ローズマリーの種類の見分け方とは!ラベンダーに似てる?オススメ品種

皆さんはローズマリーというハーブをご存知ですか?ローズマリーは独特な香りが特徴的なハーブで、観賞用として楽しむこともできれば、ハーブソルトとして調味料として使うこともあります。

そんなローズマリーですが日本ではあまり馴染みがないので、どんな種類が食用となりどんな種類が観賞用となるのかいまいちよくわかりませんよね。

今回の記事ではローズマリーの種類の見分け方、栄養価、他のハーブとの見分け方について解説していきたいと思います。 

スポンサードリンク

ローズマリーってどんなハーブ?

ローズマリーとは地中海沿岸原産のハーブで、和名では「マンネンロウ」とも呼ばれています。ハーブなので、料理への香り付けをすることが出来ますが、ヨーロッパ地方では古くから「魔よけの薬草」としても親しまれています。

スポンサードリンク

ローズマリーの成分

ローズマリーには「ロスマリン酸」「タンニン」「ルテオリン」「カフェ酸」などの成分が含まれています。そしてこれらの成分は、記憶力を高めたり、老化を防ぐなどの効果があるともされているのです。近年の研究では、ローズマリーはアルツハイマーにも有効だとも言われています。

ローズマリーは栄養素が豊富

ローズマリーには世界中で親しまれてきたハーブのなかでもトップクラスの「抗酸化作用」があると言われているんです

  • ポリフェノール:とても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
  • クロロゲン酸:クロロゲン酸は抗酸化作用で活性酸素を除去し、がん細胞の発生の抑制や、体内に入ると脂肪の吸収を抑えてくれます。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。
  • ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートをします。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素として働きます。

スポンサードリンク

ローズマリーの種類は?

ローズマリーには「観賞用」と「食用」の種類があります。しかし、どちらも食用として使われる事もあります。

観賞用と食用の見分け方

ローズマリーの観賞用の品種は「花が咲きやすい品種」です。つまり、花が咲きやすいので、「見て楽しむことも出来る」というだけなんですね!

「観賞用は食べられないのか?」と思われるかもしれませんが、実は観賞用のローズマリーも食べて問題ありません。

あくまでも花が咲きやすいという理由だけで、観賞用として販売されているだけなのです。

そもそもどんな種類があるの?

ローズマリーは成長の仕方で3つも種類に分けられます。

  • 木立性
  • 匍匐性
  • 半匍匐性

〇木立性

1つ目の種類は「木立性」です。木立性とは、垂直に上の方に成長していくタイプのローズマリーです。簡単に育成させやすく、株も大きくなります。中には2m以上の高さに成長する品種も沢山あり、素人でも育てやすいでしょう。

〇匍匐性

2つ目の種類は「匍匐性」です。軍隊でよく耳にする「ほふく前進」という言葉がありますが、ほふく前進のように地面に張り付いて成長していくタイプが、この匍匐性のローズマリーです。木立性とは全く異なり、あまり高くならないのが特徴です。殆どのタイプは20㎝程度の高さにしかなりません。

プロストラータスという品種が、匍匐性の代表格です。

〇半匍匐性

3つ目の種類は「半匍匐性」のタイプです。半匍匐性は、地面に張り付いて広がった後に、上方向にも伸びるタイプのローズマリーになります。高さも2m程度の高さになるため、かなり大きなサイズに成長するでしょう。モーツァルトブルーという品種が、半匍匐性の代表的な品種になります。

スポンサードリンク

おすすめのローズマリーは「プロストラータス」

先ほども匍匐性のローズマリーについて解説したときに出てきましたが、ローズマリーの中でおすすめの品種は「プロストラータス」です

こちらの品種は、茎と葉の感覚が整っていて、料理に使ってもきれいに見た目が整うため、プロの料理人も好んで使う品種になります。匍匐性の品種なので、必要以上に大きくなりすぎず、あまり広さが無い場所でも十分に育てやすいでしょう。

もし、どのローズマリーを買えばいいのか悩んだ際には、プロストラータスを購入してみましょう。

ラベンダーと似ているので注意

ちなみにラベンダーとローズマリーはかなり見た目がそっくりなので、見分けるときには注意しなければなりません。

見た目の違いとしては、ローズマリーの方が葉っぱの色が濃く、ラベンダーの方が色が薄いです。また、葉っぱの部分を軽くこすってみて、臭いをかぎ分ける方法もおすすめ。

実際に触って確かめられるのであれば、香りで判断しましょう。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ローズマリーは地中海沿岸原産のハーブ
  • ハーブの中でもトップクラスの抗酸化作用を持つ
  • 食用でも観賞用でもどちらでも食べることができる
  • 観賞用は花が咲きやすいというだけ!
  • オススメの品種はプロストラータス
  • ラベンダーと似ているので注意!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

スポンサードリンク