梅昆布茶は、未開封・開封後・冷凍それぞれどのくらい日持ちするか知っていますか?お茶は空気に触れることで酸化し、味や風味が落ちていくのが特徴です。今回は、
- 梅昆布茶の賞味期限
- 栄養と効果効能
- 腐るとどうなる?保存方法
- 飲み過ぎは塩分の摂りすぎに?
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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梅昆布茶とは?
“梅昆布茶”とは、粉末状にした昆布をベースとし、乾燥させた梅や紫蘇・塩・砂糖・でん粉などを加えたお茶の種類です。梅のほのかな酸味と昆布の旨味がが味の特徴で、塩気もあるので後引く美味しさとなっています。粉末状の昆布茶の歴史は長く、1918年に玉露園の創業者が作ったとされています。
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梅昆布茶の栄養と効能
栄養
梅昆布茶の原料は昆布なので、体の組織を構成するミネラルが豊富に含まれています。昆布の魅力である旨味成分はグルタミン酸というアミノ酸の一種です。
- グルタミン酸:グルタミン酸は体内で脳内物質のGABAの生成に関わっており、緊張をほぐす効果があります。体内では有害なアンモニアの分解する力を持ち、血圧を下げる効果があると言われています。肌を構成するケラチンの材料でも知られており美肌効果も持っています。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- ナトリウム:ナトリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分保持に欠かせないミネラルです。人間の体内の水分を留める働きを持ち、普段は細胞外液に多く存在しています。ナトリウムとカリウムはセットで働き体内の水分調節とともに、老廃物の排出や栄養の取り込み、血圧に関わるミネラルです。
- アルギニン:アルギニンは、代謝、ホルモン分泌、組織の修復や成長に関わるアミノ酸です。代謝面では、老廃物のアンモニアの除去に関わっています。ホルモン分泌では成長ホルモンの分泌を促進させるため、筋肉を増やし、骨を太くする効果があります。血流も改善するため体を若くするアンチエイジング効果が高いアミノ酸です。
効果・効能
梅昆布茶に含まれるミネラル類やアミノ酸によって得られる効果はこちらです。生活習慣病に効果があるので必見です!
- 動脈硬化予防
- 脳卒中・心臓病予防
- 美肌効果
- 高血圧予防・改善
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梅昆布茶の賞味期限はどのくらい?
梅昆布茶の日持ち日数の目安は、未開封・開封後・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 未開封…約半年
- 開封後…約2週間
- 冷凍保存…約3ヶ月
梅昆布茶は未開封であれば半年ほど日持ちします。腐ることは少なく、空気に触れることで酸化して傷んでいきます。開封後は酸化して味や風味が変わってくるので、2週間が美味しい期限の目安です。冷凍すれば3ヶ月ほど日持ちします。
梅昆布茶は腐るとどうなる?
梅昆布茶は「腐る」ということがありません。一般的な食材はカビが生えたり変色したりと、腐ると様々な変化が現れますが、梅昆布茶の場合「酸化」することで味が落ちたり風味が悪くなったりして「傷んだ状態」に変わります。
- 風味が落ちて変な味がする
- 酸っぱい味がする
- カビが生える
- 湿気る
- ダニがわく
梅昆布茶には「腐る」ということがありませんが、開封してから日数が経つと 風味が落ちて美味しさが減っていきます 。具体的には空気に触れることで「酸化」するため、 酸味の強い味に変化 していきます。
また、梅昆布茶は香りがとても強いですが、傷んでくると徐々に 香りが落ちていきます 。未開封の場合は香りが飛ぶことはありませんが、一度開封すると味と共に香りも落ちていくので早く消費するようにしましょう。
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まだ飲める梅昆布茶の見分け方
梅昆布茶が傷んでいるのかどうなのか、わかりにくい紅茶を見分けるポイントを見てみましょう。
❶ 黒っぽく変色している
❷茶葉同士が固まっている
梅昆布茶を開封して保存していたら、黒く変色したり粉が固まっていたりすることがあります。これは「水分」によるもので、空気中の水分を紅茶が吸ったことが原因です。
腐っているわけではないので飲むことができますが、未開封時より風味や味は落ちてしまっている状態です。乾燥剤を容器の中に入れて早めに消費するようにしましょう。
梅昆布茶が傷む原因
梅昆布茶が傷みやすくなる原因を2つ見てみましょう。
❶ 密閉せずに保存している
❷ 開封してから1ヶ月以上経っている
お茶は湿度と空気に弱いです。空気に触れることで酸化が進んで味が落ちたり、空気中の水分を吸うことによって風味も落ちていきます。そのため保存の際には「絶対的に密閉状態が必須」なのです!できるだけ空気に触れない方法で保存しましょう。
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梅昆布茶の保存方法
梅昆布茶の未開封・開封後・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
未開封の梅昆布茶
未開封の梅昆布茶は真空パックになっているので、1〜2年と長い期間日持ちします。保存は基本的に常温で問題ありませんので、室内の冷暗所で保存しましょう。
開封済みの梅昆布茶
開封済みの梅昆布茶は、どんどん味が落ちていくので1ヶ月ほどで使い切るようにしましょう。1ヶ月を過ぎても飲めることは飲めるのですが、空気に触れること「酸化する」のでどうしても風味は落ちていきます。
保存のポイント
- 密閉容器に入れ替えて、できるだけ空気に触れないようにすることで風味をキープ!
冷凍保存の場合は?
長期間保存したい時には、そのまま冷凍することで約1年日持ちします。この場合もできるだけ密閉状態を保って保存するのがポイントです◎ 冷凍でも、開封済みの紅茶は1ヶ月ほどで消費するようにしましょう。
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梅昆布茶の飲み過ぎは塩分過多に注意
梅昆布茶には塩が含まれているため、飲みすぎると塩分の摂りすぎとなることがあります。塩分を摂り過ぎは、高血圧やむくみの原因となります。高血圧状態が続くと動脈硬化を引き起こし、脳梗塞や心筋梗塞といった生活習慣病になりやすくなります。
梅昆布茶を毎日飲み続けている方は、塩分控えめのものや、塩分なしのものがおすすめです。
寝る前に飲む影響は?
緑茶や紅茶にはカフェインが含まれているので寝る前は控えた方が良いですが、梅昆布茶にはカフェインが含まれていないため、寝る前に飲んでも眠れなくなることはありません◎
まとめ
この記事をまとめると
- 梅昆布茶の日持ち日数は、未開封:約半年 / 冷蔵:約2週間 / 冷凍:約3ヶ月
- 梅昆布茶は腐りにくいが、酸化することで劣化する!
- 飲み過ぎは塩分過多となるので、塩分控えめや無しのものがおすすめ
梅昆布茶を美味しく保存するポイントは、できるだけ空気に触れさせないことです。密閉できる容器などに移して、美味しく保存しましょう♩
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