黒く変色したインゲンは食べても大丈夫?カビ・白い斑点が出ることも!?正しい保存方法は?

インゲンの旬の季節はご存じでしょうか?実は6月~9月頃がインゲンの一番美味しい時期なのです。この時期のインゲンはみずみずしく、色も青々としていて触感も良くとても美味しいですよね。

今回はそんなインゲンについて下記内容でご紹介していきます。

  • インゲンってどんな野菜?
  • インゲンが黒く変色した!腐ってる?
  • インゲンが黒くなってしまう原因
  • インゲンには白い斑点が出ることも
  • インゲンの賞味期限はどのくらい?
  • インゲンの正しい保存方法

食べるととても美味しいインゲンですが、購入後に時間が経つにつれて黒く変色してしまうことってよくありますよね。食べて良いのか悩むことがあると思います。美味しく食べるために参考にしてみてくださいね。

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インゲンってどんな野菜?

インゲンとは、マメ科インゲンマメ属の野菜です。マメ科と聞くと枝豆のように中の豆を食べるのを想像する方もいるかもしれません。しかしインゲンの場合は、実際は中の豆を食すというよりは、早めに収穫し、中の豆が生育する前に食すのが一般的です。

サヤの形は丸と平サヤ

サヤの形には、丸サヤと平サヤがあり、最も身近なインゲンは、丸サヤで長さが20センチほどのドジョウインゲンと呼ばれる種類です。原産地は中央アメリカ付近、メキシコ南部だと言われています。以前は今のような食べ方ではなく穀物として利用されていました。

実は一万年前から栽培されていた

今から一万年前に栽培化されたと言われています。17世紀にヨーロッパに伝わり、日本へは江戸時代に中国から隠元禅師によって導入されたと言われています。隠元禅師の名前から「インゲン」と名付けられた説が有力だそうです。歴史は古いですが、日本では明治時代以降に青果として広まったようですね。

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インゲンが黒く変色した!腐ってる?

冷蔵庫で保存しているにも関わらず、買った時にはなかった黒い点々が表面に・・・。なんてことはありませんか?びっくりしますよね。実は、野菜は冷蔵庫で保管をしてからも日々鮮度が落ちているのです。

 インゲンが黒くなってしまう原因

原因は2つ考えられます。

  • 鮮度が低下したことによる変色

インゲンは低温に弱いので、冷蔵庫で1週間程度の保管で変色してきます。

  • 「ゴマ症」という現象

ゴマ症とは野菜の生理障害のことです。

インゲンに含まれる栄養分やミネラル分のバランスによって発生することがあります。

また、肥料の成分による栄養過多が原因と言われることもあります。

ゴマ症は、味や品質には大きな問題ないとされていますが、何となくあまり食べたくないなと思ってしまいますよね。      

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インゲンにはカビが生えることがある

腐ってる・臭い

野菜は、冷蔵庫に保存していても、カビが生えることがあります。インゲンの端の部分には、白いふわふわとしたカビが生えることがよくあります。土壌に存在していたカビ菌の可能性もありますが、他にも空気中や調理器具、人間の皮膚を介して付着した菌が原因のものもあります。

その菌が冷蔵庫で保存中に増殖していき、目に見える形であらわれてきたものがカビの正体です。カビが生えたものを食べる人はあまりいないとは思いますが、カビが原因で起こる健康被害のひとつに、カビ中毒があります。このカビ毒は、食中毒のように、吐き気や、激しい腹痛がすぐに起こることは少ないです。

体内に蓄積され、肝臓疾患や腎臓疾患を引き起こしたり、中枢神経や造血機能に障害を与えたり、さらにはガンを引き起こしたりという影響があります。ただちに影響はないですが、積み重なって身体に悪影響を及ぼしてくるので要注意です!

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いんげんは太る?

次はさやいんげんは太るのという疑問についてお答えしていきたいと思います。さやいんげんの栄養成分は以下のようになっています。

<さやいんげん100gあたりの栄養成分>

  • カロリー:26kcal
  • 水分:91.7g
  • 糖質:5.5g
  • タンパク質:1.8g
  • 食物繊維:2.4g
  • 脂質:0.2g

さやいんげんの栄養成分はこのようになっています。さやいんげんのほとんどは水分になっていますので、カロリーも糖質もそこまで高くありません。むしろさやいんげんはそのまま食物繊維を摂取することができるのでとても健康に良い野菜といえそうです。

インゲンの賞味期限はどのくらい?

生のインゲンは、約1週間を目安に食べきるのがオススメです。あまり長期間保存をしてしまうとカビや鮮度の劣化に繋がりますので、美味しく食べられる期間に食べきるようにしましょう!

茹でたインゲンは日持ちしません。生のものより傷みやすいので、なるべく2日以内に食べきることを目安にしましょう。冷凍したインゲンの賞味期限は、1ヵ月程度です。インゲンは日ごとに鮮度が落ちるため、できれば早めに使い切りましょう。

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インゲンの正しい保存方法

インゲンは常温保存も可能ですが、鮮度が落ちやすくなってしまうのであまりおススメできません。オススメの保存方法は「野菜室」で保存することです。

野菜室の温度は、3~5℃程度なので、冷蔵庫とほぼほぼ同じですが、野菜室特有の密閉構造により高い”湿度”を保ち、鮮度が落ちやすい野菜の乾燥を防ぎ、鮮度をある程度保てるようにできています。

生インゲンの保存方法

  • インゲンを新聞紙で包む
  • ポリ袋に入れ、口を軽く締める
  • そのまま「野菜室」で保存

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は夏が旬の「インゲン」についてご紹介しました。野菜って冷蔵庫で冷やしていれば結構保存できると思っていましたが、実際は、1週間程度が保存の限度なんですね。

せっかくの新鮮な野菜をダメにしてしまうのはもったいないので、事前にレシピを考えてから買い物に行くのも良い方法かもしれませんね!

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