砂糖は日本人の食事には欠かせない調味料の一つです。最近は生活習慣病などがよく話題になり、砂糖を毛嫌いする方も多いですが、実は私たちの体にとってとても大切な成分の一つでもあります。
そんな砂糖ですが、種類が豊富なことはご存じですよね。今回は砂糖の種類の中でも「三温糖」に着目して紹介していきます。
和食を作る際に三温糖が材料で必要なこともありますが、無い場合は代用できるのでしょうか。そこで今回は、
- 三温糖の代用4選!
- それぞれの違いを比較!
- どんな料理で代用できる?
これらのテーマで紹介していきます。それぞれの砂糖との違いなどについても紹介していきますので参考にしてみてください。
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目次
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三温糖の代用4選!
自宅によくある砂糖で三温糖の代用はできるのか紹介していきます。上白糖から始め、グラニュー糖や水飴、ザラメはどうなのか紹介していきます。
上白糖
上白糖は多くのご家庭で利用されている一番馴染みのある砂糖です。価格も安価で癖もありませんから、色々な料理で使えます。
上白糖は三温糖のようなコクはありませんが、代用は十分可能です。重量や甘さ的にもほぼ三温糖と同じですから、分量などもそのまま代用して大丈夫でしょう。
注意点としては三温糖ならではの茶褐色は出ません。仕上がりはあっさりとした色合いと味になるでしょう。
グラニュー糖
グラニュー糖は砂糖の中でも一番精製度が高く、不純物の無い純度の高い砂糖です。サラサラとした純粋な甘さが特徴です。コーヒーや紅茶などに使われることが多いですよね。
日本では上白糖が一番有名ではありますが、世界的にみると実はグラニュー糖が一番消費量の多い砂糖です。癖がないことから、お菓子や飲み物など多くの食品に登場するようですね。
代用することはもちろん可能ですが、上白糖同様あっさりとした仕上がりになります。
水飴
水飴も代用可能です。水飴は三温糖に比べて優しい甘さと、照りが出ることが特徴です。魚の照り焼きなどには、むしろ水飴の方がうまく作れるかもしれませんね。
ザラメ
ザラメは料理の仕上がり的には一番三温糖に近いものになるかもしれません。ただし糖度が高いため、使用量には注意が必要です。
またザラメは粒子が大きいため、溶けにくいという特徴があります。お料理に使う際は使うタイミングに注意してくださいね。後から入れると溶け残りがあり、ジャリジャリとした食感になってしまうかもしれません。
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それぞれの違いを比較!
先ほど紹介した砂糖は、三温糖とどう違うのでしょうか。製造方法や原材料などに着目しながら紹介していきます。
上白糖
上白糖と三温糖の違いは、製造過程で「煮詰め」を行うかどうかの違いになります。原料は同じで、カロリーや重さ、甘さなどもほとんど変わりません。三温糖は一度糖液を煮詰めることで、香ばしいような独特のコクが生まれます。
グラニュー糖
グラニュー糖と三温糖の違いは「純度」と「製造工程」の違いです。三温糖は一度糖液を煮詰めていることから、独特の茶褐色になります。
注目すべきは純度の違いで、グラニュー糖は一番精製度合いが高く、「純粋な甘さ」に近い砂糖です。三温糖のようなコクはありませんが、飲み物や食べ物など幅広く利用できます。
水飴
水飴は三温糖とは大きく違います。三温糖は原材料がサトウキビなどですが、水飴は麦芽糖です。さらにぶどう糖や、麦芽糖、デキストリンなどの混合物のため、一般的に甘味料の部類に入ります。
砂糖を煮詰めても水飴になることはできないということですね。
ザラメ
ザラメは砂糖の中でもざらめ糖という分類に入ります。グラニュー糖もこのざらめ糖の部類です。それに比べて三温糖は車糖という部類です。ざらめは粒子が大きくゆっくり溶けますから、お菓子作りや果実酒、煮物などがおススメです。
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どんな料理で代用できる?
具体的な調理方法や料理などで、どの砂糖が代用できるのか紹介していきます。それぞれの砂糖に合った使い方もありますから、料理好きの方は知っておくと良いかもしれませんね。
炒め物
炒め物には上白糖やグラニュー糖などがおススメです。砂糖自体に癖がありませんから、素材のおいしさを引き立ててくれます。グラニュー糖は溶けやすいという特徴もありますから、炒め物でも上手に使えるでしょう。
煮物
煮物の場合はザラメがおススメです。じっくり溶けるという特徴を持っているザラメは、素材にゆっくりと甘味を染み込ませてくれます。長時間煮込むことが多い煮物類のお料理ととても相性の良い砂糖です。
ケーキ
ケーキの場合はグラニュー糖を使うと良いでしょう。癖がなく溶けやすいですから、お菓子作りにとても相性が良いです。
また食味自体に雑味がありませんから、その他の砂糖を使うよりあっさりとした上品な仕上がりになります。ケーキ以外にもゼリーやムースにも使うことが出来ますよ。
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まとめ
今回は三温糖の代用品と、それぞれの砂糖の特徴などについて比較してきましたがいかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 三温糖は一度煮詰めるためコクがある
- お料理に使うとコクと深い色合いになる
- 様々な砂糖で代用はできるが、コク深さは三温糖ならではの特徴
お砂糖の種類が豊富なことは知っていたが、それぞれの違いについては知らなかったという方も多いと思います。購入される際は作る料理を意識して買われるのも良いですね。
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