「トマトジュース」は美容効果や健康効果があるとして注目されている野菜ジュースですが、飲み過ぎって体に悪いのでしょうか?糖尿病や下痢になる、なんて噂もあるようですが、実際のところはどうなのでしょうか?そこで今回は、トマトジュースにまつわる疑問特集にお答えします。
- トマトジュースの栄養と効能は?
- トマトジュースの飲み過ぎは体に悪い?
- 飲むなら無塩?加塩?
- 飲むなら朝?夜?
- 1日に飲むのは何杯まで?
これらの疑問について紹介いたします。
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目次
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トマトジュースの栄養は?
まずは「トマトジュースの栄養」について見ていきましょう。市販されているトマトジュースは、トマト100%のものがほとんどです。
そんなトマトジュースには、トマトの成分として有名なリコピンや、ビタミンC・カリウム・食物繊維が含まれています。
- リコピン:リコピンは、トマトやスイカに含まれている赤色の色素です。強力な抗酸化力で美肌効果があるだけではなくて、主に悪玉コレステロールの数値を下げる作用があります。また、アンチエイジング効果やがん予防も期待されているビタミンです。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
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トマトジュースの効果効能は?
続いて「トマトジュースの効果効能」です。上記の含まれる栄養素でもいくつかご紹介していますが、その中でも生活習慣病の予防に繋がる健康効果を2つ見てみましょう。
コレステロール値を下げる
トマトジュースに含まれるリコピンには、 体内の善玉コレステロール(HDL)を増やし、悪玉コレステロール(LDL)を抑制する働き があります。
悪玉コレステロールが増えると血管の中に血栓ができ、血流を詰まらせて脳卒中や心筋梗塞など大きな病気の原因となります。
トマトジュースに含まれるリピンがコレステロール値を下げる
血圧を下げる
トマトジュースに含まれるカリウムには、利尿作用がありむくみ改善や老廃物のデトックスといった効果もありますが、 血圧を下げる働き もあります。
トマトジュースに含まれるカリウムが血圧を下げる
高血圧が続くと血管が硬くなり、動脈硬化が起こります。動脈硬化は脳出血・脳梗塞・大動脈瘤・腎硬化症といった命に関わる病気の原因となるので、高血圧の方にトマトジュースはオススメです。
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トマトジュースの飲み過ぎは体に悪い?
生活習慣病予防は美容効果もあるトマトジュースですが、体に良いからといって何杯も飲みすぎると体にトラブルが起こる可能性もあります!
- 糖尿病
- 下痢
- 太る
糖尿病
トマトジュースには少なからず糖質が含まれているので、飲みすぎると糖尿病にはNGとなっています。 糖質の摂りすぎは血糖コントロールを乱す可能性がある ので、飲み過ぎは良くありません。
下痢・腹痛
トマトジュースに含まれている食物繊維は、適量であれば腸内環境を整えて便秘解消や予防効果がありますが、 摂取しすぎると下痢やお腹がゆるくなる といった症状が出る可能性があります。
太る
こちらもトマトジュースを飲み過ぎた場合の副作用ですが、 糖質によって太る こともあります。適量であれば問題ありませんが、太る原因となりますので注意しましょう。
飲むなら食塩無添加トマトジュース!
トマトジュースには加塩・無塩があり、加塩はしょっぱく、無塩はトマトの素朴な味わいをしています。どちらが健康に良いかというと、断然「無塩トマトジュース」です!
普段の食事で塩分を摂取しているので、加塩トマトジュースを飲むと塩分の過剰摂取となる可能性があります。
塩分の取り過ぎは健康効果が期待できず、美容面もむくみといったトラブルの原因となる
トマトジュースを購入する時は、健康や美容のために「無塩」を選びましょう。
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トマトジュースは夜飲む?朝飲む?
トマトジュースを飲む場合は、朝・夜どちらのタイミングが効果的なのでしょうか?効率良く栄養を摂ることのできるオススメの時間帯はコチラです。
朝トマトジュースを飲むと1日の血糖値が上がりにくい!
トマトジュースを朝飲むと、リコピンを効率良く吸収でき、血糖値が下がりやすいことがわかっています。時間のない朝に1杯のトマトジュースを飲むのはオススメですよ。1日の始まりをトマトジュースで始めてみましょう。
1日の適量トマトジュースはどのくらい?
トマトジュースを飲むなら無塩、そして朝がオススメということがわかりました。最後は、「1日の適量トマトジュース」です。
1日1杯が目安
トマトジュースは飲みすぎるとお腹が緩くなったり、太ってしまう可能性もなくはないので、1日1杯を目安として飲むようにしましょう。
健康のために飲みたいけれど、毎日飲むのは飽きてしまう…!という方は、トマトジュースを使ったアレンジドリンクもオススメなので試してみてください。
- トマトジュース×甘酒=甘くてまろやか!
- トマトジュース×牛乳=マイルドで優しい!
- トマトジュース×お酢=クエン酸で血液サラサラ!
- トマトジュース×レモン=ビタミンCたっぷり!
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まとめ
「トマトジュースの栄養・効果と飲み過ぎ」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- トマトジュースは飲みすぎると下痢・腹痛・太る原因となる可能性も
- 1日の適量は1杯が目安
- トマトジュースを飲むなら朝がオススメ
トマトジュースは生活習慣病や美容にも効果的なので、是非朝ごはんに1杯追加してみましょう。コレステロール値を下げたり血圧を下げたりする働きがあるので、体に不安がある方もそうでない方にもオススメですよ。
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