白子でアレルギーになることはある?気をつけるべきはヒスタミン?

白子といえばお魚の精巣ことですが、フワフワとしてとても美味しいですよね。しっかりと下処理をした白子はくさみもなくとても美味しく食べることが出来ます。

そんな白子ですが、食べることでアレルギーが出てしまうことってあるのでしょうか?

今回の記事では、

  • 白子ってどんな食べ物?
  • アレルギーになる?
  • ヒスタミンとは?
  • 白子の種類は?

これらについて解説していきたいと思います。 

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白子ってどんな食べ物?

“白子”とは、タラやフグなどの精巣のことです。一般的に白子と言われているものはスケトウダラの精巣で、マダラの精巣の『真子(まこ)』や『真鱈子(まだらこ)』と区別され、高級食材として扱われています。

他にも、鮭やアンコウ・タイ・イカの精巣も白子と呼ばれています。白子はクリーミーでまろやかな味わいが特徴で、甘みもあります。

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白子でアレルギーになる?

白子によってアレルギーが生じたという情報はほとんどつきませんが、一方で鮮度の低い白子を食べた場合にヒスタミンというアレルギーのような症状を引き起こす成分が増えてしまい、アレルギー様の症状が出てしまったケースというのはあるようです。

魚のお肉は死んでしまうとヒスタミンを生成してしまう細菌が繁殖しやすくなってしまいます。基本的には冷たい状態で鮮度を保てば全く問題ないのですが、白子をとってからその白子を常温で放置してしまうと、ヒスタミン産生菌が活発化してヒスタミンを増やしてしまう傾向にあります。

特にヒスタミンが増えやすいお魚というのは赤身の魚です。白子でヒスタミンが増えるという情報は実はあまり多くはありませんが、白子も購入してからすぐに使ったり、冷蔵庫で保管しておかないとヒスタミンが増えてしまう可能性がありますので十分に注意しなければなりません。

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白子は生で食べてもいいの?

白子は生で食べることができるというイメージが強いかもしれませんが実は全て湯通しされているものです。

特定のとても鮮度が良い白子であれば生で食べることもできますが、ご家庭で食べたりレストランなどで食べる白子は基本的には安全のために湯通ししてある白子です。

湯通しする方法

白子は魚の精巣の部分になります。プリプリとした食感が特徴の白子ですが、スーパーなどで販売しているものは、生のままで食べるのはやめた方がいいでしょう。

白子の食感が損なわれないように、サッと湯通しするのがいいでしょう。お寿司屋さんの情報によると、ザルに白子をのせお湯をサッとかけるだけで十分とのことでした。

鮮度がいいものは生でもOK

鮮度がいいものは、生食もできます。スーパーなどで販売されているものではなく、お店などで、目の前でさばいた新鮮なものにしておきましょう。

ただし、妊婦は食中毒感染予防の観点から生食は控えてくださいね。

アニサキスにも注意

アニサキスは、魚の内臓や筋肉に寄生する寄生虫です。アニサキスがいる魚を食べると胃壁や腸壁に入り食中毒を起こすのです。アニサキスは熱と冷凍に弱くー20度で24時間以上冷凍7または70度か60度で加熱すると死滅します。<厚生労働省HPより引用>

魚を食べて食中毒を起こしたことがある人は、アニサキスに感染しやすいのかもしれません。生食はできる限り控えましょう。

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白子の種類別解説

ここからは白子の種類について紹介していきます。ふぐやたら、鮭といった魚介の白子について紹介していきます。

ふぐ白子

ふぐ自体の価格が高いことから想像できる通り、ふぐの白子も高級品です。出回る量はとても少なく、まさに珍味と言えるでしょう。ねっとりとした濃厚な味わいが特徴で、バターのようなコクを感じられます。

ふぐの白子は旨味が強く、白子だけで食べる調理方法がおススメです。炙って食べたり、サッと湯通ししてポン酢などで召し上がる方法が良いかもしれません。ふぐは毒を心配される方も多いかと思いますが、一般的なトラフグの場合は白子に毒はありませんので安心して召し上がることができますよ。

ふぐの白子はその他魚介類の白子と比較しても最高級品です。ねっとりとした濃厚な味わいが特徴で、バターのようなコクを感じられます。

手に入る機会は中々ありませんから、余裕のある方は見かけたら購入してみると良いかもしれませんね。

たら白子

タラの白子は一番手に入りやすく、値段も安価なことが多いです。冬になるとスーパーの鮮魚コーナーなどでよく見られます。

特徴としてはひだが寄っている事が特徴として挙げられます。食味は濃厚ではありますが比較的さっぱりとした味わいです。タラ鍋の際は、白子と切り身を贅沢に使うと美味しく作れますね。

鮭白子

鮭の白子もタラと同じで比較的値段が安いです。鮭の白子は、その他の魚介類の白子と比べるとあっさりとした味わいです。

秋鮭などが出回りだすと、生の切り身の近くに白子も一緒に陳列されていることが多いです。

タラと同様、切り身と白子でお鍋で食べると濃厚で美味しいです。北海道の定番鍋料理である石狩鍋はとても有名です。鮭を頭から内臓まで1匹丸々使用し酒粕で煮込むことで、旨味が凝縮した絶品スープが出来上がります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 白子とは、タラやフグなどの精巣のこと
  • 状態が悪い白子を食べるとヒスタミンによるアレルギーのような反応が出てしまうことがある
  • 白子は基本的には湯通ししてから食べること
  • とても鮮度が良いものであれば生の状態で食べることもできるが、自宅で調理するなら湯通しは必須
  • フグの白子やタラの白子、鮭の白子など様々な種類がありそれぞれ特徴が違う 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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