冷凍人参がまずい原因は水分不足!?食感を損なわない保存方法は?レシピも解説!

毎日忙しい中、ご飯を作っている皆様、いつもお疲れ様です。料理する際に、出来るだけ時短を活用している方も多いのではないでしょうか。その一つとして、野菜を冷凍保存させ、なるべく長く保存をさせたり保存の仕方を工夫し、時短につなげている方もいるかと思います。

しかし、人参を冷凍し使おうと思った時、食感や味、匂いまで違和感を感じたことがないでしょうか。

そこで今回は…

  • 人参がまずくなる原因は?
  • 水分不足との関係
  • 冷凍すると臭くなる?
  • 人参の冷凍保存方法
  • 火を通す場合は?
  • 生の場合は?
  • 冷凍保存の人参レシピ

について、ご紹介いたします。

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冷凍人参がまずくなる原因

では、なぜ人参を冷凍すると美味しくなくなるのでしょうか。シャキシャキした食感や旨味が感じられなかったり、はたまた匂いが強くなるというという声も上がっています。それは一体、なぜなのでしょうか。

水分不足

人参を冷凍保存し、いざ使ってみるといつもの人参のシャキシャキ感が感じられず、ふにゃふにゃとした柔らかさに違和感を感じたことはないでしょうか。その原因は解凍後の人参が水不足状態になるからです。

人参を冷凍することで、中の細胞壁が壊れたため、解凍することでその細胞に含まれていた水分が流れ出し、芯が通っていないぷよぶよな人参になってしまうのです。

さらに水分と一緒に、旨味や栄養まで流れてしまうという悲しい状態になってしまいます。

石鹸臭いという声も?

そもそも人参には、人参特有の匂いがあるかと思います。その理由は、

  • セリ科独自の薬味風な匂い
  • 人参に含まれるカロチンから発せられる匂い
  • 劣化や管理状態によるエグ味臭さ

にあります。そして、これらは冷凍することで匂いが強くなってしまいます

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まずくならない人参の冷凍方法

それでも、「うまく冷凍保存を活用して時短をしたい!」というのが本音かと思います。冷凍保存にすることで、栄養価は高くなるというメリットもあるのでできれば活用したいところ。加熱の場合と、生で保存する場合と2通りの保存方法をご紹介します。冷凍しても食感や旨味を閉じ込めたまま保存が可能です。

加熱してから冷凍する

加熱することにより蒸発し、人参の水分量が減ります。そのおかげで、解凍するときの水分が流れ出すということが軽減されます。そして、細胞壁へのダメージが減ることで、旨味が流れ出すということも少なくなるのです。

加熱することで、酵素の働きがストップし、保存期間が長くなるという嬉しいメリットもあります。

ちなみに
冷凍する時は、あら熱をとり急速冷凍することで劣化を防げます。

小分けにする

人参を丸ごとや厚みのあるまま冷凍してしまうと中の水分が氷結晶化してしまい、結果スカスカの状態になってしまいます。冷凍する前に、薄めにカットして早く冷凍できるよう小分けにしておくことをオススメします。

カットして冷凍するメリットはこの他にも、

  • 解凍せず、そのまま調理できる
  • 冷凍後はカットしにくい
  • 時短になる

ということです。

ちなみに
切った後は水気をしっかりと拭いて密封させて保存しましょう。

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冷凍人参の作り置きレシピは?

それでは、冷凍人参でも美味しくいただけるレシピのご紹介です。冷凍人参は、基本的に解凍せずにそのまま調理できます。冷凍により、ちょっと味と食感の質が落ちた人参でも、生き返ったように美味しく食べられることができます。

無限にんじんサラダ

(提供元:日清オイリオ)

無限に食べることができるほど、やみつきになる無限人参。細切りなので解凍せずともすぐに火が通り、食感もそのままです。

にんじんのきんぴら

(提供元:cookpad)

人参料理でおなじみのきんぴらも、細切りで油でしっかり炒めれば問題なし。シャキシャキとした食感はそのままであっという間に一品完成します。一緒に炒めるごぼうも冷凍しておけばもっと簡単です。

にんじんのラぺ

(提供元:ライフドットネット)

こちらは、ほぼ完成させた状態で冷凍保存する方法です。完成させるといっても塩もみしてオイルと調味料を入れて一緒に冷凍させるだけ。塩もみにより、人参の水分が抜けるので解凍しても食感の変化が感じられません。

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まとめ

いかがでしたか。水分の野菜は冷凍に不向きと避けていた方も、少し冷凍方法を変えるだけで時短が叶います。人参には、β–カロテンという栄養が豊富に入っていて抗酸化作用に有効です。

冷凍することで、その栄養はさらに効果を増し、β–カロテンはオイルとの相性抜群で吸収率をあげてくれるのです。

この記事をまとめると

  • 冷凍人参がまずくなる原因は、冷凍解凍による水分と旨味が流れてしまうこと
  • 人参特有の匂いは、冷凍することで増してしまう。
  • 炒める茹でることで水分を元から減らすことで、ふにゃふにゃ食感にならない
  • 加熱後は冷まして急速冷凍をする
  • 加熱すると栄養も保存期間も増加
  • 生の場合は、薄切りにして小分け冷凍
  • 調理する時は解凍せずそのままでOK
  • 薄切りレシピは冷凍でもすぐに火が通る
  • オイル漬けにしてから冷凍すしておくと、すぐにキャロットラペができる

オレンジ色が可愛く、彩にはもってこいの人参は、常に買い足している方も多いのではないでしょうか。栄養も逃さない冷凍保存をうまく利用して、毎日のご飯作りを少しでも楽にできるといいですね。

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