たけのこの長期保存は冷凍で大丈夫?瓶に塩漬けで長持ちする?

春に美味しい旬の食材であるたけのこ。煮物や炒め物、炊き込みご飯などその活用方法は多岐に渡ります。そんな万能食材であるたけのこを長期保存することができたならとっても便利ですよね。夕飯のメニューが思い浮かばない時でも、冷凍庫にたけのこがあれば役に立ちそうです。

今回は、

  • たけのこを長期保存するなら冷凍保存が良いのか
  • 瓶に塩漬けにして保存する方法とは
  • たけのこは腐ってくるとどうなるのか
について解説させていただきたいと思います。「たけのこを貰いすぎてしまった。」・「買ったたけのこが余ってしまった。」という方はぜひこの記事を読んで、たけのこの長期保存に挑戦してみてください。

たけのこは冷凍で長期保存!

たけのこを小さく切って水分を取り除き、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存すれば1ヶ月ほど日持ちしますので、長期保存したい方にはおすすめです。フリーザーバッグに入れる前に一回分ずつ小分けにしてラップに包んでおくとさらに便利!料理に使いたい時には解凍せずにそのまま使うことができます。

だし汁に浸す

たけのこを冷凍保存する際に、一手間ですがだし汁に浸して保存すると、たけのこの中の水分が抜けてスカスカになってしまうことが防げて風味も抜けにくくなるためおすすめです。だし汁ではなくコンソメスープや水に浸すだけでもOKです。小さくスライスしたたけのこをだし汁に浸して冷凍保存しましょう。

砂糖をまぶす

小さくスライスしたたけのこに砂糖をまぶして冷凍保存すると、たけのこから逃げようとする水分を砂糖がキャッチして閉じ込めて逃さないようにしてくれます。そのため砂糖をまぶすという一手間を加えるだけで、たけのこのシャキシャキ感が損なわれることなく冷凍保存することができるのです。

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瓶に塩漬けもおすすめ

「冷凍保存はちょっと…。」という方には、「たけのこの塩漬け」がおすすめです。たけのこの塩漬けでしたら、冷蔵でも、なんと常温でもたけのこを長期に渡って保存することができますよ。常温で長期保存ができるなんてびっくりですよね!

塩漬けの方法

作り方レシピ
    1. たけのこのアク抜きをする
    2. アク抜きをしたたけのこを塩漬けしやすいように縦に半分にカット。(この時、たけのこの柔らかい部分と硬い部分は分けておくと良い)
    3. キッチンペーパーなどで水気をしっかりと拭き取る
    4. 瓶に塩を敷く
    5. 縦にカットしたたけのこの断面が上になるように瓶に入れる
    6. たけのこのヒダの間にも塩が入り込むように上から塩をかける
    7. この作業を繰り返して、すべてのたけのこを詰め終わったら瓶を閉じて完成

 

    ポイントは、水気をしっかりと拭き取ること・塩をケチらずにたくさん使うこと・なるべくたけのこの全面に塩が当たるようにすることです。

どこに保存する?

たけのこの塩漬けは常温でも保存ができますが、それでも心配な方は冷蔵庫の野菜室などで保存すると良いでしょう。なんとこのたけのこの塩漬けは、常温でも冷蔵保存でも1年程日持ちします。冷凍保存でもないのに1年も日持ちするなんてびっくりですよね!ちなみにおすすめは、冷蔵庫の野菜室に眠らせておくことです。特に夏場は冷蔵庫の野菜室に保存しておいた方がより安心できますよね。

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たけのこが腐ったらどうなる?

冷凍保存や塩漬けで保存すれば長期に渡って保存ができるたけのこですが、たけのこが腐った状態やサインも念のため知っておきたいですよね。ここからは、「たけのこが腐ったらどうなるのか」について説明していきます。以下のサインをたけのこから感じたら、もったいないからと考えずに直ちに食べるのをやめて捨てることをおすすめします。

見た目

腐敗したりカビてきたたけのこはピンクや茶色に変色します。さらにひどくなってくると、茶色く変色するだけではなく、周りが溶け出してくることもあります。白い液体が出てきたり糸を引いたりしてくるのもたけのこの腐敗の特徴です。

味・食感

たけのこは腐ると、食べた時に舌がピリピリします。ピリピリの他にもネバネバとした食感がしたらたけのこが腐っているサインです。このような食感や味を感じたら、直ぐに食べるのをやめてそのたけのこを捨てましょう。

臭い

たけのこが腐っているかどうかを判断するために1番わかりやすい指標が「臭い」です。食べて大丈夫かどうか少しでも不安に思ったら、まずはたけのこの臭いを嗅いでみることです。酸っぱい臭いモワッとしたアンモニア臭がしてきたら、そのたけのこはもう食べない方が良いでしょう。

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まとめ

煮物に炒め物に大活躍の万能食材「たけのこ」。特に春は料理に使いたくなりますよね。傷みやすく長期保存ができないイメージが強いですが、やり方さえ知っていれば実は長期保存が可能なとっても便利な食材なんです。

この記事をまとめると

  • たけのこを長期保存したいなら冷凍保存がおすすめだが、塩漬けにするという方法もある。塩漬けなら常温保存でも長期保存が可能である。ただし、夏場や心配な方はたけのこの塩漬けを冷蔵庫の野菜室に入れておくと良い
  • たけのこを塩漬けにして保存すると、なんと常温でも1年程保存が可能
  • たけのこが腐ったかどうかを判断するために最もわかりやすいサインは「酸っぱい臭いがするかどうか」である。この酸っぱい臭いを感じたら、もったいないと思ってもすぐに食べるのをやめて捨てた方が良い