『ソルダム』と呼ばれる果物を知っていますか?見た目はすももにそっくりですが、何か違いはあるのでしょうか?通年出回っているものではないので、あまり知らない方も多いのではないかと思います。そこで今回は、
- ソルダムとはどんな果物?
- すももとの違いは何?
- 酸っぱい時の対処法
- 賞味期限と保存方法
についてご紹介いたします。
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目次
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ソルダムとはどんな果物?
ソルダムとは、「日本すもも」19世紀にがアメリカに渡り品種改良したものが再度日本に持ち込まれたものです。品種としては日本ですが、交配・生産がアメリカなので逆輸入ものになります。
すももには『日本すもも(ソルダム)』『西洋すもも』『アメリカすもも』の分類がありますが、全て「プラム」という名前でも呼ばれています。
どんな味?まずい?美味しい?
ソルダムは桃よりも酸味があり、皮ごと食べることができる果物です。中には1.5cm〜2cmほどの種が含まれており、種の周りほど酸味が強いのが特徴です。
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ソルダムの栄養成分と効果
栄養素
ソルダムには、強い抗酸化作用を持つビタミンEや、水溶性食物繊維であるペクチンを含んでいます。皮の部分にはアントシアニンも含まれていおり、目の疲労回復にも効果があります。
ビタミンEには老化の原因となる過酸化脂質の生成を防ぐ働きがあるので、アンチエイジング効果も期待できます。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
- アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。
効果・効能
抗酸化作用のあるビタミンやペクチンが特に体の調子を整える役割をみせます。
- 高血圧予防・改善
- 利尿作用
- 貧血予防・改善
- 便秘解消・整腸作用
ソルダムに含まれる栄養成分は、妊婦さんにもおすすめのものが多いです。妊娠中への詳しい効果については、下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。
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ソルダムの賞味期限と保存方法
ソルダムはどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
- 常温:3〜5日 (※熟し具合により異なる)
- 冷蔵:約2日 (※熟した後)
- 冷凍: 向いていません
常温保存
ソルダムは常温保存することで「固いすももを柔らかくする=追熟する」ことができます。すでに熟れているすももは冷蔵保存がオススメです。保存する時は 新聞紙や紙袋などに包んで乾燥を防ぎましょう 。3〜5日日持ちします。
詳しくはこの記事をチェック!
冷蔵保存
冷蔵庫で保存する時も乾燥しないように紙類ですももを包みます。熟したソルダムは傷んでくるので2日ほどで消費しましょう◎
冷凍保存
ソルダムは冷凍保存に向いていません。解凍した時に水っぽくなり美味しさも減ってしまいます。ジャムなどに加工する場合は冷凍してもOKです。
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まとめ
この記事をまとめると
- ソルダムは日本の品種がアメリカで交配され誕生した逆輸入もののすもも
- すももには『日本すもも(ソルダム)』『西洋すもも』『アメリカすもも』がある
- 酸っぱい時は常温で保存することで追熟=甘くすることができる
ソルダムはすももと同じもので、アメリカさんの日本すももの品種であることがわかりました。それ以外のすももと栄養や味はあまり変わらないので、見かけたらぜひ食べてみてください。季節ものなので、年に1度のすももを楽しんでみましょう!
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