミヨン」や、甘い香りと爽やかな甘さで甘口ワインの原料とされる「ミュスカ」なども有名です。

日本の品種は?

日本国内では、生食用として60種類以上栽培されています。農林水産省の報告によると、2020年のぶどうの収穫量は16万3400トンでした。収穫量の多い県は山梨県(21%)、長野県(20%)、山形県及び岡山県(9%)となっており、この4県で全国の約6割を占めています。最も大きい面積で作られているのは巨峰で、最も古くから栽培されているのが甲州です。

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白ぶどうの美味しい食べ方

美味しいぶどうの選び方

美味しいぶどうの選び方のコツとして、「ハリ」と「軸の色」をチェックしてみましょう。果皮がきれいな黄緑色をして、軸が太く、青みがあるものがGOOD!できれば、粒の大きさが均等なものを選びましょう。「ブルーム」と呼ばれる白い粉が付いているものは、鮮度が高く甘みが強い証拠です。

食べる2~3時間前に野菜室へ

自宅で美味しく味わうために、食べる2~3時間前に野菜室で冷やしましょう。食べる直前にやさしく水洗いして、房の下⇒上の順で食べると徐々に甘みが増すように感じます。白ブドウは、皮ごと食べられますので、栄養を余すところなくいただきましょう。

保存方法

購入後はなるべく早く食べきるようにしましょう。もし、すぐに食べきれない場合は、冷蔵庫(野菜室)で保存しましょう。房からハサミを使って粒を切り落とし、ジップロックなどの保存袋に入れて保管します。保存袋の中にキッチンペーパーを敷き、ぶどうの上からラップをかけておくと鮮度が長持ちします。冷蔵保存した場合でも、1週間以内に食べきりましょう。

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まとめ

今回は、白ぶどうについてまとめてみましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 白ぶどうは、薄緑色のぶどうを総称する名称
  • シャインマスカット、翠峰、白峰などが白ぶどうに分類される
  • 白ワインの3大品種は、「シャルドネ」「リースニング」「ソーヴィニヨン・ブラン」
  • 新鮮な白ぶどうは、黄緑色のきれいなハリ、青みのある軸、ブルーム(白い粉)が付いているもの

白ブドウといっても様々な品種や種類のぶどうがあります。ぜひ、食べ比べてみてくださいね。

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