「卵の殻には菌がついている」と聞いた事はありますか?卵の殻にはどんな菌がついているでしょうか。卵の殻を食べてしった時のデメリットも気になりますよね。そこで今回は
- 卵の殻には何がついているのか?
- 卵の殻を食べたらどうなるのか?
- 卵の殻は食べられるのか?
- 卵の殻はどうやって食べるのか?
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目次
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卵の殻には何がついている?
卵の殻にはいったい何がついているのでしょうか?詳しく紹介していきます。
卵の殻には糞の菌がついている?
鶏の飼育場から直接卵を購入される場合、卵の殻には鶏の糞が付着している場合があります。しかし卵の殻は防水ではなく、液体が浸透してしまうため「卵の殻は洗ってはいけない」と言われています。
乾いた布で拭き取るのが一般的な方法です。鶏の糞には「サルモネラ菌」と「カンピロバクター菌」が含まれています。店頭で購入する卵はしっかり洗われた状態で店頭に出されてはいますが、完全に菌が付着していないとは言い切れないのが現状です。
サルモネラ菌
サルモネラ菌は少量でも食中毒を発症する特徴があります。潜伏期間は6~72時間です。主な症状として「吐き気」「腹痛」「38度前後の発熱」「下痢」などが見られます。
過去には生卵を食べてサルモネラ菌が原因の食中毒にかかり、子供が死亡したケースもありました。乳幼児や高齢者など免疫力の低い方は、生卵を食べる際には注意が必要です。
カンピロバクター菌
カンピロバクター菌も卵の殻に付着する菌の一つです。カンピロバクター菌も少量の菌で感染します。潜伏期間は1~7日です。
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卵の殻は食べたらどうなる?
もし卵の殻を食べてしまったらどうなるのか気になりますよね。ここでは、食中毒の危険性と、卵の殻に付着した菌を死滅させる方法を紹介していきます。
食中毒の危険性も
卵の殻による食中毒は、卵の不適切な調理や保管方法が原因で生じます。調理に使用する卵は、全体的に綺麗でひび割れのない卵を選んでください。卵にひび割れがあると、ひびから殻に付着した菌が卵の中に入る可能性があります。
菌を死滅させるには
調理の際は75℃、1分以上で加熱する事で菌を死滅させる事ができます。加熱調理後もできるだけ早めに食べるようにしてください。お弁当など時間が経ってから食べる場合には中までしっかりと加熱します。
卵が半熟のままで食べる料理の場合は、賞味期限内の卵を用いるようにしてください。十分に加熱しない料理には、調理が始まってから2時間以内に食べきるのがおすすめです。
もし加熱せずに生のまま卵を食べる際には、以下のポイントを守ってください。
- ひび割れのない綺麗な卵を使う
- 賞味期限内の卵を使う
- 食べる直前に卵を割る
- 作ったらすぐに食べる
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卵の殻は食べられるの?
卵料理をしている際に、小さな殻が料理に入ってしまう事がありますよね。少しの殻ならば、基本的には食べても問題はありません。さらに加熱調理されていれば卵の殻による健康被害は極めて稀になります。
卵の殻には菌が付着している可能性があるので、少しの殻でも食べない方が良いと感じてしまうかもしれません。しかし、卵の殻を使った食品がある事をご存じですか?
ここでは、卵の殻に含まれる成分と、卵の殻の食べ方について紹介していきます。
卵の殻の成分
卵の殻の成分は「炭酸カルシウム」です。この「炭酸カルシウム」は非常に吸収性の高いカルシウムです。キューピーではカルシウム不足の人のために卵の殻を粉末状にした食品も販売されています。
卵殻カルシウム
卵の殻には「卵殻カルシウム」と呼ばれる炭酸カルシウムが含まれています。この卵殻カルシウムには様々なメリットがあります。
- 丈夫な骨や歯を作る
- 骨粗鬆症を予防する
- 脳の働きが活発になる
- 高血圧を予防する
- 糖尿病を予防する
- 動脈硬化を予防する
- 認知症を予防する
- 他のカルシウムと比較して胃腸で吸収されやすい
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どうやって食べる?
卵の殻は自宅でもカルシウムパウダーにして摂取する事ができます。
- 卵の殻を沸騰したお湯に入れ10分茹でる(殺菌)
- 200度に予熱したオーブンで10~15分焼く
- フードプロセッサーを使いパウダー状になるまで粉砕する
カルシウムパウダーは煮沸消毒した蓋つきの容器に保管すれば長期保存ができます。カルシウムパウダーには小さじ1杯に800㎎のカルシウムが含まれています。
ホットケーキや天ぷら、パンやクッキーを作る際にカルシウムパウダーを加えれば、手軽にカルシウムを摂取する事ができます。
まとめ
「卵の殻には何がついているのか、卵の殻を食べたらどうなるのか、卵の殻は食べられるのか、卵の殻はどうやって食べるのか」これらのテーマについて紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 卵の殻に付着したサルモネラ菌やカンピロバクター菌がついている可能性がある
- 卵の殻が原因の食中毒が生じる可能性がある
- 卵の殻に含まれる炭酸カルシウムは非常に吸収性の高いカルシウム
- カルシウムパウダーをホットケーキや天ぷらに加える事で手軽にカルシウムを摂取できる
卵の殻が食べられるなんて驚きましたね。普段からカルシウム不足を感じている方は、破棄してしまう卵の殻を使ってカルシウムパウダーを是非作ってみてください。
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