お好み焼きなどの粉もんに入れたり、焼きそばなどに入っていることの多い桜えびは皆さんはお好きですか?お好み焼きやかき揚げに入っていると、香ばしいかおりお料理全体に纏わせてくれるのでとてもおいしく食べることができませんよね。
スーパーなどで買うとなかなか高いので、結構手が出しにくい食材だったりします。そんな桜えびですが、そっくりだ中国製の干しアミという種類の食材も販売されていますよね。そっちの方が安くて手が出しやすいので、どちらかと言うと干しアミの方を使っている人が多いのかもしれません。
今回の記事では桜えびとはいったいどのような食材なのか、桜えびの代用品として干しアミを使っても良いのかについて解説していきたいと思います。
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目次
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桜エビ(サクラエビ)とはどんな食材?
サクラエビは駿河湾および近接の東京湾・相模湾、長崎県の五島列島沖に生息するサクラエビ科の小型のエビです。全長40mm程で、赤い色素が多く透き通ったピンク色に見えることから「桜海老」と名前が付きました。2対の触角のうち1対は体長以上の長さがあります。
日本国内では100%駿河湾で水揚げされており「駿河湾産サクラエビ」認証ラベルが2020年より導入されました。冷凍や干しエビとして一般に流通されます。産地付近では釜揚げサクラエビが食べられるようです。
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サクラエビの栄養
塩分 | 0.2g |
たんぱく質 | 1.2g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 0g |
カリウム | 14 |
カルシウム | 30 |
マグネシウム | 5 |
鉄 | 0.1 |
亜鉛 | 0.1 |
銅 | 0.05 |
ビタミンA | 0 |
ビタミンD | 0 |
ビタミンE | 0.1 |
ビタミンB12 | 0.1 |
コレステロール | 14 |
n-3系多価不飽和 | 0.01g |
n-6系多価不飽和 | 0g |
EPA | 3 |
DHA | 3 |
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桜エビはかなり優秀な健康食材
先ほどの表を見ていただいても分かるかと思いますが、桜えびは牛乳の7倍ほどもカルシウムを含んでいるのです。それ以外にも鉄分や亜鉛などのミネラルに加えて「キチン」という成分が含まれているのが特徴的です。
桜えびに含まれているキチンは動物性の食物繊維のことを言います。これにはコレステロール値を下げ、血圧の上昇を防ぐ作用があったり、免疫機能の活性化にも役立つとして今医療業界で注目を集めている成分です。
特に海老の殻にたくさん含まれているキチンは、桜海老などの殻ごと食べるエビからたくさん摂取できますので、とても優秀な食材といえます。
<エビに含まれる主な栄養素>
- キチン・キトサン:免疫力の向上など
- グルタミン酸:脳機能の活性化
- タウリン:動脈硬化の予防
- アスタキサンチン:肌の老化防止
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桜えびの代わりに干しアミを使ってもOK!
このようにたくさんの優秀な成分を含む桜えびですが、スーパーで買うと若干値段が高いのがネックです。そのため最近では中国製の干しアミという、似ている食材がよく販売されています。もちろん日本製の干しアミもあります。
ちなみに桜えびの代わりに干しアミをつかっても全く問題ありませんが、桜えびの方が形が大きいので食感や風味を強く感じたいなら、桜エビをお勧めします。
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干しアミって何?
ちなみに干しアミは「アミエビ」という食材なのですが、実はオキアミ科のプランクトンの一種です。桜エビはサクラエビ科なので、全く種類が異なるものだったんですね。
先ほどは中国製の干しアミという紹介をしましたが日本でもアミエビの収穫を行っており、三陸海岸の太平洋海域で収穫することができます。アミエビは桜えびと比べると見た目や色味、栄養価が若干劣ります。ですが、なんといってもコストの低さがアミエビの優秀さですね。
アミエビの使い方としてはサラダにかけても良いし、粉ものにいれても味をつけてふりかけとしてご飯にかけてもおいしく食べることができます。あまりイメージがないかと思いますが煮物に入れることで、磯の香りをふんわりと感じることができてとても美味しくなるんですよ!
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乾燥の桜エビはどれくらい日持ちするの?
スーパーなどで販売されている桜えびは、基本的に天日干しをして乾燥させた桜エビです。収穫した後に港の近くの星場で広げて乾燥させるか室内で乾燥機にかけられています。
そんな乾燥桜えびを自宅で保存する場合は、「多温多湿を避けた風通しの良い場所」で保存するようにしてください。賞味期限は製造日から大体60日~90日程度であることが一般的です。常温で保存するようにできていますが、冷蔵保存したり冷凍保存することで風味や色が長持ちしやすいのでオススメです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 桜えびは駿河湾などで取れる淡いピンク色の小さなエビのこと
- 桜えびによく似たアミエビという種類がいるが、厳密には全く違うもの
- 桜えびにはたくさんの栄養素が含まれている
- 代用品として干しアミを使うことも可能!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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