シーアスパラガスの栄養は？海水で育つ野菜で健康やダイエット！特徴や使い方 |

シーアスパラガスを知っていますか？その名の通り、海で育つ野菜です。

見た目が細いアスパラガスのような野菜で、アスパラガスという名前はついていますがヒユ科の植物でオカヒジキ等の仲間です。

スポンサードリンク

1 シーアスパラガスについて
2 シーアスパラガスの栄養は？
3 シーアスパラガスの特徴や使い方
4 まとめ

シーアスパラガスについて

日本語名は「厚岸草」

日本ではあまり聞かない名前ですが、実は日本にもシーアスパラガスはあります。シーアスパラガスには「厚岸草」という日本名があり、その名の通り北海道の厚岸湖で発見されました。

9月から10月にかけては真っ赤になるため、別名「サンゴ草」と呼ばれます。北海道以南の塩田地では生息していたようですが、塩田が無くなるのと同時にシーアスパラガスも姿を消し、2000年には絶滅危惧種に指定されています。

日本では採取禁止となっている

そのため、北海道には今でもシーアスパラガスはあるのですが、採取は禁止となっています。採取が禁止されているので国産で天然の食用のものは出回っておらず、日本ではあまり見かけない食材となっています。

ヨーロッパでは人気も日本ではまだ珍しい

国産の食用シーアスパラガスに出会うことは難しいですが、ヨーロッパでは身近な食材でスーパーなどでも売られているため、日本ではヨーロッパや中東からの輸入品を手に入れることは出来ます。フランス語ではパスピエール、オランダ語ではゼークラルと呼ばれています。

スポンサードリンク

シーアスパラガスの栄養は？

栄養価が高く、健康やダイエット、アンチエイジングに優秀な食材のシーアスパラガス。続いて栄養価について見ていきます。

シーアスパラガスは海水で育つので、ミネラルが豊富です。その含有値はケールの10倍とも言われています。ミネラルは体内での生成が出来ず、体外から摂取をしなければならない栄養です。

ここでは、シーアスパラガスに含まれる代表的な栄養素をご紹介していきます。

ナトリウム：細胞の浸透圧を調整しミネラルのバランスを保ち、筋肉や神経の働きを助ける
カルシウム　：骨や歯を形成する、精神の安定を助ける
マグネシウム：骨を形成する、約300種類の体内酵素の働きを助ける、血圧の上昇を抑える、精神の安定を助ける
マンガン：酵素の活性化、血液の生成、消化補助、骨を強くする
亜鉛：体内のビタミンAの代謝を促ことで皮膚や粘膜の働きを良くする。免疫力の向上
鉄分：血液中の酸素を運搬する。不足すると貧血を引き起こす
ビタミンA：皮膚や粘膜を健康に保つ、目の機能を改善する、動脈硬化を防止する

シーアスパラガスに含まれるミネラルのうち、マンガンや亜鉛は足りなくなると「シミ・シワ・たるみ」を引き起こす原因にもなります。

ミネラルをたくさん含む食材として、シーアスパラガスはアンチエイジング食材として注目ですね。

さらに、タンパク質は豊富だけど、カロリーは低いのでダイエット食にも向いています。栄養も摂れて、ダイエットにも向いていて、アンチエイジング効果も期待できるとなると女性には嬉しい食材ですね。

スポンサードリンク

シーアスパラガスの特徴や使い方

さて、美容と健康に良い食材だと言うことが分かりましたが、肝心のお味はどうなんでしょう？次は味や調理法についてご紹介していきます。

美容と健康に良い食材だとしても、美味しくなければ続けては食べられないですよね。まずは気になるお味について説明します。

生でも食べられるシーアスパラガス

シーアスパラガスは生でも食べられます。生で食べるとシャクシャクした食感を楽しめます。海水で育っているので味付けをしなくても、塩味が感じられます。

その塩味ととともに青野菜の臭みやエグミもあるので、ここが好き嫌いの分かれるポイントになります。

火を通すと美味しくなる？

では、茹でたり炒めたりして火を通すとどうなるのでしょう？シーアスパラガスを茹でる時は、沸騰した湯に1分程度さっと茹でるだけで塩味がやわらぎ食べやすくなります。（塩抜きの効果があります）

味は食べやすくなりますがシャキシャキした食感は残るので、うっすら残る塩味を活かしてサラダのアクセントにもオススメです。

海水で育ったからか、シーフードとの相性がよいのでシーフードカルパッチョの色味付けにしてもオシャレです。炒めた場合や油で揚げた場合も、同じく青臭さやエグミはやわらぎます。

ベーコンと炒めたり、かき揚げもシャキシャキの食感が楽しめておいしいです。