生パスタ・乾燥パスタの保存方法・保存期間の目安を解説!冷蔵・冷凍・常温の保存方法のコツ!

手軽に作れて皆大好きなパスタ。トマトソースやクリームソースで味付けしたり、お肉や海鮮と合わせたり、バリエーション豊かに楽しめますよね。野菜もたくさん使えるので、小さいお子様がいるご家庭でも人気の食べ物です。

パスタにはプリプリした食感の「乾燥パスタ」とモチモチした食感の「生パスタ」があります。どちらもおいしいですが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか?また、保存方法や保存期間はどう違うのでしょうか?この記事では、乾燥パスタと生パスタの特徴、それぞれに適した保存方法・保存期間の目安をまとめてご紹介します!

スポンサードリンク

パスタってどんな食材?

保存方法をご紹介する前に、パスタの基礎知識をご紹介したいと思います。パスタはイタリア語でマカロニ、ペンネ、スパゲッティ、ラザニア、などの食品の総称です。イタリアでは主食のひとつとして食べられています。原料は主に小麦粉(特にデュラム小麦)で、水、塩、鶏卵などを加えて作られています。

パスタは大きく分けると2種類に分類できます。マカロニなどの小型のショートパスタとスパゲッティなどの麺状のロングパスタがあります。

スポンサードリンク

パスタはどうやって作られる?

パスタはどのような工程で作られているのでしょうか?基本的なパスタの作り方は、まずデュラム小麦に水、塩などの材料を入れて混ぜ合わせ、空気を抜くようにこね上げます。その後、パスタの形状に合わせて型から押し出したり、カットをしたりして成形して完成です。

パスタの豆知識!
イタリアには、乾燥パスタはデュラム小麦と水で作ることをパスタ生産者に義務付ける法律があるんです!さすがパスタの国、イタリアですね^^

生パスタ・乾燥パスタはどう違う?

スーパー良く見かける乾燥パスタと生パスタ。それぞれどのような特徴があるのでしょうか?詳しくまとめました!

  • 乾燥パスタ・・・パスタ生地を空気を抜くようにして押し出して成形し、そのまま乾燥させたもの。ゆで時間は7〜9分ほど。歯切れが良く「アルデンテ」な食感になりやすい。一度にたくさん作ってものびにくい。
  • 生パスタ・・・生地を日本の麺類と同じように麺切りしたり押し出したりして成形しただけのもの。ゆで時間は2〜4分ほど。もともと水分を多く含んでいるのでモッチリした食感。ソースとの絡みが抜群。

乾燥パスタの方が家庭では一般的ですよね。乾燥パスタは日本でもデュラム小麦粉を使うのが一般的ですが、生パスタに関しては日本でもイタリアでもそのようなルールはありません。ご家庭で小麦粉や強力粉で作ることもできますよ!

スポンサードリンク

パスタにはどんな栄養がある?

パスタにはどのような栄養や健康効果があるのでしょうか?こちらで詳しく解説します!

パスタを食べて期待できる効果

パスタは、うどん、精製米、パンと比べてGI値が低い「低GI食品」です。で食後の血糖値の上昇が緩やかなため、太りにくい食品と言えます。その理由は、パスタはうどんと違い断面が隙間なく成形され空洞がないため、消化吸収速度が遅く、インスリン分泌が抑えられるのです。同様の理由より、生パスタよりも断面に隙間のない乾燥パスタの方がダイエットをしている方には向いています。太りにくいとは言っても、調理方法によっては脂質を取り過ぎてしまいますので注意が必要です!

低GI食品とは?
GIは、Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略で、食後血糖値の上昇度を示す指標です。食品ごとにGI値が設けられており、GI値が低い食品は血糖値の上昇を穏やかにします。

パスタの主な栄養素

パスタはお米やパンと同様に主な栄養素は炭水化物です。他には脂質たんぱく質ビタミンB1ナイアシンが含まれています。しかし、いずれも多くはないのでビタミン、ミネラル、食物繊維は他の食材から摂るのがオススメです。

  • 炭水化物:炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。
  • 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無くならないようにしています。細胞膜やホルモンの材料になり、コレステロールや中性脂肪として存在しています。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。
  • :鉄は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。

栄養バランスの良いパスタの食べ方

バランスの良い食事のために、パスタを食べるときにはこのような工夫をするのがオススメです!パスタに足りない栄養素を補うことができます。

  • パスタソースに、肉や魚、野菜、きのこ類を加える
  • サラダやスープと一緒に食べる
  • トマトやクリームでパスタソースを作る

美味しく栄養UPを目指しましょう!

スポンサードリンク

パスタを長持ちさせる保存方法

それでは、乾燥パスタと生パスタの保存方法と保存期間の目安を詳しくご紹介します!

乾燥パスタの保存期間の目安は?

  • 冷暗所で2〜3年です

乾麺は開封後でも密閉容器に入れれば長持ちしますが、基本的には商品のパッケージの賞味期限を守って使い切りましょう。

乾燥パスタの保存方法は?

  • 密閉できる袋や容器に入れて、冷暗所で保存しましょう
乾燥パスタのオススメ保存方法!
保存容器に空ペットボトルを使うと便利です!ペットボトルの口の大きさはちょうど1人分なので、計量いらずです!

ゆでた乾燥パスタは保存できる?

「乾燥パスタをゆで過ぎてしまった!」なんてことは良くありますよね。ゆでると増えるので、余らせてしまうことも多いと思います。ゆでた乾燥パスタは油をからめれば麺同士がくっつかずに2〜3日ほど冷蔵保存が可能です。余ってしまったときにぜひ試してみてくださいね!

スポンサードリンク

生パスタの保存期間の目安は?

  • 冷蔵庫で2〜3日、冷凍庫で1ヶ月です

生パスタの保存方法は?

生パスタは乾燥が苦手です。こちらの2ステップで保存しましょう!

  1. 冷蔵の場合・・・生パスタを1食ずつペーパータオルで包んでからラップでさらに包んで冷蔵庫へ
  2. 冷凍の場合・・・1食ずつラップに包み、冷凍用保存袋に入れてから冷凍庫へ
生パスタの冷凍保存
すぐに使わない場合は、風味を落とさないために冷凍がオススメです。

まとめ  

パスタの保存期間、保存方法を種類別に見てきました。最後に保存期間の目安をこちらにまとめます。

  • 乾燥パスタ・・・冷暗所で2〜3年(賞味期限に準ずる)
  • 生パスタ・・・冷蔵庫で2〜3日、冷凍庫で1ヶ月

ダイエットに効果的なそばを活用できるよう、ぜひ保存方法を試してみてくださいね!

スポンサードリンク