自主規制が長く続き、食品の値上がりなどもあってご自宅で料理を作る機会が増えてる方も多いと思います。お店ではなく家で揚げ物やとんかつにチャレンジしようと思っている方のために今回は、
- とんかつが生焼けだった時の対処法
- とんかつの生焼けを事前に防ぐには?
- とんかつの生焼けで起こる食中毒の症状
こちらをテーマに解説していきます。
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目次
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とんかつが生焼けだった時の対処法
電子レンジで加熱しよう
- お皿にトンカツを載せる
- ラップで少しだけ隙間を作る
- 電子レンジに入れて20秒間加熱する
- 火が通ったか確認する
- まだ赤ければもう10~20秒間加熱する
加熱しすぎると肉が硬くなってしまうのでお気をつけください。加熱時間が長くなるほど水分が蒸発して固くなるため、短めの時間で確認しながら加熱してきましょう。蒸発した水分でとんかつの衣が水分を含まないために、ラップはピチッと密閉せずに隙間を作りましょう。
トースターでさらに加熱
電子レンジで加熱すると水蒸気がこもって衣が柔らかくなってしまいます。その水分を飛ばしてカラッとした食感になるべくしたいなら、電子レンジからオーブントースターで加熱というやり方もあります。
まだ、揚げたてでとんかつの熱が残っていたら、火力を弱くしたオーブントースターでゆっくりと加熱すれば余熱で火がはいいていきます。オーブン内の温度は100℃以上を保つようにしてください。パン粉が焦げてしまわないか心配な方はアルミホイルをかぶせると表面の焦げを防げます。
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とんかつの生焼けを事前に防ぐには?
肉の中心温度を上げる
お店の揚げ物ではなかなか見られませんが、冷蔵庫から出したばかりのお肉の中心温度が低く、肉の外側や衣だけに火が通ってしまって生焼けになる可能性があります。冷凍していた肉も同じですが、生焼けが怖い方は早めに冷蔵庫から取り出して肉の温度を室温に近づけておく方法もあります。
油の温度を下げないように
もう一つの理由は油の量です。業務用のフライヤーと比べて、ご家庭でとんかつを上げようとしても油を贅沢に使えず、少量の油に食材を入れた瞬間に一気に温度が下がります。これを、防ぐために脂の温度を少し高めにするか、油の量を多くする必要があります。
また、衣が油を吸ってべちゃくちゃになる原因も油の量に関係してきます。油以外で工夫をしたい方は、コーンスターチを少量加えると食感がよくなり、サクサク感を維持することができます。
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とんかつの生焼けで起こる食中毒の症状
下痢・嘔吐
生の豚肉を食べると、サルモネラやカンピロバクターなどの細菌に感染し、食中毒を起こすことが知られています。牛とは違って豚は雑食なので、しっかりと火入れをしないと食中毒の危険性があります。
本来の肉のおいしさを楽しむなら中心温度を65℃くらいにしておきたいですが、心配な方は中心温度を75℃以上で1分加熱して菌を死滅させましょう。
症状が起きたらすぐ病院へ行こう
食中毒の危険性は、細菌によって食中毒を起こす危険性、E型肝炎ウイルスに感染する危険性、寄生虫に感染する危険性などがあげられます。色々な食材と合わせて食べると、どの食中毒かによって対処法が変わってきますので病院に行った際は、かかりつけの医師に何を食べたか報告できるようにすると治療がスムーズに進みます。
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とんかつのおすすめ味変アレンジ
ネギ塩ダレかけ
- 白ねぎ 2/3本〜1本
- にんにくチューブ 2〜3cm
- 水 50cc
- 酒 大2
- 中華味の素 適量
- 塩 小1〜1.5
- レモン汁 少量
- ゴマ油 適量
ネギ塩ダレはレモンも含んでいるので揚げ物との相性は抜群ですね!豚バラと合わせたネギ塩丼なども人気なので、とんかつともさっぱりと合わせてみてください。
チーズを挟む
豚肉に切り込みを入れてスライスチーズを挟みます。焼いたときにチーズがはみ出さないようにお気を付けください。他にも、大葉で巻いたとんかつなどもおすすめです!
豚肉の香草パン粉焼き
とんかつではありませんが、一番最初にご家庭ではたくさんの油を使うのが難しいので少ない油でも調理できる料理をご紹介いたします。市販のパン粉に、オレガノ、パセリ、タイム、黒コショウなどお好みのハーブをパン粉に混ぜて豚肉の片面にまぶしてカリカリに焼くだけです。
とんかつとは違いますが、揚げた衣の香ばしさと簡単に調理できることが魅力ですよね。パン粉は広いタッパーに入れて冷凍庫で保存しておけば使いまわしできます。もし、卵などでダマができてしまった場合は、一度洗い網でふるいにかければ塊を取り除くことができます。
まとめ
この記事をまとめると
- とんかつが生焼けだった場合は電子レンジでゆっくりと火を通すのがおすすめ
- 生焼けの原因は、肉の中心温度や油の急激な温度低下を抑える
- 豚肉は食中毒の危険性があるので、心配な方は中心温度を75℃で1分以上加熱しましょう
いかがでしたでしょうか?揚げ物はご自宅では大変かと思いますが、てんぷらなども新しい油で温度が下がらないようにたっぷりの量を使った方が衣がうまく仕上がりますので、そういった際にとんかつなどもチャレンジしてみてください。油に残ったパン粉などを丁寧にすくいあげると油が長持ちしますよ。
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