せりは生食できる?食べ過ぎるとどうなる?副作用と効能|妊娠中・根っこは?

せりの保存方法は?常温・冷凍保存の方法とおすすめレシピも「せり」は特有の苦味がクセになる季節の野菜ですが、「生でも食べることはできるの?」と疑問に思う方も多いようです。また、栄養豊富で健康にも良いせりですが、食べ過ぎるとどうなるのでしょうか?その副作用や妊娠中の危険性、効能について着目してみました。それでは、

  • せりは生食できる?根っこも食べられる?
  • 妊娠中のせりはOK?
  • せりの効果と栄養
  • せりを食べ過ぎた時の副作用
  • 美味しいせりの食べ方

これらのテーマについて紹介いたします。

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せりは生でも食べられる?

結論からお答えすると、 「せりは生でも食べることができます」 せりはアクが強いなので下茹でするのが一般的ですが、生のままでも食べる野菜です。サラダとして生食すると、特有の苦味と青臭さがクセになります◎

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せりの根っこは食べられる?

「せりの根っこは食べられる?」と思う方が多いかと思いますが、実は 「せりは根っこが美味しい!」 と言われています。もじゃもじゃした見た目なので、本当に食べられるの…?と思うかもしれませんが、せりの生産地である宮城県や秋田県では、根っこまで鍋に入れた「せり鍋」が有名です。

根っこはどんな味?

ほんのりとした苦味と香りがクセになる!

せりの根っこに関しては、下記の記事内で詳しく紹介していますのでチェックしてみてくださいね。

妊娠中でも食べられる?

妊娠中の食事には何かと気を遣いますが、せりは食べても問題ありません。せりには、胎児の形成に欠かせないと言われている葉酸が含まれています。葉酸は毎日コツコツ摂ることで、赤ちゃんの神経管の正常な発育を促し、先天異常の予防すると言われています。

  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。

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せりの効能と栄養!薬膳としても

せりは薬膳としても食べられている健康に良い食材です。その栄養や効能には、どのようなものがあるのでしょうか?

栄養

せりには、葉酸βカロテンといったビタミン類や、鉄分・カリウムなどのミネラル類、そしてシャキシャキとした食感の元である食物繊維を多く含んでいます。

  • β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

効能

せりの青々とした葉や茎にはβカロテンがたっぷり含まれており、生活習慣病予防やコレステロールの排出などの効能があります。

  • 生活習慣病予防
  • 動脈硬化予防
  • 整腸作用
  • コレステロールの排出

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せりを食べ過ぎるとどうなる?副作用は?

えせりはβカロテンや食物繊維など体に良い栄養素が豊富な野菜ですが、あまりにたくさん食べ過ぎると体に害は出るのでしょうか?せりを食べ過ぎた時に現れる症状を見てみましょう。

下痢

せりに含まれている豊富な食物繊維によって下痢を起こすことがあります。腸内で上手く消化できず、消化不良を起こすと下痢となります。あわせて腹痛などの症状も出るので、食べ過ぎはNGです。

せりを保存する方法

新聞紙で包む

せりを常温保存する場合、新聞紙に包んで水分を閉じ込めましょう。なぜなら、せりは乾燥にとても弱い山菜であるためです。

湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで根っこを包み、ビニール袋に入れて口を閉じると常温保存できます。ビニール袋にいれたせりは、可能な限り気温が低く、湿気の少ないところに立てかけてください。

寝かせて保存してしまうと、傷みやすくなります。新聞紙で包む代わりに、容器に入れた水に根っこを浸けて上からビニール袋を被せる方法もあります。やりやすい方法で保存してくださいね。

根っこはどうする?

根っこは切り落とさずそのまま保存しましょう。これは、根付きのほうが長く日持ちし、根っこも食べられるためです。

せりは採取された後も、根っこが水分を吸い上げるので、葉や茎からの水分の蒸発を防げます。また、根っこは出汁が取れたり、茹でると食べられたりするので、食べる時まで残しておくといいでしょう。

乾燥を防ぐためにも、根っこは切り落とさずにそのまま保存することがおすすめです。

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せりの美味しい食べ方

せりは根っこまで食べるのが粋ですよ!根っこまで活かしたせりの食べ方レシピをご紹介。せりの主な生産地である宮城県や秋田県で、旬の時期になるとよく食べられている料理はこちらです。

せり鍋の発祥 

せり鍋は、せりの生産地トップである宮城県・仙台市を中心に食べられている料理です。古くからある郷土料理と思われがちですが実はここ10数年の間に出来た料理でもあります。

一般的には根っこよりも葉、茎を食べられる事が多いですがせりの本当に美味しいのはこの根っことされています。鍋にせりを入れる際には根っこから鍋に入れて食べるのがツウです。

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まとめ

せりは生食できる?食べ過ぎるとどうなる?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • せりは根っこまで食べることができる!
  • 食べ過ぎると腹痛や下痢などの副作用が起こることも
  • 妊娠中でもせりを食べられる◎ 胎児の成長を形成する葉酸が含まれている

せりは冬〜春の時期を旬とする季節の野菜なので、ぜひ根っこまで堪能してみてくださいね。生でも食べられる野菜なので、サラダにするのもオススメですよ。

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