寿司で下痢になる人の原因は?寿司に潜む危険や気を付けたい点を紹介

ちょっと贅沢にお寿司でも!と意気込んだのに、なぜかひどい下痢になってしまった!という人はいませんか?ついつい食べ過ぎてしまったという理由もありますが、実はそれ寿司自体に問題があるかも知れません。今回はそんな寿司に潜む危険性とその対処法まで、

  • 寿司で下痢になる人の原因
  • 寿司屋で実は気を付けたい食材
  • 寿司を食べる際の注意点
  • 寿司屋で下痢になった場合の対処法

こちらに沿って紹介していきます。

スポンサードリンク

寿司で下痢になる人の原因


寿司を食て下痢になる人は、いくつかの原因があります。一つは寿司には欠かせないシャリの上に乗っている「生もの」が原因で下痢の症状を起こす場合。

もう一つは魚や、シャリに使用している酢のアレルギーが原因となる場合です。その詳細を詳しく見ていきます。

生ものの劣化に敏感

寿司で下痢になる人は、 生ものの劣化に敏感 である可能性があります。寿司に使われている生魚はそもそも菌が繁殖しやすい食材です。

生ものは外に出た瞬間から劣化が始まり、その時間が長ければ長いほど菌の繁殖は進みます。普段から腸内環境に不調を感じている人や小さな子ども、お年寄りは影響が出やすくなりますので注意が必要です。

魚・酢のアレルギー

あまり聞き慣れないかも知れませんが、魚や酢が原因でアレルギー症状を起こしてしまうケースがあります。魚アレルギーの症状は下痢以外にも、腹痛や蕁麻疹、ひどい場合には呼吸困難を引き起こしてしまう可能性があります。

また、酢には、小麦や米、コーンなどのイネ科に所属する食物が使われています。イネ科に食物アレルギーがある人は酢にも気を付けてください。

酢の原材料

  • 小麦
  • コーン

スポンサードリンク

寿司屋で実は気を付けたい食材

寿司屋では保存方法や扱い方にも配慮がしてありそうですが、完全に安心することはできません。寿司を食べて下痢になることがある人は、寿司屋で食べる時にも気をつけたい食材があります。

ここからはその2つの食材を紹介します。

甘味料が多いガリ

1つ目は、寿司の付け合わせに欠かせないガリです。その理由にはガリには甘味料が多く含まれていることが挙げられます。寿司屋で扱われているガリには サッカリン、ステビア、ソルビットなどの人工甘味料 が使われています。

それぞれ少量であれば人体への影響はないとされていますが、過剰摂取した場合には以下のような影響が考えられています。

  • ソルビット・・・腹痛や下痢など
  • サッカリン・・・胃酸過多や下痢、発がん性、不妊など
  • ステビア・・・不妊やホルモン減少など

イワシなどの青魚

さらに、寿司好きには欠かせないイワシなどの青魚にも心配があります。青魚には、アニサキスと呼ばれる寄生虫や、ヒスタミンという菌が発生してしまう可能性があります。

アニサキスが寄生した生魚を食べてしまうと、アニサキスは人の体内で胃や腸壁に侵入するのです。その結果、激しい腹痛や吐き気、嘔吐などの胃腸炎の症状が起きることになります。

MEMO
光り物とは・・・イワシ・サバ・アジ・コハダ・キス・サンマ・キス・サヨリなど、背中が青く、腹が白く光って見える魚のこと

スポンサードリンク

寿司を食べる際の注意点


寿司を食べてよく下痢になってしまう人は、自分でもしっかりと対策をすることが大切です。普段何気なくやっている食べ方を改善するだけで下痢になる可能性を減らすことができますよ。

寿司を食べる際には、これから紹介する注意点を覚えておいてください。

こまめに手を消毒する

寿司を食べる際に、箸ではなく手で寿司を持って食べるという人もいますよね。実はそこにも危険が隠れています。既述のように、寿司のネタには菌が付着してしまっている可能性がありますので、その菌を新たな食品へ移動させないことが大切です。

こまめに手を洗い消毒することで、さらなる菌の繁殖を防ぐことができるのです。もちろん箸を使って食べる場合にも、こまめに消毒するに越したことはありません。

提供後は早めに食べる

先ほど紹介したように、寿司は外に出た瞬間から劣化が始まり刺身が傷むのを早めてしまいます。さらに、ヒスタミンという菌は青魚に含まれるヒスチジンという物質が、常温保存(約25度)されることにより発生することが分かっています。

自宅やお店で食べるどちらの場合でも、夏場と冬場では室温に大きく違いがあるということを覚えておきましょう。そのため店内の環境が整えられた寿司屋でも、提供された寿司は早めに食べることをおすすめします。

スポンサードリンク

寿司屋で下痢になった場合の対処法

下痢・腹痛
寿司屋で下痢になったとき、さらに誰かと一緒に訪れている場合には症状を訴えるのもはばかられますよね。「手元に下痢止めがない」という場合にも自分でできる対処法はあります。

水分をこまめに摂る

下痢の症状が出た時には、水分をこまめに摂るようにしましょう。下痢の時は、体の中の水分が失われてしまいそのまま脱水症状を起こしてしまうケースもあります。下痢の時には、腸が異常な活動をしていますので、まずは腸を落ち着かせてあげることが大切です。

寿司屋では温かいお茶が提供される場合が多いですが、お茶に含まれるタンニンやカフェインがさらに症状を悪化させてしまう可能性もありますので、必ずお水を飲むようにしてください。

病院で検査してもらう

水分を摂ったりお腹を温めたりして安静にしても症状が改善しない場合には、病院を受診して検査をしてもらいましょう。寿司を食べて下痢になってしまう場合には、これまで紹介したようにいくつかの原因が考えられます。

また、アレルギーを持つ人は食べるだけでなく触るだけで症状が出る人もいるので、アレルギー検査も必ず行いましょう。

まとめ

「寿司で下痢になる人の原因は?寿司に潜む危険や気を付けたい点を紹介」について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 寿司で下痢になるのは生ものの劣化が原因
  • 寿司で下痢になるのはアレルギーの可能性もある
  • 寿司屋でもガリや青魚には注意が必要
  • 寿司を食べる時には消毒や時間にも注意

今まで食べ過ぎが原因だと思っていた人も、実は食材自体に何か問題があるかも知れません。正特に症状が出やすい小さな子どもやお年寄りには十分注意をしてあげてくださいね。

スポンサードリンク