ねぎまの語源はネギの「間」ではない!もともとはマグロ?由来は?

居酒屋や焼き鳥屋さんの定番メニュー、「ねぎま」。ご存じの通り、鶏肉とネギを交互に串に刺して焼いた食べ物です。あの香ばしい香りを想像するだけでウットリする方も多いのではないでしょうか。(笑)

とはいえ、「大好きだけど、お肉だから太るしなあ」って思っている人もいるかもしれません。

実はねぎまは栄養効果も高く、食べ方次第ではダイエット中でも充分楽しめるんです。ここでは、意外に知られていないねぎまの由来や、他の焼き鳥に比べた糖質、カロリー、ダイエット中の方におすすめの食べ方などを紹介します!

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ねぎまってどんな料理?

もともとは鶏肉ではなかった

「ねぎま」の語源を問われると、「葱間」と答える方が多いのではないでしょうか。

鶏肉の間に葱(ネギ)が挟まっているイメージからそう連想しがちですよね。でも、それは間違い!ねぎまの「ま」というのは、実は「まぐろ」のことなんです!

いつ頃から食べられているの?

ねぎまの由来は江戸時代。当時、ネギとまぐろを煮込んだ「ねぎま鍋」として親しまれた味が、ネギとまぐろの串料理に変化。その後、値段が高いまぐろの代わりに安価な鶏肉を使うことになり、現在の形に落ち着いたというワケです。

なぜネギを一緒に食べるの?

肉とネギを交互に食べることで食べ飽きることがないというメリットに加え、ネギそのものに多くの栄養があります。特に免疫力を高めるビタミンCや、ビタミンB1の吸収を高め、疲労回復やスタミナアップに効果があるアリシンを含むため、今の時期にもおすすめ。タンパク質豊富な鶏肉とともに食べることで一層の栄養効果が期待できます。

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ねぎまは太る?

ねぎまのカロリーと糖質

 

ねぎま1本のカロリーと糖質

  • タレの場合1本(48g )・・・糖質2.18g、カロリー82kcal
  • 塩の場合1本(48g )・・・糖質0.36g、カロリーは72kcal

 

ねぎまのカロリーは1本(48g )あたり、糖質が2.18g、カロリーが82kcalとなります。(タレで食べる場合)

カロリーは高めですが、糖質はとても低めです。さらに、味付けをタレから塩に変えると、糖質0.36gでカロリーは72kcalとなり、より低糖質、低カロリーに!ダイエット中の方は、塩で食べるのがおすすめです。

他の焼き鳥との比較

ちなみに、他の焼き鳥メニューの糖質、カロリーと比べてみましょう。(味付けは「タレ」の場合)

  • ねぎま・・・糖質2.18g/82kcal
  • 焼き鳥(もも肉)・・・糖質1.82g/100kcal
  • 焼き鳥(むね肉) ・・・糖質1.82g/96kcal
  • 焼き鳥(皮) ・・・糖質1.82g/159kcal
  • つくね・・・糖質4.2g/85kcal

 

カロリーで見た場合、ねぎまが一番低いものの、総じて高め。糖質はつくねを除いて、いずれも低めです。

流行りの糖質制限ダイエットにはお勧めの食材と言えそうですね。また、先ほど伝えたように、ダイエット中の方にはタレより塩で食べることをおすすめします。

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ダイエット中のおすすめの食べ方

お酒と一緒に食べない

ダイエット中の方には、できるならお酒を我慢していただきたいところ。その理由として、まず、アルコールは、食欲を促す働きをするため、食べすぎにつながる可能性があるということ。

美味しく飲んで食べて、、、を繰り返すうちに、あっという間に糖質オーバー、カロリーオーバーになりかねません。

つぎに、お酒自体に、カロリーや糖質があるということ。ビール(中ジョッキ1杯)、日本酒 (1合)には約200kcalあります。これはねぎま2本以上に相当するカロリー。

また、日本酒やビールには糖質も多く含まれます。取りすぎた糖質は体内で脂肪として蓄えられるため、どうしてもお酒を飲みたいなら、糖質の少ないウイスキーや、焼酎などを選ぶようにしましょう。

炭水化物と一緒に食べない

お酒以上に、多くの糖質を含むのが炭水化物です。炭水化物は米やパンなどの主食に多く含まれています。

100グラム当たりの炭水化物

  • ご飯が37.1グラム
  • 食パンが46.4グラム

ちなみに炭水化物は主に糖質と食物繊維に分かれますが、実際、そのほとんどが糖質で構成されています。

仮に、焼き鳥を美味しく食べた後の「しめ」に焼き鳥丼を食べたとしたら?ご飯茶わんに軽く一杯(約150グラム)でも、なんと糖質はなんと約57.2g!カロリーも約240kcalですから、ねぎまとご飯を一緒に食べるのは避けましょう。

ついでに言うと、健康的なイメージがある果物類も要注意。たとえばバナナは22.5グラム、りんごは16.2グラム(100グラムあたりの含有量)、ドライマンゴーにいたっては84.9グラムもあります。イモ類も炭水化物を多く含む食べ物です。

ポテトサラダをはじめ、じゃがいもやさつまいもを使ったおつまみは控えめにしましょう。

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まとめ

 ネギと鶏肉のうまみを余すことなく楽しめるねぎま。食べ方を工夫することで、ダイエット中でもより安心して味わえそうですね。「鶏肉でなく、元々はネギとまぐろだったんだよ。」なんてエピソードを披露しながら親しい方と味わってみてはいかがでしょうか。