妊娠中(妊婦)にハーブ料理を食べても大丈夫?赤ちゃんへの影響は?

香りの良いハーブはリラックス効果があり、妊娠中はカフェインが摂取出来ないことからハーブティーは人気があります。

しかし、妊娠中に摂取を避けたいハーブの種類があるということをご存知でしたか?

今回は

  • 妊娠中にハーブ料理を食べて大丈夫?
  • 妊婦がハーブを摂取するときの注意点
  • 妊娠中でもOKなハーブとNGなハーブ

これらのテーマでご紹介いたします。

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妊娠中にハーブ料理を食べて大丈夫?

ハーブとは、香りや味などに刺激性があり、食用や薬用や虫除けに使われる植物のことです。食用の世界では「香辛料」とも呼ばれています。

この植物の中の茎や葉や花を利用するものを「ハーブ」それ以外の部位を利用するものを「スパイス」と分けられています。

ハーブは、昔からヨーロッパなどでは、薬まで効果はないものの、 自然治療で利用されてきました。 

妊娠初期は注意

ハーブは種類によっては、妊娠中に気をつけなければなりません。

ハーブの種類によっては、子宮を収縮させる作用があるため、 ママの子宮や胎児の状態が安定していない妊娠初期~中期に飲むのは大変危険 です。

少量使う程度なら問題ない

妊娠中に推奨されないハーブティーを万が一飲んでしまったとしても、少量であれば問題はないので心配しすぎないようにしましょう。

もし飲んだ後にお腹の張りなどが気になるようであれば産婦人科医に相談したほうがいいでしょう。

むしろ推奨される場合も

ハーブの種類によっては、むしろ推奨される場合もあります。ハーブの種類のそれぞれの効能と飲んでもよい時期ををしっかりと確認することが重要です。

例えば、ラズベリーリーフティーは、ラズベリーリーフは別名「安産のお茶」といわれ、子宮周りの骨盤や筋肉に作用し、お産をスムーズにしてくれる効果があるとされています。

妊娠後期に入る妊娠8ヶ月頃から飲むと良いとされています。しかし、お腹の張りが強いときや切迫早産と診断されているとき、鉄剤を処方されているときは飲むのを控えましょう。

注意
このラズベリーリーフティーは、安定のしていない妊娠初期には、子宮を収縮させる作用があるため絶対に摂取してはいけません。

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妊婦がハーブを摂取するときの注意点

ハーブの種類に注意する

ハーブはたくさんの種類があり、それぞれ効能と妊娠中に飲んでよい時期が異なります。間違って飲んでしまうと、危険なこともありますので、 必ず確認しましょう。 

産婦人科に相談する

万が一、妊娠中に推奨されないハーブティーを飲んでしまったとしても、少量であれば問題はないので、心配しすぎないようにしましょう。

もし飲んだ後にお腹の張りなどが気になるようであれば、産婦人科医に相談したほうがいいでしょう。

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妊娠中でもOKなハーブとNGなハーブ

OKなハーブ

妊娠中に飲んでも問題のないハーブは以下の通りです。

  • ルイボスティー:ルイボスティーは、亜鉛、カルシウム、鉄分など妊娠中に不足しがちな栄養素を補う効果がります。

    濃い赤い色からは想像できないぐらいクセのない味で、タンニンが少ないので渋みもなく、ほのかに甘みがあります。

    免疫力がアップや風邪や感染症の予防やむくみの改善やデトックスなどの効能があります。
  • ローズヒップティー:レモンの20倍ものビタミンCが含まれているので免疫力がアップし、風邪やインフルエンザの予防効果が期待できます。

    また、妊娠期に嬉しい効果もたくさんあり、美肌効果やストレス対策や利尿作用によるむくみ解消、ゆるやかに排便を促す作用による便秘改善などが主な効果です。
  • ダンデライオンルートティー:「ダンデライオンルート」の和名は「セイヨウタンポポ」です。名前の通り、キク科のタンポポです。

    カフェインを摂取することが出来ない妊婦さんの間で人気のある「タンポポコーヒー」は、ダンディライオンルートの根を焙煎して作られています。コーヒーに似た香りと味がします。

    むくみ解消の効果が期待できます。
  • ジンジャーティー:別名「しょうが湯」です。血流・代謝を良くして体を温めてくれる効能がありますので、冷え性の妊婦さんにおすすめです。

NGなハーブ

妊娠中に飲むのはやめた方がいいハーブは以下の通りです。

 サフラワー :サフラワーは和名を「紅花(ベニバナ)」といい、子宮刺激作用のあるハーブです。

 シナモン :スパイスとして利用されることが多いシナモンですが、こちらも「安全性クラス: 2b」で、妊娠中に使用しないハーブと位置付けられています。

 ジュニパー :ジュニパーは、腎臓や泌尿器系に働きかけて老廃物や毒素の排出を促してくれるハーブですが、とても強力な作用を持つため妊娠中には避けるべきハーブといわれています。

 セージ :セージには「母乳分泌抑制作用」があり、昔から母乳を抑制させるために使われてきました。授乳中の女性はもちろん、妊娠中の使用も推奨されていません。

 タイム :月経を促したりスムーズな分娩を促進したりする効果が高く、タイムは昔から「子宮機能のトラブル」に利用されてきました。飲むのは避けましょう。

 フィーバーフュー :フィーバーフューには古くから薬用として「アレルギーを抑える」「偏頭痛を抑える」という効果があり、使用されていたハーブです。

子宮刺激作用があるため、妊娠中の使用は禁止されています。

 リコリス :漢方薬でも「甘草」として有名なリコリスには、流産につながる作用やエストロゲン作用・ステロイド作用などがあり、子宮を刺激する可能性が高いとされています。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 妊娠中に、ハーブの種類によっては食べても大丈夫なハーブがあります。
  • 妊婦がハーブはたくさんの種類があり、中には子宮を収縮させる作用があったり危険を伴うハーブもあります。摂取するときには、それぞれのハーブの効能や妊娠中に飲んでもよい時期を確認して注意することが重要です。
  • 妊娠中でもOKなハーブとNGなハーブがあるので気を付けましょう。

    【OKなハーブ】

    ルイボスティー

    ローズヒップティー

    ダンデライオンルートティー

    ジンジャーティー

    【NGなハーブ】

    サフラワー

    シナモン

    ジュニパー

    セージ

    タイム

    フィーバーフュー

    リコリス

ハーブの種類はたくさんあり、それぞれの効能や飲んでもよい時期をきちんと確認することが必要ですね。

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