ロックアイス･氷･かち割り氷の違い｜なぜ透明?賞味期限がない理由

お酒を飲む時に重宝するロックアイスは、通常の氷とどう違うのでしょうか？見た目も透明で綺麗なのは、一体なぜなのでしょう？今回は、

これらのテーマについて紹介いたします。

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ロックアイスとはどんな氷？

“ロックアイス”は、氷を大きめの塊に砕いだものを指します。別名で『かち割り氷』とも言い、お酒やお茶を飲む時などに使われます。

元々は「小久保製氷冷蔵」という会社で作られたもので、氷業界を先駆けて販売されていました。現在では、砕いだ氷全般をロックアイスと呼ぶようになり、固有商品名として製造されています。

ロックアイスを使うメリットとして、溶けにくいことが挙げられます。ロックアイスが溶けにくいのは表面積が大きいからです。家庭の冷凍庫で作る氷は小ぶりなので表面積が小さく、すぐに溶けやすいです。

炭酸ジュースを飲む時や、サワーなど炭酸系のお酒を飲む時は、味が薄くなってしまう通常の氷よりも、溶けにくいロックアイスが適しています。

ロックアイスはなぜ透明？

家庭で作る氷は白っぽく濁りやすいですが、市販のロックアイスは綺麗な透明です。それは一体なぜなのでしょうか？

 ロックアイスが透明なのは、ゆっくり時間をかけて凍らせているため です。凍るスピードが遅いことで、水の中の水分を抜くことができ、結果として透明感のある氷ができるのです。

通常の氷が白くなるのは、空気の他にミネラルが要因となることもあります。水の中には、ナトリウム･マグネシウム･カルシウム･カリウムといったミネラル類が含まれています。

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ロックアイスの賞味期限はどれくらい？

ロックアイスなど市販の氷には、賞味期限が記載されていません。アイスも同じで、賞味期限が書かれていることがほとんどありません。それは、冷凍状態では氷やアイスは腐ることがないからです。

しかし、家庭で作る氷の水を貯めておく「水道水の水」には賞味期限があるため、一定の期間で入れ替える必要があります。

水道水の氷の賞味期限

水道水で作る氷には賞味期限や消費期限はなさそうですが、実は『1週間ほどで使い切った方が良い』と言われています。

“冷凍なのになぜそんなに期限が短いの？”という疑問が浮かぶかと思いますが、その理由は「冷蔵庫にある水のタンクに入っている水が腐ることがあるから」です。

冷凍庫で作る氷でも、その水は冷蔵庫にあるタンクに入れます。この水が古くなると、冷蔵庫の中でも腐ったりタンクにカビが生えたりするので、1週間を目安に水が入れ替わるのが理想なんのです。

市販のアイスには賞味期限がないように、氷になったものは1ヶ月を目安に消費すればoKです。冷凍状態で菌は繁殖しないため、1週間以内に消費しなくてもカビたり腐ったりすることはありません◎

冷蔵庫の氷タンクの水は腐るとどうなる？

先ほどもお話しましたが、氷を1週間を目安に消費した方が良い理由は水のタンクの中が腐りやすいからです。冷蔵庫の水の腐ると、このような変化がみられます。

腐った時の特徴は主に2つで、ピンク色のカビが生えたり水が濁ることです。カビた水を氷にしてそれを飲んだ場合、下痢や腹痛などの食中毒症状が出ることがあります。

タンクの水はこまめに循環させるだけではなく、スポンジなどでタンク内をこすり洗いして衛生面に注意しましょう。

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1年前の氷は食べても大丈夫？

冷凍状態の氷でも、1年前のものは劣化している可能性があるため、食べない方が安全です。また、氷は1年経つと痩せて小さくなっていることがあります。作ってからしばらく経った氷は処分し、新しく入れ替えるようにしましょう。

まとめ

ロックアイスはお酒を飲む時におすすめの氷ですが、通常の氷と違って透明感があるのは凍らせる時間が遅いためでした。家庭で氷を作る時は1週間を目安に水が入れ替わるよう注意しましょう。

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