サラダ油でアレルギー反応?リノール酸や古い油に注意・良質な油で健康に

毎日の食生活に欠かせない「食用油」は、炒め物・揚げ物・調味料などと用途が広くご自宅にある方も多いのではないでしょうか。食用油と言っても沢山の種類があり、価格もバラバラですよね。

今回は食用油の中でも、認知度が高く使用されている方も多い「サラダ油」について詳しくみていきます。

  • サラダ油の特徴とは??他の代表的な油との違いとは??
  • サラダ油でアレルギーのような症状が?!考えられる原因とは!
  • 毎日使用する「食用油」は、良質なものを選び健康的に過ごしたい!
近年、健康志向の高まりから「食用油」にこだわりを持つ方が多いのはご存知ですか?使い馴染みがない方でも、詳しく知ることで「良質な食用油」を選びたくなること間違いなしです。是非ご一読くださいね。

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サラダ油とは  

サラダ油は、スーパーなどで比較的安価で購入することができ見つけやすい食用油の1つです。ここからは、サラダ油の特徴や他に知られる食用油との違いなどを詳しくお伝えしていきます。

サラダ油とは

サラダ油

日本独自で開発された植物油の1つ

  • 低温でも結晶化しないように精製されている
  • “生でサラダに使える油”という意味で命名されており、サラダ油は「商品名」である
  • JAS規格(日本農林規格)によって、原料にアブラナ・綿実・大豆・ごま・サフラワー・ひまわり・とうもろこし・米・ぶどうを定められている

などの特徴が挙げられます。サラダ油

ドレッシング・揚げ物・炒め物など基本的に何でも使用可能
万能食用油です。また、サラダ油は

  • 単一の原料で作られたものは、「原料名+サラダ油」として販売されている
  • 2種類以上の原料をブレンドされて作られたものは、「調合サラダ油」と呼ばれている

おり主に販売されている商品名は、どちらかの表示がなされています。

ほかの油との違い

サラダ油の他で、よく知られる身近な食用油

  • 菜種(なたね)油
  • キャノーラ油
  • オリーブオイル

があります。特徴的な違いに

菜種(なたね)油 キャノーラ油 オリーブオイル
セイヨウアブラナが原料 セイヨウアブラナを品種改良したキャノーラ種が原料 オリーブの果実が原料
圧搾一番搾り製法または精製されている 精製されている 生の果実を搾った果汁を放置し、自然と浮かび上がった油を採取
加熱しても酸化しにくく、揚げ物・炒めもの・お菓子などに使用される 一般的にサラダ油=キャノーラ油と認識されている 調味料や炒めものなど、料理に合わせてオリーブオイルの種類を分ける

などが挙げられます。

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サラダ油でアレルギー反応?  

ここからはサラダ油とアレルギー症状の関係性について詳しくお伝えしていきます。

アレルギーの人は油に含まれるリノール酸に注意

は三大栄養素の1つ

脂質に分類
され、必要量の摂取が健康的な生活には欠かせないと言われいます。

しかし
油は主成分によって脂肪酸の種類が異なる
ため、特にアレルギー体質の方などは注意が必要です。

オレイン酸が含まれている リノール酸が含まれている αリノレン酸が含まれている
オリーブオイル 植物油、加工食品など エゴマ油、アマニ油など

リノール酸とは

不飽和脂肪酸の中でも多価不飽和脂肪酸に分類されるオメガ6系
と言われている必須脂肪酸です。

過剰摂取で引き起こす症状と対策

近年

リノール酸の過剰摂取は、アトピー・花粉症・動脈硬化・心臓の病気などを引き起こすリスクが高まる
との指摘がされています。

そのため、アレルギー体質な方などの場合は
リノール酸の過剰摂取で、アレルギー症状が悪化
することも考えられています。

また食用油のみならず
加工食品にもリノール酸は豊富に含まれている
ことにも注意が必要です。

オレイン酸やαリノレン酸なら安心

では、アレルギー体質の方やアレルギー症状を気にする方はどうすれば良いのでしょうか。

近年の報告では

オメガ3系に属するαリノレン酸やお魚に含まれるDHA・EPA、オメガ9系に属するオレイン酸
などに置き換えた食生活を行うことで

  • 動脈硬化や心臓の病気のリスクを下げる
  • 脳卒中のリスクを下げる
  • アレルギー症状の改善
  • 脳の働きの向上にも期待できる

などと言われています。そのため、植物油の使用や加工食品の使用頻度を減らし

  • 加熱調理の際は、オリーブオイル(オレイン酸)に置き換える
  • 加熱調理をしない時は、エゴマ油・アマニ油(αリノレン酸)を使用する
  • お魚を中心にした和食を心がける(お魚に含まれるDHA・EPAも有効)

などを行うと良いでしょう。

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良質な油で健康になるために  

いつまでも健康で若々しくありたいと願う人は多いのではないでしょうか。ここからは毎日の食生活で使用する食用油を意識する事で得られるメリットをご紹介していきます。

サラダ油は危険がいっぱい

サラダ油の主成分である

リノール酸は、200℃前後まで加熱することでヒドロキシノネナールと呼ばれる毒性物質
大量に発生するとの指摘もされています。

また、加熱せずとも
リノール酸が体内に入り、酸化ストレスがかかることでヒドロキシノネナールが発生
するとも言われています。このヒドロキシノネナール

  • 体内に蓄積することで、細胞にダメージを与える
  • 神経細胞や臓器の細胞を変性させ、最悪のケースでは死に至ることもある
  • 動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの病を引き起こしやすくなる

などと言われています。

古い油も危険

また古い油=酸化した油の使用にも注意が必要です。酸化した油を使用する事で、

  • 酸化した油に含まれる「過酸化脂質」の分解を行う、肝臓への負担が大きく肝機能障害や脂肪肝リスクが高くなる
  • 酸化コレステロールの摂取にもなり、動脈硬化の要因となる
  • がんなどの原因となる

などの指摘があります。

サラダ油以外にも危険な油を含む食べ物

サラダ油や“酸化した古い油”の危険性を指摘してきましたが、他にも注意すべき油を含む食べ物があります。

  1. インスタント食品
  2. マーガリン、ショートニング、食用精製加工油脂
  3. 加工食品に使用される植物性油脂
  4. お菓子、パン、惣菜類
  5. マヨネーズ、ファストフードなど

などにも

リノール酸・トランス脂肪酸など
健康に有害な脂肪酸が豊富に含まれていると言われています。

エゴマ油やアマニ油で健康に

上記の指摘はありますが、便利な食品も多いため難しい・・・と感じる方も多いかもしれませんね。しかし

毎日の食事に少しの工夫
をすることで健康的な食生活に変化させることができます。

  1. お魚を週3~4回程度、食べるようにし和食を心がける
  2. 1日小さじ1杯程度のエゴマ油・アマニ油などを、加熱調理しない納豆やサラダ・スープなどに入れて摂取する
  3. 加熱調理の際には、オリーブオイルなどを使用する

などを行うことで

体内でオメガ3系の脂肪酸を増やし、オメガ6系の脂肪酸の作用を抑える
ことが可能になり生活習慣病予防・アレルギー症状改善などの効果に期待できます。

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まとめ

この記事をまとめると

  • サラダ油日本独自で開発された植物油の1つ低温でも結晶化しないように精製されている

  • サラダ油に含まれているリノール酸の過剰摂取は、アトピー・花粉症・動脈硬化・心臓の病気などを引き起こすリスクが高まるとの指摘されている
  • サラダ油などの植物油の使用や加工食品の使用頻度を減らすことで、生活習慣病予防・アレルギー症状改善などの効果に期待できる

  • リノール酸の過剰摂取を避けるために、①加熱調理の際は、オリーブオイル(オレイン酸)に置き換える②加熱調理をしない時は、エゴマ油・アマニ油(αリノレン酸)を使用③お魚を中心にした和食を心がける(お魚に含まれるDHA・EPAも有効)などを行うと良い

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