いくらが生臭い時の臭み取りの方法を解説!醤油漬け・塩漬けどちらでも!

いくらはお正月や特別な日に食べることが多いですが、冷凍保存されていればどの時期でも美味しく食べることができます。

ところがいざ食べようとすると「あれ?なんか生臭い?」と感じて困ったことはありませんか?実はいくらの生臭い時の臭いは、下処理をやり直せば解決できることもあります。そこで今回は、

  • いくらの生臭い原因は
  • 臭み取りをしていく方法
これらをテーマにご紹介します。臭み取りが終わった後は、醤油漬けや塩漬け、どちらも自家製の味を楽しんでくださいね!

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いくらが生臭い原因は?

いくらの賞味期限・日持ちは?冷凍1年?解凍後・期限切れ・常温は何時間まで?
いくらが生臭いときは、主に3つの原因があると考えられます。

いくらが生臭い3つの原因

  • トリメチルアミンという、魚の生臭い成分
  • 膜や筋から出る生臭い臭い
  • 製造過程に原因

1つ1つ見ていきましょう。

トリメチルアミン

魚介類は時間が経つと、「トリメチルアミン」という生臭い臭いを出す成分が放たれてしまいます。この成分は、内臓や血合い、皮のぬめりなどに発生しやすい性質があるため、筋子のように卵膜がある場合は早めにしっかりとした処理する必要があります。

いくらを作るために筋子を買ったときは、新鮮なうちに調理するようにしましょう。

膜と筋

いくらはサケやマスの卵で、筋子の「卵巣膜」を取りのぞいて、1粒ずつバラバラにしたものをいいます。下処理をするときに膜や筋が残っていると、生臭い原因となってしまいます。

丁寧に取りのぞき、何度もお湯をかえ、水をしっかり切ることで生臭い原因になることを防ぐことができます。

製造過程に原因が?

いくらを製造するにあたり、筋子をほぐす必要があります。40℃のお湯に塩を加え、4%ほどの塩水で筋子をほぐします。40℃は、卵が硬くならないうえに簡単にほぐせることができる温度です。

よく混ぜて、筋子の膜が取れたら水道水でしっかりゆすぎます。前述のとおり、製造過程では膜や筋が残らないようにチェックしましょう。

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いくらの臭み取りの方法

料理

いくらが生臭いときは、再度お湯で洗い流しましょう。

  1. 40~50℃のお湯の中でぬめりを洗い流す
  2. 水分をしっかり切る
  3. 味付けをし直す

続いては、オススメの味付けを2種類ご紹介します!

いくらの2種類の味付け方法

  • 醤油漬け:醤油2、酒1の割合で、数時間漬ける
  • 塩漬け:酒2、塩1の割合で、数時間漬ける

いくらの醤油漬けを作る

カロリー

いくらを筋子の状態から作ってみたい!という方に向けて、いくらの醤油漬けの作り方をご紹介します。

いくらの醤油漬けの作り方

作りやすい量(2人前)

  • 筋子 300g
  • 漬け汁(事前に鍋でひと煮立ちさせ、粗熱を取っておく)
  • しょうゆ 大さじ3
  • 酒    大さじ1
  • みりん  大さじ1
  • 水    大さじ1

下処理をしっかり行う

いくらの臭みを取るには、しっかりと下処理をする必要があります。以下の作業後に調味料をつけこみ、お好みの時間おいたら完成です。

  1. 40~50℃のお湯の中で、筋子をほぐしていく。筋や膜を丁寧にとり、水を入れ替えて3回ほど繰り返す。
  2. 70℃ほどのお湯に塩(分量外)を加えて溶かす。ほぐしたたらこにお湯をくぐらせ、ざるにあげてしっかりと水けを切る。

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漬け込み時間は?

いくらにしっかりと味をつけたい場合は、半日から1日くらい漬け込むと味がなじみます。最低でも2~3時間は味をしみこませましょう!

アニサキスの心配は?

いくらには、アニサキスの心配はあるのでしょうか。サケにはアニサキスが寄生していることもあるようなので、いくらにもいるのでは?と心配になるかもしれません。

結論からいうと、丸い粒のいくらの中にはアニサキスはいないと思っていいでしょう。なぜなら、アニサキスが粒の中に入っていたらいくらは潰れてしまっているからです。

しかし筋子をばらしていくらにするときは、アニサキスが付着している可能性があります。ほぐすときには目視でアニサキスがいないかしっかり確認しましょう。

確実にアニサキスを殺す2つの方法

  • 冷凍で死滅させる・・・家庭用冷凍庫では、冷凍庫の温度を一番低く設定して2日から3日ほど冷凍します
  • 加熱で死滅させる・・・70℃以上のお湯で下処理を行う。


いくらをほぐしたら、最後に70℃のお湯をくぐらせます。70℃以上のお湯にくぐらせるといくらは一瞬白くなりますが、時間が経つときれいなオレンジ色になります。

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まとめ

「いくらが生臭い時の臭み取りの方法」などについて解説、ご紹介をしました。

この記事をまとめると

  • いくらが生臭い原因は、時間が経った魚介類からでる「トリメチルアミン」という成分である
  • 筋子をばらすときに膜や筋が残っていると生臭い臭いも残る
  • 製造過程に丁寧に筋や膜を取り除くことで、臭み取りが解決できる

もし買ってきたいくらが生臭いと感じたら、一度洗い直して「醤油漬け」「塩漬け」の味付けをし直すと美味しく食べられますね!

少し甘めの醤油漬けと、お寿司屋さんのような塩漬け、どちらもぜひ試してみてくださいね。自家製のいくらも、一度自分で作ると美味しさにハマるのでオススメです!

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