さつまいもは妊娠中でも食べられる?妊娠糖尿病の危険性・葉酸はある?

妊娠中は食べてはいけない食材がいくつかありますが、“さつまいも”は食べても問題ないのでしょうか?今回は、

  • さつまいもは妊娠中でも食べられる?
  • 妊娠中に気をつけたいこと
  • さつまいもに葉酸はある?
  • 妊娠中の糖質量は1日どのくらい?

これらのテーマについて紹介いたします。

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さつまいもは妊娠中でも食べられる?

妊娠中は食中毒の危険性がある生魚・アルコール・菌による感染リスクのあるチーズなど、いくつかの食材が「食べてはいけない」とされていますが、“さつまいも”は妊婦さんでも食べられるのでしょうか?

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結論からお答えすると、 妊娠中でもさつまいもは食べることができます◎! さつまいもには食物繊維やビタミン類が含まれているので、むしろ積極的に摂りたい食材です。

妊娠中はホルモンバランスの影響で便秘になりやすく、便秘薬を飲まないとなかなか排便できないことが多いです。妊娠中でも飲める便秘薬には“酸化マグネシウム”などがあり、かかりつけの産科で処方してくれます。

妊娠中の便秘はなかなか手ごわいものですが、その対処法として 「食物繊維の多い食材を摂ること」 が挙げられます。さつまいももそのうちの一つで、繊維質が多く含まれているので便秘解消効果を期待することができます。

皮は妊婦でも食べられる?

さつまいもの皮にも食物繊維が多く含まれており、特に毒性や問題ある栄養成分も含まれていないので食べることができます。

妊娠中に気をつけたいこと

妊娠中には様々なトラブルが起こりやすいもの。妊娠中に気をつけたい3つのポイントについて見てみましょう。

妊娠糖尿病

「妊娠糖尿病」という病気を知っていますか?妊娠前は糖尿病を持っていなくても、妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、そのことを妊娠糖尿病と呼んでいます。

より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると、胎児に合併症が出る危険性があります。

妊娠糖尿病による胎児の合併症
  • 新生児低血糖
  • 新生児高ビリルビン血症
  • 低カルシウム血症
  • 呼吸窮迫症候群

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食中毒

妊娠中は普段より免疫力が下がっているため、通常であれば無症状でも細菌に反応することがあります。それにより食中毒となり、飲める薬も制限されてしまうので体や胎児への影響が懸念されます。

妊娠中に気をつけるべき食中毒の食材には、お刺身・チーズ・生焼けのお肉・生卵などがあります。筆者も妊娠中に一切れのブリのお刺身を食べたところ、腹痛と下痢になったことがあるので注意しましょう…!

葉酸の摂取

葉酸は妊娠前から摂取した方が良いと言われる栄養成分で、妊婦さんには欠かせないものです。サプリで補う方も多く、産院でも葉酸の摂取を勧めています。

  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
 1日の葉酸の摂取目安量は、480μg(マイクログラム) と言われています。特に妊娠1ヶ月〜3ヶ月までの期間の葉酸摂取が重要とされているので、妊娠初期には特に進んで摂る必要があります。

POINT

妊娠中に葉酸が不足すると奇形リスクが上がるなど、胎児に影響が出ると言われている

さつまいもに葉酸はある?

さつまいもも葉酸を含む野菜で、100gあたり49μgの葉酸が含まれています。1日の目安量480μgほどではありませんが、食品に含まれる量としては多い方です。サプリでも補いつつ、食品から摂取するのがベターなのでオススメです◎

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さつまいもの栄養成分

さつまいもには他にも、食物繊維や日常生活で不足しがちなビタミンA・ビタミンB群・カルシウム・鉄といった栄養素が充実しています。カルシウムの含有量はなんと牛乳以上。ビタミンKと一緒になり骨の健康維持に働きかけます。

  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • ビタミンK:ビタミンKは、骨の形成に関わり、ビタミンDとともにカルシウムを取り込むことを助けます。加えて、体内の傷を治すプロトロンビンの働きを助けるため、血小板が傷を塞ぐ働きを助けるビタミンです。不足すると、傷の治りが遅くなります。

妊娠中のおやつにさつまいもは良い◎

妊娠中でも、さつまいもには食物繊維や葉酸・ビタミン類など栄養成分が豊富に含まれているので、おやつ代わりに食べるのもオススメです。カロリーや糖質量の多い洋菓子を食べるよりもヘルシーで、便秘解消効果もあるので是非取り入れてみましょう!

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まとめ

この記事をまとめると

  • さつまいもは妊娠中でも食べられる!
  • 胎児の奇形リスクを減らす葉酸も豊富◎
  • 妊娠中には①妊娠糖尿病②食中毒にも注意!

妊娠中は何かと食べ物に気をつける必要がありますが、さつまいもは妊娠中のマイナートラブルである便秘を解消する効果もあるので、是非進んで食事に取り入れてみてくださいね♩

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