さんまの塩焼きの内臓は食べる?取らない?体に悪い?下処理は必要?

秋頃の9〜10月に旬を迎える秋刀魚(さんま)、みなさんは好きですか?そんなさんまを塩焼きにするとき、特に初めての人が悩んでしまうのが「さんまの内臓」問題です。そこで今回は、

  • さんまの塩焼きの内臓は食べる?
  • さんまの内臓の栄養成分と食べる効果
  • さんまの塩焼きに下処理は必要?
  • さんまの塩焼きの焼き方

コチラの内容について紹介していきます。

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さんまの塩焼きの内臓は食べる?


実はさんまの内臓は食べられるものですが、「食べてはいけないもの」と認識している人も多いですよね。わざわざ取ることもある中、さんまの塩焼きの内臓を食べることで、健康被害はないのでしょうか。

内臓に寄生虫は?

さんまの内臓の安全性を考えた時に浮かぶのが、寄生虫の問題です。さんまに限らず、魚などの魚介類には寄生虫が住んでいる可能性があります。

 ですが、さんまに住む寄生虫は、基本的に加工や出荷の段階で取り除かれます。また、目視で確認が可能なため家庭でも取り除けますし、塩焼きにする=熱処理で死滅させることができます。 

内臓は体に悪い?

ここで注意したいのが、さんまの塩焼きの内臓が食べれるからと言って、他の魚もOKという訳ではないことです。

一般的に魚は食べた餌の消化に時間がかかり、綺麗な内臓を持っていません。


それに対し、さんまは胃がないという特徴があるため消化が早く、綺麗な内臓を持っているため、人が食べても問題はありません。

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さんまの内臓の栄養成分と食べる効果

レシピ
さんまの内臓は食べることができ、あの特徴的な苦味は好きな人にとってはたまらない部分とも言えます。ですが、さんまの内臓はおいしいだけでなく、嬉しいポイントも持ってるいるんです。

栄養素

さんまの内臓には、実は豊富な栄養素が含まれています。

主な栄養素は次の通りです。

  • ビタミンA(レチノール)
  • カルシウム
  • 鉄分

またさんまには、もちろん内臓以外の部分にもEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2などの栄養が含まれています。

効果

さんまの内臓に含まれるレチノールには、細胞生成を促進し、乾燥を防いでくれます。

 つまり、シワやたるみ、吹き出物やニキビを防ぐなどの女性に嬉しいアンチエイジング効果が期待できます。 

その他にも、目の下のクマ消し、目の健康を維持する効果、脳梗塞予防、脳の活性化など、さまざまな効果があります。

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さんまの塩焼きに下処理は必要?


さんまの塩焼きには、わざわざ内臓を取る必要がないことが分かりました。ですが、鱗が汚れていたりヌメリがあるため、ある程度の下処理は必要になります。ここからは、その具体的な方法について紹介します。

塩を振って臭みと取る

鱗の汚れや体に残ったヌメリは、臭みの原因になります。そのため、全体に塩を振って臭み取りをしておきましょう。

手順は次の通りです。

  1. さんまをよく洗う
  2. キッチンペーパーを2〜3枚重ねてその上に乗せる
  3. さんま全体に塩を振る
  4. 15分置く

好みで切れ目を入れる

 既述の方法で塩を振ったら、表側(頭が左側)に切れ目を入れてから焼くのがおすすめです。 

15分置いておいたさんまは、水分が出ている可能性がありますので、まずはキッチンペーパーで優しく拭き取りましょう。

切れ目が入ったさんま、火の通りも良くなり、焼き上がりの見た目も良くなります。

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さんまの塩焼きの焼き方

料理
下処理方法が分かったら、いよいよさんまの塩焼きを作っていきましょう。今回は、フライパン、グリル、オーブンで焼く3パターンの方法を紹介しますので、それぞれの家庭に応じて参考にしてください。

グリル

さんまの塩焼きといえば魚焼きグリル一択!という人も多いかもしれません。

 まずは、グリルの網にサラダ油をさっと塗っておきましょう。このまま一度強火で空焼きをしておくことで、さんまが網にくっつくのを防ぎます。 

予熱ができたら、さんまを網の両端に置き、表面を強火の中火でしっかりと焼きましょう。

  • 片焼きグリル:5~7分後、上下をひっくり返してさらに5~7分
  • 両面焼きグリル:9〜10分程度

フライパン

さんまの塩焼きは、フライパンでも作ることができます。

先に魚焼用ホイルを敷いておくと、皮がフライパンに張り付いたり焦げるのを防いでくれます(ない場合はクッキングシートでもOK)。

さんまを表側にして置いたら、中火~弱火でフタをせずに焼いていきます。5~6分を目安に、身の半分程度に火が通っているのを確認したら、裏返します。

さらに3〜4分程度焼き、全体に火が通れば完成です。

オーブン

グリルやフライパンを使うときの後片付けが面倒な人は、オーブンで焼くのはいかがでしょうか。 天板に敷いたクッキングシートの上からさんまを置くので、汚れにくいですよ。 

オーブンは230℃に設定し、15分程度でじっくり火が通るまで焼きましょう。

焼き加減に注意すれば、十分おいしいさんまの塩焼きを楽しむことができます。

まとめ

「さんまの塩焼きの内臓は食べる?取らない?体に悪い?下処理は必要?」について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • さんまの塩焼きの内臓は食べられる
  • さんまの内臓の寄生虫は加熱で死滅する
  • さんまの内臓には栄養成分が豊富
  • さんまの内臓にはアンチエイジングなどの効果がある
  • さんまの塩焼きには下処理が必要
  • さんまの塩焼きはフライパンやオーブンでも調理可能

さんまの塩焼きを作る際、焼き上がりにムラが出たり、パサつくなどの失敗経験はありませんか?今回の記事を参考に、上手に焼いて隅々までさんまの塩焼きを楽しんでくださいね。

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