たらこで下痢・腹痛に!気持ち悪くなる・胃もたれはアレルギー?食中毒?

たらこを食べて下痢や腹痛になることがあると知っていますか?たらこや明太子が原因でそのような症状が出るのには、どんな理由があるのでしょうか?今回は、

  • たらこで腹痛・下痢になる?
  • 体に不調が出る原因
  • 食べ過ぎるとどうなるの?
  • 食べ過ぎってどのくらい?1日の目安量は?

これらのテーマについてご紹介いたします。

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たらこで腹痛・下痢になる?

たらこは焼きたらこ・生たらことして、おにぎりやパスタなどの料理によく使われる食材です。スケトウダラという魚の卵巣に味付けし加工したものですが、たらこを食べたことで腹痛や下痢となることがあるようです。

たらこが原因で腹痛た下痢となるのは、一体なぜなのでしょうか?まずは、たらこが持つ栄養素と効能から見ていきましょう!

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たらこの栄養と効果

明太子にはビタミンA、B群、Eが豊富に含まれ、老化やエイジングケアに効果的な抗酸化作用があります。また、タンパク質が豊富に含まれ、疲労や免疫力UPに効果があるほか、肌・髪・爪を美しく保ってくれます。

  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。

おいしく健康にも良い明太子ですが、摂取しすぎると塩分のとり過ぎやプリン体のとり過ぎに繋がります。塩分のとり過ぎは生活習慣病の原因になりますし、プリン体のとり過ぎは痛風の原因になりますので注意が必要です。白いご飯に合い、おいしいからといって食べすぎないように気をつけましょう!

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たらこで腹痛・下痢になる原因

たらこを食べたことにより腹痛・下痢となる原因には、何があるのでしょうか?考えられる2つの原因はこちらです。

たらこアレルギー/明太子アレルギー

1つ目は、“たらこアレルギー”によるものです。たらこと明太子は同じスケトウダラの卵巣で、たらこによる魚卵アレルギーは近年増加傾向にあります。たらこアレルギーを持つ方は、いくらなど他の魚卵でもアレルギー反応を起こしやすいです。また、腹痛た下痢はアレルギー反応の一部で、他の症状が出ることもあります。

たらこアレルギーの症状
  • 体が痒くなる
  • 蕁麻疹
  • 吐き気・嘔吐
  • アナフィラキシー

たらこ以外のアレルギーでも同じですが、腹痛や下痢以外に上記の症状が出ることも考えられます。特に小さなお子様はアレルギーが出やすいので、与える時期には注意が必要です。

食中毒

2つ目は、“食中毒”によるものです。たらこの『腸炎ビブリオ菌』による食中毒の危険性は低いと言われています。腸炎ビブリオ菌は魚が保有する菌の一つで、食べることにより腹痛や下痢・嘔吐といった症状を引き起こします。

考えられる食中毒には、『リステリア菌』があります。リステリア菌で食中毒となる代表的な食品は、スモークサーモン・加熱処理されていないチーズ・生ハム・肉のパテなどです。ですが、中にはたらこや明太子でリステリア菌食中毒になったという例も報告されています。

 特に免疫力が下がっている妊婦さんは注意が必要 で、妊娠中は食べないほうが良い食材と言われています。

アニサキスは心配ない

海の食品で注意したい“寄生虫アニサキス”ですが、 たらこや明太子のアニサキスよる食中毒の危険性はありません。  アニサキスが寄生している可能性はゼロではありませんが、たらこは冷凍処理されているため、万が一アニサキスが含まれていたとしても死滅しているので安全と言えます◎

アニサキスの死滅条件
  • 冷凍…-20度で24時間以上の冷凍
  • 加熱…60度で1分以上の加熱

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たらこを食べ過ぎると他にどうなる?

たらこによる腹痛・下痢の原因には、食中毒やアレルギーがありました。これ以外にも、食べ過ぎた時に出る症状がいくつかあります。

気持ち悪い・胃もたれ

たらこを食べ過ぎると”気持ち悪くなる”こともあります。たらこには脂質が含まれており、食べ過ぎによって胃もたれが起きている状態です。特に生たらこを食べた時に出やすい症状で、焼きたらこの場合は胃もたれが起きにくいです。

気持ち悪くなったり、胃もたれを起こさないためには1日の摂取量を抑え、食べる量に注意することが大切です。

プリン体の過剰摂取

たらこなどの魚卵には、プリン体が多く含まれています。プリン体を摂りすぎると体に悪いと言われる理由には「尿酸」が関係しています。

尿酸は一定量までは血液中に溶けるのですが、 体内で多量になると溶けきることができません 。すると尿酸値が高くなり、高尿酸血症という病気になります。また、痛風の原因にもなるので食べ過ぎは要注意です。

たらこの食べ過ぎはどれくらい?

『たらこの食べ過ぎ』とはどれくらいを指すのでしょうか?気持ち悪くなったり胃もたれを起こしたりしないためには、1日の目安量を超えないことが重要です。

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1日の摂取目安量

たらこや明太子の1日の摂取目安量は、30g程度となっています。大きさで言うと3〜4cmほどです。

まとめ

この記事をまとめると

  • たらこを食べて腹痛・下痢になる原因は、アレルギーまたは食中毒!
  • たらこは一度冷凍しているので寄生虫アニサキスの危険性がない
  • 1日の摂取量目安は約30g!食べ過ぎは気持ち悪さ・胃もたれにも繋がる

たらこは美味しいのでつい食べたくなるものですが、食べ過ぎると気持ち悪くなったり、体質によってはアレルギーを起こすこともあるので注意しましょう。1日の目安量を守り、毎日食べずたまに食べる程度に抑えておきましょう。

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