柑橘類は日本に存在するものだけでも約80種類の品種がありますが、『せとか・はるみ・れいこう』の3種の違いについて比較してみました。それぞれ旬や食べ方・生産地は、どう異なるのでしょうか?
- せとか・はるみ・れいこうの違い
- 味 / 生産地 / 旬 / 大きさは?
これらのテーマについて紹介いたします。
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せとか・はるみ・れいこうの違いは?
“せとか・はるみ・れいこう”は全て柑橘類の品種ですが、食べたことはありますか?それぞれの違いにはどのようなものがあるのでしょうか?各フルーツの特徴について、確認していきましょう。
特徴・味の違い
せとか
“せとか”は2001年に品種登録された柑橘類の一つで、「清見」と「アンコール」という品種を交配させて誕生しました。
『せとか』という名前は、育成地である長崎県口之津町から望むことができる瀬戸内地方での栽培を期待して付けられました
果肉はみずみずしく、非常に柔らかい食感で甘みが強く酸味が少ないのが特徴です。また、中に種が含まれていないので食べやすさも抜群です。外皮と薄皮が柔らかいので剥きやすく、薄皮は一緒に食べることができます。
大きさは7〜8cmが平均的で重さは180〜200g、食味や食感の良さから『柑橘類の大トロ』とも呼ばれる品種です。
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はるみ
“はるみ”は「清見」と「ポンカン」の交配種で、ぷちぷちとした食感が特徴的です。外皮はせとかよりも厚いですが剥きやすく、薄皮は一緒に食べることができます。酸味が少なく、味は温州みかんに似ていると言われています。
『はるみ』という名前は、お正月を過ぎた冬の終わりから春にかけた時期を旬としているため、付けられました
大きさは8cmほどで、重さは180〜200g、そして種が少ないので食べやすい品種です。
れいこう(麗紅)
“れいこう”は、「せとか」の姉妹品種です。「清見」と「アンコール」を交配し、更に「マーコットオレンジ」を交配して誕生しました。品種登録されたのは2005年と、比較的新しい品種です。
れいこうの特徴は、高い糖度にあります!非常に強い甘みと香りが特徴的で、れいこうの中でも甘み・酸味・見た目が優れたものは『はまさき』という品種として出荷されます。
大きさは8cm、重さは200〜30gと、せとかやはるみよりも少しどっしりしています。皮が剥きやすく、白い筋も取りやすいので食べやすさも抜群です。
生産地の違い
せとかの主な生産地は愛媛県で、全国生産量の約7割を占めています。次いで佐賀県・広島県で生産が行われています。
はるみの生産地は愛媛県で、全国生産量の約3割を占めています。次いで広島県や和歌山県で栽培・生産が行われています。
れいこうは主に佐賀県で生産されており、せとかやはるみとは異なり、それに次ぐ産地は長崎県となっています。
旬の時期の違い
せとか・はるみ・れいこうの旬の時期は、それぞれ下記となっています。
- せとか……2月〜4月中旬
- はるみ……2月〜4月中旬
- れいこう…1月中旬〜3月
せとかとはるみの旬の時期はどれも2月〜4月中旬で、その中でも2月が一番美味しいとされています。れいこうに関しては1月中下旬から収穫が始まり、3月まで楽しむことができます、
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まとめ
この記事をまとめると
- せとか…薄皮や果肉が柔らかく、甘みが強いのが特徴
- はるみ…温州みかんに似た味わいで、せとかよりも皮が厚いのが特徴
- れいこう…糖度が高く、上記2種よりもひと回り大きい
せとか・はるみ・れいこうの3種類を比較すると、せとかとれいこうは姉妹品種、全ては「清見」を親とした品種です。それぞれに甘さがあり、異なる特徴もあるので、ぜひ旬の時期に食べ比べてみてください♩
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