皆さんは白花豆という食材をご存知でしょうか?あまりご存知な方は少ないと思いますが、甘納豆の材料になったり煮豆の材料になったりなど、意外といろいろなところで使われている食材なんです。
今回の記事では、
- 白花豆って何?
- 栄養価は?
- 皮が硬いって本当?
- 皮を柔らかく煮込む方法は?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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白花豆ってなに?
花豆というのはいんげん属に含まれる、ベニバナインゲンのことを言います。花豆には大きく2種類あり、赤色のものと白色のものがあります。
その中で白色のものを白花豆といい、白い花を咲かせることで有名です。白花豆は煮物や甘納豆の原材料になります。
栄養がすごい!
花豆をはじめとする豆類は、高タンパクで栄養価が高い傾向にあります。食物繊維を豊富に含み、ほうれん草の3倍もの鉄分も含んでいます。また、肌荒れや脳の活性化に効果的なビタミンB1・B2や、カルシウムなど、バランスよく栄養が含まれているのも特徴です。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。
効能は?
花豆に含まれるビタミン類やカルシウムは、体の健康維持に大切な栄養素です。
- 眼精疲労の回復
- 貧血予防・改善
- 美肌効果
- 脳の活性化
ダイエット効果も
花豆100gあたりに含まれるカロリー量は、109kcalとなっています。また、糖質量は14.7gです。ご飯100gはカロリー168kca・糖質35.6glなので、お米を食べるよりもかなりヘルシーです。
花豆はカロリーや糖質が抑えられるだけではなく、食物繊維やビタミンB群・鉄分などの栄養価がバランスよく含まれています。ダイエット中に取り入れることで便秘を解消することでお腹がスッキリしたり、それによる美肌効果があったりと、体に嬉しい効能が豊富なダイエット食材と言えます。
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白花豆は皮が硬い?
白花豆は基本的には乾燥した状態で販売されていますので、水で戻す必要があります。水で戻すと水を吸って二倍程度の大きさになりますので、そうした状態から鍋でさらに煮込んでいきます。煮込んでいくことによって皮が少しずつ剥がれていきます。
しっかりと見つめれば皮の硬さは全く気にならなくなりますので、下処理の方法だけ覚えておくと良いでしょう。ちなみに白花豆は赤い花豆に比べると皮は比較的柔らかいので、簡単に除去することができると思います。
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花豆の皮を柔らかくするコツ
花豆を調理する上で皮を柔らかくする方法は、いくつかあります。煮る時に一緒にあるものを入れたり、鍋以外の調理器具で加熱することで、できるだけ柔らかく仕上げることができますよ。
重曹で煮る
花豆を煮る際に、重曹を入れることで柔らかくすることができます!これは重曹のアルカリ性を利用したもので、固い皮を柔らかくする働きがあります。入れる重曹の量は少量で、水600ccに対して小さじ1/10杯ほどでOKなんです!ちょこっと重曹を入れるだけなので簡単ですよ◎
圧力鍋で加熱
花豆を煮る際、圧力鍋を使用するのも柔らかく仕上げる方法の一つです。圧力鍋は食材に圧力をかけることで短時間で柔らかくする効果があります。調理時間の短縮にもなるので、時短調理したい時にもオススメです。
炊飯器で加熱
ちょっと意外な加熱方法ですが、炊飯器で加熱する方法もあります。スイッチを入れたら炊き上がりまで待つだけなので、お手軽に調理できるのが魅力です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 白花豆はベニバナインゲンの一種で白い花を咲かせる種類
- ビタミンやミネラルなどを豊富に含んでいる
- 赤い花豆はアントシアニンが豊富
- 白花豆は比較的皮が薄いので簡単に取れる
- 皮が硬くて気になる場合は重曹で煮込んだり圧力鍋で加熱したり、炊飯器で加熱してあげると柔らかくなるのでおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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