【紅秀峰と佐藤錦の比較】さくらんぼの品種を比較!育てやすいのは?

丸く赤い可愛らしい二つの実がなるさくらんぼ。ですが、さくらんぼといっても品種が多いので、それぞれ何が違うのか知らないこともありますよね。

ここでは、紅秀峰と佐藤錦というさくらんぼの品種について比較してみました。この記事では、

  • 紅秀峰とは
  • 佐藤錦とは

以上について、詳しくご紹介していきます。紅秀峰と佐藤錦は特徴から味まで比較しながら解説していくので、詳細な情報を知りたい方はぜひこの記事を参考にしてください。

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紅秀峰とは

紅秀峰は、佐藤錦と比較すると新しい品種のさくらんぼです。それでは、特徴から味まで詳しくご紹介していきますね。

MEMO

紅秀峰は佐藤錦と天香錦の品種交配によって作られた品種です。バラ科のサクラ属の紅秀峰は別名、西洋実桜・桜桃と呼ばれています。また、白色で小輪咲きの可愛らしい花が開きますよ。

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特徴

紅秀峰の特徴1つ目は、日持ちが長いところです。秀峰は佐藤錦と比較すると温かい場所にも強いだけでなく、実も固いです。そのため、日持ちもしやすくすぐに食べ切らないと焦らなくても良いのは嬉しいですよね。

2つ目の特徴は粒が大きいところです。一般的なさくらんぼは、Mくらいのサイズですが2L〜3Lまで大きくなります。また、紅秀峰は粒が大きいだけでなく先ほど説明した通り、実も固いので歯応えがあります。 

紅秀峰は糖度が20度ほどなので、甘いさくらんぼです。また、佐藤錦と比べると酸味も少ないので酸っぱいさくらんぼが苦手な人は、紅秀峰がおすすめですよ。

収穫時期

紅秀峰の収穫時期は、6月下旬ごろから始まります。収穫時期は、佐藤錦と比較するとやや遅めです。

育てやすい?

紅秀峰は、佐藤錦と比較すると作りやすいさくらんぼですそもそもさくらんぼは、果物のなかでも栽培の難易度が、どれも高いものです。ですが、豊産性で実が大きくなりすぎるので、摘果しないと小さな果実になります。

そのため、果樹のなかでは佐藤錦と同様に上級者向けの果物といえます。また、紅秀峰のさくらんぼを育てる時は苗を植え付けると比較的育てやすいです。

MEMO

また、このような特徴があります。

  • 日なた・耐陰
  • 土の酸度は弱酸性
  • 寒さに強い
  • 暑さや乾燥には普通

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佐藤錦

山形県で栽培されている佐藤錦。さくらんぼの品種の中でも、味や人気も上位にはいる果物です。それでは、佐藤錦の特徴について詳しくご紹介していきますね。

MEMO

味の良い黄玉と酸味の強いナポレオンをかけあわせてできた品種です。そこから16年の長い年月をかけて、日本の代表のさくらんぼとも言われる佐藤錦が作られました。

特徴

佐藤錦の特徴は、実が柔らかく食べやすいところです。しかし、柔らかすぎるが故に日持ちが紅秀峰と比較すると短い部分がデメリットでもあります。そのため、美味しさを味わうためにもなるべく早めに食べましょう。

また、綺麗な鮮紅色と光沢を持った実です。果実の重さは8g〜12gほどになります。4月下旬ごろに花が開花し始めますよ。さらに、軸が綺麗な緑色のものが美味しい見分け方です。

佐藤錦の味は、糖度が高いだけでなく甘みと酸味のバランスが良いです。さくらんぼは、甘酸っぱいものが好きという人にもおすすめですよ。

収穫時期

佐藤錦の収穫時期は、6月中旬ごろから下旬です。紅秀峰と比較した時、少し早めに収穫をされますが地域によって時期は若干違ってきます。

また、山形県以外にも、山梨の南アルプス市などでも生産されています。ですが、収穫時期がどちらのさくらんぼも被っていないので、シーズンを通して美味しい果物が食べられますよ。

育てやすい?

佐藤錦は、寒い地域であれば育てやすいですが温かい地域は育てにくいさくらんぼです。寒い地域では、特に7度から14度以下の気温を好みます。

また、育てるのに7度以下の温度で1450時間当てる必要があります。そのため、比較的温度の低い地域は育てやすいですが、温かい地域では育てにくいでしょう。

また、害虫に葉っぱを齧られただけで育ちにくくなるので、薬剤などを使うと効果がありますが薬を使うのに躊躇してしまう人はネットなどで対策も取れますよ。

MEMO

ほとんどのさくらんぼの品種は、自分で受粉ができないので受粉木として別の品種を育てましょう。佐藤錦と相性の良い木は、ナポレオンや高砂がおすすめです。

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まとめ

紅秀峰と佐藤錦は、比較した時に糖度から実の大きさまで全く違う2種類です。この記事でご紹介したことをまとめますね。

この記事をまとめると

  • 紅秀峰は、比較すると実が固く歯応えがあり日持ちがしやすい一方で豊産性の果物ではあるが、育てるのが難しいさくらんぼである
  • 佐藤錦は、比較すると実がやわからかく甘みと酸味のバランスが絶妙のさくらんぼではあるが、日持ちがしにくく早めに食べないといけない
  • さくらんぼ自体が、育てるのが難易度高めではあるが、2つの品種を比較した時には紅秀峰の方が育てやすい果物ではある

紅秀峰と佐藤錦は、同じさくらんぼのくくりではありますが味から実の大きさまで違うので、ぜひ食べ比べてみてくださいね。

ですが、1から育てる時は初心者にはなかなか難しいですが、苗木から育てていくと上手く育ちやすいですよ。また、苗木から育てる時は、相性のよい品種を掛け合わせましょう。

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