家庭でも簡単に作ることができて、子供のおやつやデザートに最適ないももちですが、冷凍・冷蔵保存したものを焼いてみたら「パサパサして美味しくない」と感じたことはありませんか?
そこで今回は、
- 冷凍・冷蔵するとパサパサになるのはなぜなのか?
- どれくらい日持ちするのか?
- パサパサにならないいももちの焼き方
- 美味しく食べられるいももちの冷凍保存方法
について紹介します。
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目次
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いももちを冷凍・冷蔵するとパサパサになるのはなぜ?
じゃがいもに含まれる水分がパサパサになる原因として考えられます。これは、じゃがいも以外にも水分を多く含む野菜にいえることで、冷凍時に野菜に含まれる水分によって細胞が壊れてしまうからです。
そのため、解凍時に水分が抜けてしまいパサパサやブヨブヨとした食感になってしまいます。
でんぷんが変化する
では、どうすればいももちを冷凍しても美味しく食べることができるのでしょうか?
ポイントは熱いうちによくこねることです。「餅のように粘りが出てくるまで」が理想です。そうすることでじゃがいもに含まれるでんぷんが餅のように変化し風味や水分を逃がさず、冷凍しても味や食感を保つことができます。
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いももちの日持ちはどれくらい?
作り置きもできるいももちですが、たくさん作っても美味しく食べられないのはもったいないですよね。家庭で保存する場合は、どの保存方法が一番いいのでしょうか?
常温保存
まず常温での保存ですが、こちらは基本的にはおすすめできません。じゃがいもは調理していない状態では、常温でも3か月以上保存することが可能です。
しかし、調理してしまうと水分やでんぷんが多く含まれるじゃがいもは、雑菌にとって繁殖しやすい環境になってしまいます。いももちの場合は、焼く前でも焼いた後でも翌日には食べきるようにしましょう。
冷蔵庫で何日?
次に冷蔵の場合ですが、こちらもできるだけ早めに食べきる方がいいといえます。常温の場合ほどではありませんが、やはり雑菌が増えやすいことに変わりはありません。
また、低温で長時間保存することででんぷんと水分が分離しやすくなったり、乾燥によってせっかくのモチモチした食感が損なわれたりしまいます。2~3日程度で食べきるようにしましょう。
それ以上の期間保存したい場合は、冷凍保存が最適です。
冷凍保存
いももちの保存方法で、最も一般的なのが冷凍保存です。スーパーなどでも冷凍食品のコーナーで販売されているものをよく見かけますよね。市販されている製品は、賞味期限が半年以上と長いものもありますが、添加物などが含まれている場合もあります。
なので、家庭でつくって冷凍する場合には、火を通していないもので1か月程度、焼いたものでも2~3か月程度が目安となります。
常温や冷蔵の保存にくらべて長い期間保存が可能ですが、乾燥によってモチモチ感がなくなってしまったり、パサパサしたりしてしまうのでこちらもなるべく早めに食べきるようにしましょう。
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解凍後パサパサにならないいももちの焼き方
冷凍保存されたいももちを美味しく食べる方法を紹介します。
中までしっかり加熱する
美味しく食べるために、自然解凍せずに調理するのがおすすめです。
火を通していないいももちは、自然解凍してしまうと水分が抜け出てしまい味や食感が変わってしまいます。なので、冷凍庫から出してすぐの状態で油で揚げる、フライパンで焼くなどの調理をすることで美味しく食べることができます。
フライパンで焼く場合は水を少量加え、蓋をして蒸し焼きにすることでモチモチとした食感が味わえます。
焼いた後に冷凍したいももちも、自然解凍は避けるようにしましょう。冷凍庫から取り出し、凍った状態で電子レンジで温めることですぐに食べることができます。
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いももちの冷凍保存方法
まとめて作ったいももちの作り置きは、冷凍保存が便利です。冷凍保存の方法には、「焼く前に冷凍」する方法と「焼いてから冷凍」する方法があります。
焼く前に冷凍
食べやすい大きさに成形したあと、ラップで二重に包み重ならないように冷凍用の保存袋に入れて保存します。
いももちが少し柔らかいときは、ラップで包んだあと2時間程冷凍庫で冷やしてから保存袋に入れることで、きれいな形のまま保存することができます。
焼いて冷凍
焼いたあとに冷凍する場合は、タレなどをつけずに焼き上げます。冷めたらラップで包んで冷凍用の保存袋に入れて保存します。
電子レンジで解凍して食べることができます。また、解凍した後に、タレやチーズなどで味付けしても美味しく食べられます。
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まとめ
今回は、冷凍・冷蔵いももちがパサパサになる原因や、美味しく食べるための冷凍方法、焼き方について紹介しました。
この記事をまとめると
- いももちを冷凍・冷蔵するとパサパサになるのは、じゃがいもに含まれる水分が原因
- 粘りが出るまでよくこねることで、冷凍しても美味しく食べることができる
- いももちの保存は、常温で1日、冷蔵で2~3日、冷凍で1~3か月程度
- 冷凍されたいももちは自然解凍せず、そのまま調理する
揚げたり焼いたり、タレやチーズなどとあわせても美味しく食べられる大人気のいももちです。この記事を参考にして、家庭でもぜひ美味しく召し上がってください。
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