ステビアは太る？体に悪い？不妊・発がん性は本当？副作用は？ |

ステビアという甘味料をご存知でしょうか。低カロリーを謳ったジュースやスイーツなどにもよく利用され、最近では料理などに使える粉末のものも販売されています。甘いのに低カロリーと聞くと、どことなく人口のものを想像して、「体に悪いんじゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実際に、インターネットで「ステビア」と検索すると、「危険性」が1番に出てきます。ではこのステビア、実際のところ、体に悪影響を及ぼすのでしょうか。そこで今回は、

ステビアとはどんな甘味料？
ステビアを食べると太る？
ステビアは体に悪い？

についてご紹介させていただきます。

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1 ステビアとはどんな甘味料？
- 1.1 特徴
- 1.2 使い方
2 ステビアを食べると太る？
- 2.1 カロリー、糖質量
- 2.2 ダイエット向き？
3 ステビアは体に悪い？
4 まとめ

ステビアとはどんな甘味料？

ステビアと聞いてすぐに「こんなもの」と答えられる方は少ないと思います。まずは詳しく見ていきましょう。

特徴

ステビアとは、元々は南アメリカを原産とするキク科の植物で、古くからハーブや食用として用いられてきました。広く知られているステビアは、このキク科の植物から抽出した成分で作られる、天然由来の甘味料のことを指します。

使い方

砂糖の200倍の甘さを持つステビアは、使用量が少なく済み、低カロリーで甘味をつけることが可能 です。

ジュースやお菓子などに幅広く使用されますが、独特の風味があるため、他の人工甘味料などと併せて用いられることがほとんどです。

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ステビアを食べると太る？

最近は低糖質ダイエットが大流行している影響で、甘さや糖質を気にされる方も多くなっています。甘味料の1種であるステビア、ダイエットの観点から見るとどうなのでしょうか。

カロリー、糖質量

文部科学省から発行されている日本食品標準成分表にはステビアに関する記載がありません。ですので、市販されている一般的なステビア甘味料についてのカロリー、糖質量について、ということになりますが、ゼロカロリー、糖質もゼログラムです。

ダイエット向き？

余分なカロリーや糖質を摂ることなく、甘さを楽しめるという点で、ステビアはダイエットにとても有効だと言えるでしょう。

さらに、ステビアは腸で吸収されず、そのまま排出されるという研究結果も報告されています。ダイエットしたいけれど甘いものがやめられない！という方にはおすすめの甘味料です。

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ステビアは体に悪い？

それではなぜ、ステビアを検索すると「危険性」というワードがついて回るのでしょうか。続いては、その真偽に迫っていきましょう。

発がん性がある？

過去には発がん性を指摘する声もあったステビア。ですが、平成8年の厚生科学研究報告書、及び平成13年の薬事・食品衛生審議会、食品衛生分科会などで、何度も医薬分野での検証が重ねられ、改めてステビアには発がん性が無いことが認められました。

血糖値は上がるの？

ステビアに含まれる糖分はほとんどがエリスリトールによるもの。エリスリトールは食後の血糖値を上昇させないことがわかっています。糖尿病患者さんにおすすめされることもあるほど。ステビアを摂ったことで血糖値が上昇することはありません。

不妊になるって本当？

実は植物のステビアは、原産国周辺の先住民の間で避妊になると言って食べられていた、という話があったそう。その後、ラットによる研究で不妊が指摘されたこともありましたが、再現性が見られず、今では研究自体を疑問視する見方がほとんどです。

そのため、現時点でステビアと不妊の明確な関連は認められていません。ですが、ステビアの摂取により、子どもの性ホルモンが低下した、との研究も。しかしまた別の、畜産業界における研究では、ステビアを摂ることで受胎率のアップや死産率が低下した、という報告もあります。今後の研究次第といったところでしょうか。