三温糖の賞味期限はどれくらい?他の砂糖との違いは?保存するときに注意すべき点

皆さんは砂糖を料理でよく使うと思いますが、どのような種類の砂糖をお使いですか?砂糖には白砂糖を始め黒砂糖や三温糖、てんさい糖など様々な種類の砂糖があります。どれも同じような甘さを持っているのですが、少しずつ特徴の違いがあったり使い方や向いている調理法が変わっていたりなど、それぞれに特徴があります。

今回紹介するのは三温糖についてですが、基本的には原材料は一般的な砂糖と変わりはありません。ではどのようなものなのか一緒におさらいしていきましょう。

スポンサードリンク

三温糖はどんな食材?

三温糖は加熱によりカラメル色をした黄褐色の砂糖のことをいいます。三温糖の製造工程で、糖液の遠心分離を行う際、まずグラニュー糖が結晶として取り出されます。遠心分離に残った糖液にも糖分は残されており、再加熱を繰り返してできたものが三温糖です。

他の上白糖やグラニュー糖に比べるとカリウムやナトリウム、カルシウムなどが豊富です。三温糖は独特の風味があり、甘味を強く感じます。その為、風味を生かす煮物などに用いられる事が多いです。

スポンサードリンク

押さえておきたい砂糖の基本5種

三温糖を含め、基本的な砂糖の種類についても、知識を深めておきましょう。砂糖には基本の5種類というものがあります。

  • 上白糖・・・日本で一番一般的な、白くてサラサラとして砂糖です。さとうきびやてんさいから作られた原料糖を洗浄・濃縮・ろ過し、不純物やミネラルを取り除き、結晶化させたものです。どのような料理にも使えるので、1種類の砂糖を常備して何にでも使いたい場合は上白糖を選びましょう。
  • グラニュー糖・・・上白糖よりも純度が高いのがグラニュー糖で、お菓子づくりに向いています。癖がないので飲み物に甘みをつけたいときはグラニュー糖を使いましょう。
  • 三温糖・・・三温糖は、上白糖・グラニュー糖を作る過程でできる精製した糖蜜を何度か加熱してカラメル化して作られます。そのため、色が茶色く、コクがあります。和食の煮物や照り焼きに合います。
  • きび砂糖・・・サトウキビの絞り汁を精製して作られます。色が茶色っぽいのはミネラル分を含んでいるからです。サラサラとして粉末状で、黒糖に似た風味があります。
  • てんさい糖・・・さとう大根(てんさい)から作られる砂糖です。北海道のような寒冷地で作られ、サトウキビ由来の砂糖と違い、体を温める効果があります。色はミネラル分を含んだ茶色をしています

スポンサードリンク

砂糖の栄養素と効果は?

砂糖は「太る」「糖尿病の原因」という悪いイメージがありますよね。もちろん砂糖を過剰に摂取をすれば体に悪影響を及ぼしますが、適度に摂れば体にも脳にも、そして心にも良いのです!

砂糖の成分は主成分はショ糖です。ショ糖は体内で消化されるとブドウ糖と果糖に分解されます。ブドウ糖は血液の中を流れて、体の各組織に取り込まれ、エネルギー源になります。脳はブドウ糖を蓄積することができないので、常にブドウ糖を補給する必要があります。

また、砂糖はセロトニンの働きを助けると言われています。セロトニンは精神的安定をもたらす神経伝達物質ですが、学習能力や記憶力向上にも役立つと言われています。体、脳、心に砂糖は欠かせないのです。

ショ糖は、一般的に砂糖を呼ばれている砂糖の成分です。ブドウ糖と果糖が結合して一つの分子として構成されています。甘味料として利用されることが多く甘さが強いのも特徴です。サトウキビやてんさいに多く含まれています。

スポンサードリンク

三温糖に賞味期限はある?

  • 三温糖の賞味期限・・・冷暗所で無期限

三温糖を含めた砂糖に賞味期限がないのをご存知でしたか?砂糖は、JAS法で賞味期限の表示を省略できる食品に定められていて、明確な賞味期限がないのです。理由としてこの2つが挙げられます。

  • 砂糖は結晶の構造が安定していて変化しにくいこと
  • 吸湿性に優れていること

このため、砂糖にはバクテリアや細菌が繁殖しづらいのです。

砂糖が傷む原因3つ

そんな保存性能に優れた砂糖ですが、やはり状態が悪いと腐敗してしまいます。ではどんな状態だと腐りやすいのか、できるだけ長持ちさせるためにも、砂糖が傷みやすくなる原因を3つ見てみましょう。

  • ❶ 湿度の高い場所で保存している
  • ❷ 開封してから長期間経っている
  • ❸ 保存中の密閉状態が甘い

砂糖は乾燥状態を保って保存するものなので、湿度の高い場所に置いておくと湿ってカタマリになってしまいます。そのため保存中の密閉具合が甘いと湿気てしまいます。

また、三温糖は乾燥モノなので日持ちしますが、あまりにも長期間保存していると味や風味が落ちてしまいます。開封後は早めに消費するのが美味しく料理に活かすポイントですよ。開封してからの保存方法についてはしっかり注意して保存することが長くおいしく保存するコツになります是非気をつけてみてください。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 三温糖は加熱によりカラメル色をした黄褐色の砂糖のこと
  • 基本的にはどの砂糖もサトウキビやてん菜を使っているのは変わらない
  • 製造方法や加工方法の違いによって名前や色に変化が出てくる
  • 砂糖の賞味期限は基本的に無期限
  • 保存状態が悪いと砂糖も腐ってしまうことがあるので注意しよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

スポンサードリンク