さつまいもを食べたら“舌がピリピリする、酸っぱい”と感じたことはありませんか?焼き芋が酸っぱい原因には、食べられない場合と食べられる場合の2種類が存在するようです。今回は、
- さつまいもが酸っぱい原因
- 腐ったさつまいもを食べるとどうなる?
- 腐ったさつまいもの見分け方
- 保存方法・日持ち
こちらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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さつまいもが酸っぱい・舌がピリピリする原因は何?
さつまいもはスイーツにしても料理に使っても美味しい野菜ですが、食べると舌がピリピリしたり、酸っぱく感じることがあります。さつまいもに感じる酸味の原因には2種類あるのですが、それぞれ詳しく確認してみましょう。
腐っている
酸っぱい・さつまいもの原因1つ目は、シンプルに“腐ってしまった”ことが考えられます。特に食べかけの焼き芋は傷みやすいので、常温で数日放置していたら腐ってしまった!なんていうことも。
クロロゲンによるもの
さつまいもは腐っていなくても酸っぱいことがあります 。その原因は、さつまいもの皮に含まれる“クロロゲン酸”という成分によるもので、焼ける時にキナ酸に変化して酸味を持つためです。そのため皮に近い部分の味が酸っぱいことがありますが、腐っているわけではないので食べることができます◎
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腐ったさつまいもは食べるとどうなる?
カビを食べちゃった!という場合や、腐ったさつまいもを食べてしまった!という場合は、食中毒になることがあります。
食中毒
消費期限切れのさつまいもには、目に見えない細菌や雑菌が繁殖している場合があります。食べかけのさつまいもは菌が繁殖しやすく、「黄色ブドウ球菌」という菌が原因で食中毒になる可能性があるので注意しましょう。
- 炭水化物と水分量が多い場合に繁殖しやすい菌
- 加熱しても菌は死滅することがないのでどう調理してもNG
さつまいもによる食中毒症状と症状が出るまでの時間は下記となります。
症状は下痢・腹痛など
腐ったさつまいもによる食中毒症状には、腹痛や下痢・嘔吐などがあります。
症状が出るまでの時間
黄色ブドウ球菌による食中毒症状が発症するまでの時間は、食後30分〜6時間以内が多いです。
腐ったさつまいもの見分け方
さつまいもは腐るとどうなるのでしょうか?冷蔵すれば腐りにくいさつまいもですが、常温のまま放置してしまったり、保存期限を超えてしまうと腐ることもあります。腐ったさつまいもの特徴・見分け方を確認してみましょう。
- 黒く変色する
- カビが生える
- 乾燥してカチカチになる
さつまいもは腐ると黒っぽく変色したり、カビが生えたりします。また、乾燥することで芋がカチカチになるので、保存の際はラップやアルミホイルに包むなどして乾燥を防止しましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
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賞味期限切れは芽が出ることも
じゃがいもは保存していると芽が出るのはご存知かと思いますが、同じ根菜類であるさつまいもも賞味期限が切れていたり保存状態が悪いと芽が出てしまいます。
じゃがいもの芽=毒性があるものですが、さつまいもの芽には毒がありません◎食べても問題のないものですが、味や食感に影響が出るので調理する際は取り除くのがベターです。
中が変色しているのは食べられる?
さつまいもは中が黒や緑色に変色することがあり、ねばり気やカビなど腐っている状態が見られないのであれば食べることができます。
変色する原因はさつまいもに含まれる天然色素のポリフェノールによるもので、 空気と結合することにより黒や茶色・緑色に変色 します。ポリフェノールは食べても問題のない成分なので、腐敗ではない変色であれば食べることができます◎
さつまいもの日持ち・賞味期限
さつまいもの日持ち日数の目安は、丸ごと・カット・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 丸ごと……1〜2ヶ月
- カット……4〜5日
- 冷凍保存…約1ヶ月
丸ごと1個の状態のさつまいもは、常温で1ヶ月・冷蔵で2ヶ月ほど保存することができます。カットした使いかけは変色したりカビが生えたりしやすくなるので、5日程度が日持ち日数の目安となっています。
生のさつまいもや茹でたさつまいもは冷凍保存も可能で、日持ちは約1ヶ月となります。詳しい保存方法については、記事の後半で紹介しています。
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さつまいもの常温・冷蔵・冷凍保存方法
さつまいもの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
常温での保存は新聞紙に1本ずつ包んでから冷暗所で保存します。新聞紙の代わりに段ボールに入れて保存することもできます。さつまいもは水分に触れたところから傷んでいくので、水気のない所で保管することが大切です。
常温で20度を超えると発芽が始まってしまうので、室温が20度を超えるときは冷蔵庫の野菜室に保存するようにしましょう。保存期間は1カ月です。
冷蔵保存
暑い夏は気温によっては発芽が始まってしまうので、冷蔵保存がおすすめです。新聞紙に1本ずつ包んでポリ袋に入れ、軽く口を閉じてから野菜室で保存します。保存期間は約2カ月です。
- 断面が変色しないようラップをかける
- ビニール袋に入れる
使いかけのさつまいもは変色しやすいので、ラップをしてできるだけ空気に触れさせないようにしましょう。
冷凍保存
さつまいもは加熱してから冷凍することで約1ヶ月日持ちさせることができます。それ以外にも、マッシュポテトや干し芋にしてから冷凍する方法もあり、そちらも保存期限は1ヶ月となっています。
- カットして加熱したさつまいもを使用する
- 小分けにしてラップに包み密閉袋に入れる
マッシュしてから冷凍
皮をむいたさつまいもを熱湯で茹でて、つぶします。冷ましてから保存袋に入れて平たくしてから冷凍しましょう。この時に袋の上からお箸で筋を入れておくと、使うときに必要な分だけ割ってから使用できるのでおすすめです。離乳食やお菓子作りなどに活用できますね。
干し芋にして冷凍
さつまいもを蒸してから皮をむいて、縦切り約1センチに切ります。晴れた日に干し網に入れて1週間ほど好みの固さになるまで干します。雨の日はカビが生えやすいので、干すときは晴れが続く時期を選びましょう。
ラップで小分けにして、さらにジップロックなどの保存袋に入れてから冷凍保存しましょう。さつまいもを蒸すときは普通蒸し器を使いますが、蒸し器を持っていない場合は炊飯器でも代用できます。
炊飯器にさつまいもとカップ2杯の水を入れて、炊飯器のスイッチを押すだけでホクホクの蒸しさつまいもができますので、ぜひお試しください。
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まとめ
この記事をまとめると
- 焼き芋が酸っぱい原因①腐っている②成分クロロゲンによるもの
- 腐った焼き芋で食中毒となる可能性も
- 消費期限切れは特に注意!腐っていないか要確認
焼き芋は最近スーパーでも簡単に購入できるようになりましたが、保存する際は腐ることもあるので気をつけてくださいね。酸っぱい原因が腐ったものでなければ食べられるので、よく見分けてみましょう。
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