せりの保存方法は?常温・冷凍保存の方法とおすすめレシピも

せり、なずな、ごぎょう、はこべら……の春の七草でもお馴染みのせり。独特のほろ苦い風味がとてもおいしい山菜です。

そんなせりについて「保存方法は?」「常温や冷凍でも保存できるの?」「どんなレシピがある?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで今回は以下のことについて解説します。

  • せりの常温保存は水分の蒸発を防ぐために新聞紙で包む。
  • 冷凍保存は下ごしらえをしてから、水分を逃さず保存する。
  • せりを使ったおすすめレシピ、天ぷらやおひたし、電子レンジを使った調理法を紹介。
せりを正しく長く保存して、美味しいレシピを試してくださいね。

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せりを常温で保存する方法

せりは香りも彩りもよく、鍋にはぴったりですよね。購入したり、採取してからすぐ食べたりする予定であれば、常温保存もできます。それでは、せりを常温で保存する方法について解説します。

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新聞紙で包む

せりを常温保存する場合、新聞紙に包んで水分を閉じ込めましょう。なぜなら、せりは乾燥にとても弱い山菜であるためです。

湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで根っこを包み、ビニール袋に入れて口を閉じると常温保存できます。ビニール袋にいれたせりは、可能な限り気温が低く、湿気の少ないところに立てかけてください

寝かせて保存してしまうと、傷みやすくなります。新聞紙で包む代わりに、容器に入れた水に根っこを浸けて上からビニール袋を被せる方法もあります。やりやすい方法で保存してくださいね。

根っこはどうする?

根っこは切り落とさずそのまま保存しましょう。これは、根付きのほうが長く日持ちし、根っこも食べられるためです。

せりは採取された後も、根っこが水分を吸い上げるので、葉や茎からの水分の蒸発を防げます。また、根っこは出汁が取れたり、茹でると食べられたりするので、食べる時まで残しておくといいでしょう。

乾燥を防ぐためにも、根っこは切り落とさずにそのまま保存することがおすすめです。

保存期間は?

せりは上手に常温保存すると、1週間ほど保ちます。しかし、2〜3日で食べ切ってしまうほうがいいでしょう。なぜなら、せりは日が経つと風味が落ちるためです。

同じ保存方法で冷蔵保存もでき、野菜室に保存したほうが長持ちします。そのため、すぐに食べない場合は、冷蔵保存もおすすめです。冷蔵保存なら1週間経っても常温保存より風味が保たれます。

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せりの冷凍保存方法は?

保存・日持ち

せりは、冷凍保存もでき、常温・冷蔵保存よりも長持ちします。そこで、せりの冷凍保存方法について解説します。

下ごしらえ

せりは冷凍する前に下ごしらえが必要です。なぜなら、そのまま冷凍するとアクが残るためです。

下ごしらえは、サッと茹でるだけなので、とても簡単です。塩を入れた熱湯で10秒ほど茹で、冷水にさらしましょう。冷水に入れることで、アク抜きできますよ。

後は密閉できる袋に入れて、空気を抜いて口を閉じ、冷凍庫に入れてください。茹ですぎると解凍したときに水っぽくなってしまうので、サッと茹でるのがポイントです。

水分を逃さないコツ

冷凍保存する場合、水分を逃さないように気を付けましょう。これは、風味が落ちることや、冷凍焼けを防ぐためです。

茹でたせりを袋に入れる前に、1度に使う分をラップに包んで平らにしてください。こうすることで、空気に触れにくくなり、乾燥を防げます。

また、ボールに水を張り、袋を沈めると水圧で空気が抜いて真空状態を作ってから口を閉じることもおすすめです。水分を閉じ込め、冷凍保存でもせりの風味を長く楽しんでくださいね。

保存期間は?

冷凍の場合、3週間〜1ヶ月ほど日持ちします。冷凍保存した場合、せり独特の食感は失われてしまうので、味噌汁などの汁物に使うといいでしょう。

日持ちはしても風味は時間が経てば失われるので、冷凍保存でも可能な限り早く食べることがおすすめです。

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せりのレシピ

レシピ

せりはシャキシャキとした食感とほろ苦い風味が特徴。せりのおいしさを引き立てるレシピはたくさんあります。そこで、天ぷらやおひたしのレシピ、電子レンジでの調理法について解説します。

天ぷら

せりの風味を楽しむにはシンプルな天ぷらがおすすめです。

  1. 根を取ったせりの茎と葉を5センチ程度に切り、薄力粉をまぶす。
  2. お好みの天ぷら用バター液に混ぜる。
  3. 180度の油に入れ、色が着くまで揚げる。

香りのいいせりを楽しむために、衣は少なめにしてもおいしいですよ。天つゆや塩でサクサクのせり天を楽しんでくださいね。

おひたし

おひたしはせりをサッと茹でて、味付けするだけなので簡単に作れます。シャキシャキした食感を楽しめますよ。

  1. 塩を入れた熱湯にせりを入れて、10秒茹でる。
  2. 冷水によくさらした後、水気をよく切ってボウルに入れる。
  3. 白だしや醤油、みりんなどでお好みの味をつける。

味をつける前までの過程は冷凍保存の下ごしらえと同じなので、多めに茹でて残りを冷凍保存すると、少し手間が省けます。

レンジで調理

せりは電子レンジでも調理できます。他の料理を準備している間にあっという間にできるので、試してみてくださいね。

  1. 3〜5cmに切ったせりの茎や葉を耐熱容器に入れてふんわりラップをかける。
  2. 600wで2分加熱し、水にさらして水分をよく取る。

上記のおひたしは茹でる代わりに電子レンジでも調理できますよ。この方法で味付けを変えると、ごま和えやナムルなども作れます。

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まとめ

せりの保存は乾燥を防ぐことが1番大事なんですね。

この記事をまとめると

  • せりを湿らせた新聞紙で包むと、水分の蒸発を防げ、常温保存できる。
  • 冷凍保存のコツは、下ごしらえの後、水分を逃さず保存すること。
  • 天ぷらやおひたし、電子レンジを使った調理法でせりをおいしく楽しめる◎

常温や冷凍で上手に風味を閉じ込めて保存し、いろんなレシピを試してみてくださいね。

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