焼き芋を毎日は食べ過ぎ?糖尿病・体に悪い?ダイエット・美容効果は?

焼き芋はスーパーやコンビニでも購入できる身近なスイーツとなりましたが、美味しさのあまり毎日食べると体に悪いのでしょうか?食べ過ぎによって何か体に影響があるのか気になりますよね。今回は、

  • 焼き芋を毎日は食べ過ぎ?
  • 焼き芋は体に悪い?糖尿病への影響
  • 焼き芋を毎日食べるメリット・デメリット
  • 焼き芋ダイエットのやり方・時間帯

これらのテーマについて紹介いたします。

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焼き芋を毎日食べるのは食べ過ぎ?

焼き芋は手軽に購入できるさつまいもスイーツですが、美味しいからといって毎日食べるのは食べ過ぎになるのでしょうか?焼き芋の栄養カロリー・糖質について見てみましょう!

焼き芋の効果・栄養

焼き芋の原料はさつまいも100%なので食物繊維がたっぷり含まれています。水溶性・不溶性それぞれの食物繊維を持つので、腸内環境を整えるのに効果的です。また、さつまいもには、ブドウ糖・ショ糖・麦芽糖・果糖の4種類の糖分が含まれています。

  • 水溶性食物繊維水溶性食物繊維は、食物繊維の中で水に溶けやすい分類のもので、主な働きは腸内細菌の餌となり、善玉菌を増やすと同時に酪酸や酢酸と言ったエネルギーの材料になります。腸内環境を整える効果が高く、便秘や下痢と言った不調を改善していきます。免疫力や肌も綺麗にする栄養素です。
  • 不溶性食物繊維:不溶性食物繊維は、食物繊維の中でも水に溶けることが出来ないため腸内まで届きます。腸まで消化されないため、便として排出されるのが不要性食物繊維です。腸管を適度に刺激をするため、蠕動運動が活発化し食べ物の吸収や消化を助ける働きがあります。善玉菌の栄養にもなるため腸内環境もよくなることが知られています。
  • ブドウ糖:ブドウ糖は、穀類や果物に多く存在している糖分です。水に溶けやすく0.1%血液に存在しています。脳はブドウ糖しかエネルギーにすることができず、1日に摂取したブドウ糖の約20%を消費すると言われています。また、体の酸素を運ぶ赤血球もブドウ糖をエネルギーにするためかけがえのない栄養素です。
  • 果糖:果糖は、果物やはちみつに多く含まれている糖質で、フルクトースと呼ばれています。ショ糖と呼ばれている砂糖に比べて甘さが強く、1.5倍の強さを誇ります。適量を取ることで、体のエネルギーとなり基礎代謝の維持や脳機能を安定させます。
  • ショ糖:ショ糖は、一般的に砂糖を呼ばれている砂糖の成分です。ブドウ糖と果糖が結合して一つの分子として構成されています。甘味料として利用されることが多く甘さが強いのも特徴です。サトウキビやてんさいに多く含まれています。
  • 麦芽糖:麦芽糖は、ブドウ糖が2つ結合した糖分で、体内で分解されることで体の筋肉の活動や脳のエネルギーとして使われます。また、腸内に分解されたブドウ糖が届くようになるため、善玉菌が増えて便秘解消や肌荒れ解消等の効果が期待できます。

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焼き芋のカロリー・糖質

よく生のサツマイモの状態に比べて、焼き芋の状態の方がカロリーが高いと思われがちですが、実はカロリーは変わりません。ただ、焼くことにより水分が飛んでしまうため、例えば同じ100gでも、生の状態の100gと焼いた状態の100gとでは、どうしても元々の量が違うためカロリーが高く感じてしまうのです。「焼くと甘くなるからカロリーが増える」ということはなく、「生の状態と同じg数の焼き芋を食べようとするなら、カロリーが増える」と考えると良いでしょう。

カロリー&糖質
  • カロリー:約160kcal(100gあたり)
  • 糖質:約39g(100gあたり)

生のさつまいもの糖質量は31.5gなので、比較すると焼き芋の方が高い数値です。

焼き芋は体に悪い?

焼き芋には糖分が多く含まれているわけですが、体に悪いことはありません。主食の代わりに食べることで食物繊維やさつまいもが持つビタミンなどの栄養素を摂ることができる“焼き芋ダイエット”と呼ばれるダイエット法もあります。

ですが、体質や食べる量によっては体に影響が出ることもあるので注意しましょう。詳しい症状については次で紹介しています。

糖尿病への影響

焼き芋は濃厚な甘みがあるので糖分が多く、ブドウ糖・ショ糖・麦芽糖・果糖の4種類の糖分が含まれています。糖尿病の方はたくさん食べると糖分過多となり、あまり体に良くないので控えるようにしましょう。

しかし、焼き芋は実は低GI食品なので血糖値が上昇しにくく、太りにくい食材と言えます。

低GI食品とは?

食後の血糖値の上昇を示す指標のこと。GI値が低いほど上昇が緩やかな食品で、太りにくさに繋がる

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焼き芋を毎日食べるデメリット

下痢・腹痛・便秘

焼き芋を食べ過ぎると、体質や体調によって腹痛・胃痛・下痢を起こすことがあります。その原因は、さつまいもに含まれる水溶性食物繊維の過剰摂取により消化不良を起こすためです。

水溶性食物繊維とは?

食物繊維の中で水に溶けやすい分類のもので、主な働きは腸内細菌の餌となり、善玉菌を増やすと同時に酪酸や酢酸と言ったエネルギーの材料になる。腸内環境を整える効果が高く、便秘や下痢と言った不調を改善していきます。免疫力や肌も綺麗にする栄養

水溶性食物繊維は適量であれば腸内環境を整え、便秘や下痢などの症状を改善する働きがあるのですが、過剰摂取すると消化することができず、逆に腹痛や下痢を引き起こしてしまいます

焼き芋を毎日食べるメリット

便秘解消

焼き芋に含まれる食物繊維は、適量であれば便秘解消に効果的です。腸内でカサを増して排出する働きがあるので、たまった宿便の解消も期待できます◎

肌への美容効果

腸内環境が良くなるとついてくるのが美肌効果です。腸内に便がたまっていると毒素が体内を巡るため、肌が荒れやすくなります。美肌の元は腸内環境の良さでもあるので、便秘を解消することで肌質改善にも繋がります◎

ダイエット効果

食物繊維豊富な焼き芋を主食の代わりに摂ることで、ダイエット効果を実感できた!痩せた!という人もいます。焼き芋によるダイエット方法について確認してみましょう!

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焼き芋ダイエットのやり方

“焼き芋ダイエット”というダイエット方法があるのをご存知ですか?焼き芋を食べることで痩せるという噂がありますが、 焼き芋は低GI食品 なので糖質が高い割に血糖値が上がりにくく、甘いけれどそこまで太りにくい食材なのです。

焼き芋ダイエットのやり方は、お米やパン・麺類などの炭水化物の代わりに焼き芋を食べる“置き換えダイエット”です。

お米やパンと同じで焼き芋にもカロリーや糖質がありますが、焼き芋には食物繊維やビタミン類など体に嬉しい栄養素も多く含まれています。食べ過ぎは良くありませんが、焼き芋は少量でも満足感を得やすいです。

朝が効果的

焼き芋ダイエットをするには、エネルギー消費が活発になる朝や日中がオススメです。糖質はエネルギー源となるので、パワーが出たり脳が活性化する効果もあります。

夜・寝る前に食べない

寝る前など夜は胃腸の活動が弱まるため、食べたものが体に蓄積されやすいです。「ダイエットは夜18時以降何も食べないと効果的」と言いますが、夜遅い食事はダイエットによくありません。焼き芋は特にどっしりしているので、寝る前の夜の時間帯は避けるようにしましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 焼き芋を毎日食べると下痢・便秘となることも!
  • 適量であれば美肌効果・整腸作用が期待できる!
  • 主食に置き換える焼き芋ダイエットで痩せたという声も!

焼き芋はカロリー・糖質共に低いものではありませんが、主食に置き換えることでダイエット効果を時間できる人もいます。食物繊維豊富で便秘解消にも効果的なので、適量であれば毎日食べても問題ありませんよ◎

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