最近では日本でもパン食文化が広まってきましたよね。毎日朝~夕食の間でパンを食べるという習慣があるというひとも少なくないのではないでしょうか?
トースターで焼くだけでとっても簡単に食べることができますし、さまざまな食材と組み合わせることのできるパンは、忙しい主婦や独り暮らしの方の味方ですよね。そんな便利なパンですが、実は結構添加物や体に悪い影響を与えるとされている成分を多く含んでいるということを知っていますか?
今回の記事では食パンはどんなふうに作られているのか、販売されている食パンに含まれている添加物や成分、添加物が少ないおすすめの食パンについて解説していきたいと思います。
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目次
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食パンってどんな材料がつかわれているの?
まずは食パンとはどんな食材なのか一緒におさらいしていきましょう。
パンの基本的な材料は小麦粉、酵母、塩、水です。これらを配合して様々な種類のパンを作っています。食パンであれば強力粉100%で酵母2%、塩2%、水68~72%で作り、そのほかに砂糖や油脂、乳、卵などを加えてフワフワでほのかな甘みをもつパンに仕上げます。
このように配合によって食感や出来上がりをコントロールするのですが、それに加えて、より食感をキープさせたり、パンの劣化を防ぐために「食品添加物」が加えられます。
食品添加物ってそもそもなに?
食品添加物は、厚生労働省のが決めた定義では「保存料、甘味料、着色料、香料などの食品の製造過程または、加工・保存の目的で使用されるもの」とされています。
さらに食品添加物の安全性は食品安全委員会による評価を受けて、「人の健康を損なう恐れのない場合に限って、成分の規格や使用の基準が決められている」とのことです。
この説明を読むと「体に大きな影響を与えることは少ない」ように感じますよね。それでも私たちは食品添加物というと体に悪いイメージを持ってしまいますが、それにはどのような理由があるのでしょうか。
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食パンに含まれる事の多い食品添加物
次はスーパーなどで購入する食パンに含まれる食品添加物はどのようなものが多いのか、1つずつ解説していきます。
イーストフード
イーストフードとは、「イースト菌の働きを良くしてパンの発酵を早める」食品添加物です。基本的にイーストフードとして使用されるのは、「塩化アンモニウム」という化学肥料に使われるものです。
この塩化アンモニウムは少量の摂取では人体に影響を与えませんが、大量に摂取してしまうと嘔吐や昏睡状態を引き起こす危険性があるとされているものです。
乳化剤
乳化剤は「水と油を混ざるようにする」食品添加物です。一般的に水に脂が混ざることはありませんが、乳化剤を使用することで、水と油が結合するようになります。乳化剤は天然由来のものと化学合成されたものがありますが、どちらが使われているかを食品表示で表す決まりがないため判別することはできません。
マーガリン
マーガリンは植物性の油脂です。皆さんもご存知の通り、それ単品で販売されているほど知名度の高い食材ですが、実は「海外では体に害を与える危険性が高いとして販売が停止されているもの」なのです。
その理由として挙げられるのはマーガリンに含まれる「トランス脂肪酸」で、このトランス脂肪酸は、摂取し続けると心臓疾患のリスクを増加させることが分かっています。
WHO(世界保健機構)は2023年までには、世界からマーガリンをなくす計画をしています。
ポストハーベスト
ポストハーベストは食品添加物ではなく、「輸入小麦によく使用される農薬」のことです。ポストハーベストは国外で生産される小麦に大量に使用されており、その危険性は様々な場所で提唱されています。
日本では使用を制限されていますが、輸入物のパンには制限がないので大量に使用されているケースがあります。
食品添加物=体に悪い、というわけではない
ここまでは食パンに含まれている食品添加物について紹介してきましたが、全てが悪いものではありません。ですが食品添加物にはあまり良い噂がないので、なるべくは「無添加」のものを食べた方が安心できそうですね。
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おすすめな無添加食パン
では最後に食品添加物を使用していない「無添加」な食パンで、おすすめなものを紹介していきます!
超熟国産小麦
敷島製パン株式会社(パスコ)から販売されている、「超熟国産小麦」の食パンはイーストフードと乳化剤不使用の無添加食パンです。食品添加物を使用してないとは思えない、柔らかい口当たりが特徴的でスーパーであればどこでも見つけることができるところがメリットですね!
添加物を使用している他の食パンに比べて若干高めですが、その分安心感は高めですね。
セブンイレブン「金の食パン」
セブンイレブンから販売されている金の食パンも国産小麦を使用した無添加な食パンです。こちらも食品添加物を使用していない割に、フワフワな食感でとても美味しく食べることができます。
厚切りの食パンが2枚入っているので、食べ応えも良いのですが若干値段が高めなので注意しましょう。全国のセブンイレブンやイトーヨーカドーなどのセブンアンドアイ系列のお店で手に入れることができます。
パルシステム「こだわり酵母食パン」
パルシステムのこだわり酵母食パンは、天然酵母を使用していることと食瓶添加物を使用していないことがウリの食パンです。他の無添加食パンに比べて比較的安価で手に入るのが良いポイントですが、パルシステム宅配サービスの申し込みでしか手に入らないので注意しましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 食パンは基本材料に食品添加物を使用している物が多い
- 食品添加物は厚生労働省によって、人体に影響がない量の使用は認められている
- 食品添加物が入ったものを口にしたからと言ってすぐに影響がでるわけではない
- 最近では無添加の食パンが販売されているので、気になる方はそちらを選ぼう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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