すだちシロップが変色したけど大丈夫?作り方の手順やすだちシロップの活用法を解説

香りがとてもさわやかで、果汁を絞って料理に使えば全体がすっきりとした味わいに変わる「すだち」は秋の代表した柑橘類の一つですよね。そんなすだちですが、風を使うくらいしかあまり使用されないため、買ってきたとしても使い切ることができなくて冷蔵庫の中で眠ったまま賞味期限を迎えてしまうことも珍しくない食材でもあります。

そんなあまりがちのすだちにオススメなのが「すだちシロップを作ること」です。すだちシロップにすることでいつでも美味しいすだちの風味を味わうことができます。

今回の記事ではすだちシロップとはどのような食材なのか、すだちシロップの作り方、 すだちシロップの使い方について解説していきたいと思います。 

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すだちシロップはとても優秀な調味料!

すだちシロップは「すだち、氷砂糖、お酢」があれば簡単に作ることができます。すだちはシロップにしておくことで様々なアレンジができるようになります。例えば甘いドリンクにしてみたり、ドレッシングに加えてみたり、食事に入れてみたりなど使い方は多岐に渡ります。

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そもそもすだちってどんな食材?

すだちシロップを作る前に、原料となる育つとはどのような果物なのか知っておくとより美味しく食べることができると思いますので少し解説していきます。すだちは日本の徳島県原産の果物です。柑橘類に分類され、爽やかな香りと酸味ある味わいが特徴です。

すだちにはカリウムが含まれており、体内の余分な塩分を排出する働きがあります。皮は緑色で、果肉は淡い黄緑色をしています。全国生産量の約9割を徳島県産が占めています。

すだちの栄養って何がある?

すだちには、強い抗酸化作用で免疫力をアップさせるビタミンC、酸っぱい味の元であるクエン酸が含まれています。また、小さいながらもカリウムとカルシウムはレモンの2.5倍も含んでいます。

  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。

すだちを食べて期待できる効果

すだちには、免疫力を高めるビタミンCとクエン酸による多数の効能が見られます。体の老化を防止する効果もあるので、アンチエイジングにもオススメです。

  • 疲労回復
  • 老化の抑制
  • ストレス軽減
  • 高血圧予防・改善
  • 美肌効果
  • 免疫力アップ/風邪予防

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皮まで食べられる?

すだちは果肉と皮の部分で栄養素が異なります。果肉にも皮にも豊富に含まれているのはカリウムやビタミンCでその含有量は同じ柑橘系のレモンよりも多いです。また、注目したいのは皮の栄養素で、他の柑橘系には含まれない成分があります。

かぼすとの違い

カボスとスダチは、まず大きさが全く違いますかぼすはテニスボールくらいの大きさで、重さは1個100から150gくらいが平均的です。これに比べスダチは、1個40g程度と小さく、大きさはゴルフボール以下です。

更に産地も全く違い、カボスは大分県産がほとんどです。味の違いを表現する事は難しいですが、一般的にスダチは「清々しい香り」で、カボスは「上品な香り」と言われています。

すだちシロップを作ってみよう!

すだちにはたくさんの健康効果があることがわかりましたね!そんなすだちを長期保存できて、いつでもその高い健康効果を受け取ることのできる方法が「すだちシロップ」です!ではすだちシロップの作り方を解説していきますね。

すだちシロップの作り方

<材料・用意するもの>

  • すだち:400g
  • 氷砂糖:400g
  • お酢:80㎖
  • 煮沸消毒した保存瓶

すだち:氷砂糖が1:1の割合になればOKです。お酢は大体すだちの10~20%くらいを目安に入れると良いでしょう。

<作り方手順>

  • すだちを洗ってヘタを切る
  • 半分にカットする
  • 保存瓶に育つと氷砂糖をミルフィーユのように交互に入れる
  • 最後に酢を入れる
  • しっかり蓋をする
  • 3日~1週間くらい冷暗所に置いておき、氷砂糖が水分に変わったら完成!(徐々にすだちの色が黄色く変化してきますが、問題ありません)

氷砂糖が溶けることによって、さらさらのすだちシロップが完成します。保存はこの状態で常温保存するとOKです。シロップをすくう時は余計な雑菌が入らないように、清潔なおたまやレードルを使って取り出すようにしてください。

作ったすだちシロップは「3週間以内」には消費するようにしてくださいね!

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すだちシロップの活用法

すだちシロップを作ったら、様々な用途に活用することができます。いくつか例を紹介してみますね。

<すだちシロップの活用例>

  • 冷たい炭酸水と割って「すだちソーダ」に!
  • お湯割りにして「ほっとすだち」に!
  • 醤油と組み合わせて「すだち醤油」に!
  • 焼酎などに合わせてもGOOD!
  • すだちシロップ+牛乳で「ラッシー風ドリンク」に!

すだちシロップを炭酸水や、を言うと組み合わせるだけで簡単にすだちジュースができますし、料理にすだちシロップを使えば爽やかなすだちの香りを全体に行き渡らせることができて料理全体がとても爽やかになります。

すだちシロップはすだちの健康効果も受け取ることができるのでとても便利なアイテムですね!

保存方法と日持ち

すだちシロップの保存期間は5日ほどになります。短く感じられるかもしれませんが、常温保存となるために保存期間は短くなってしまいます。すだちの保存期間を長くしたい場合には、すだちシロップ以外の方法で保存をしましょう。

保存方法については下記記事で詳しく紹介していますので、あわせてチェックしてみましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?すだちシロップは非常に簡単に作ることができますし、あまりがちなすだちを大量消費するのに向いている調理法です。ぜひすだちが手に入りましたら、すだちシロップを作ってみてはいかがでしょうか!

この記事をまとめると

  • すだちシロップはすだち特有の爽やかな香りを料理に加えることができる調味料になる!
  • 氷砂糖とお酢を用意すれば簡単に作ることができる
  • すだちの豊富な栄養をそのまま受け取ることができるのもメリット!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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