「パッションフルーツ」は日本でも沖縄県・宮崎県などで生産されている南国フルーツですが、毒性や副作用はないのでしょうか?栄養価が高く、病気への効能が色々あるパッションフルーツは、種や皮まで食べることができちゃうのです!今回は、
- パッションフルーツの栄養/効能のある病気
- 皮の効能と皮の食べ方!種は消化できる?
- 毒性 / 副作用 / アレルギーはある?
- 妊娠中はパッションフルーツを食べてもOK?
- パッションフルーツのアレンジレシピ
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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パッションフルーツの栄養
パッションフルーツには、体内でビタミンAに変換されるβカロテンがたっぷり含まれています。また、女性にとって大切な葉酸やビタミンCも多いため、美容効果も期待できます。他にも、ビタミンB6や、体内の余分な塩分を排出してむくみを予防するカリウムも含まれています。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
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パッションフルーツの効能
パッションフルーツに豊富に含まれるβカロテンの抗酸化作用には、 活性酸素を抑えて老化を防止するアンチエイジング効果 があります。
美容に関してはビタミンCも豊富なので、 美肌効果・美白効果 も期待できます。また、パッションフルーツが多く持つ葉酸は女性には欠かせない栄養素の一つで、特に妊娠初期から必要で 胎児の形成を助ける働き もあります。他にも、このような効果があります。
- 皮膚・粘膜の保護
- 二日酔い予防
- 疲労回復
- 貧血予防
パッションフルーツが効く病気
パッションフルーツは病気にも効果がある果物で、βカロテンによる抗酸化作用で 動脈効果・心筋梗塞といった生活習慣病を予防する効果 があります。
また、パッションフルーツは血糖値の上昇を抑制する働きもあるため、 糖尿病の改善にも効果 があるとされています。食事前に食べることによって血糖値が上昇するのを緩和する「血糖降下作用」があるのです。
パッションフルーツは皮や種も食べられる!
パッションフルーツは赤紫色で厚めの皮で覆われ、中には黒い種がたくさん含まれていますが、「皮も食べもどちらも食べることができます」!皮はそのまま食べることができないので加工する必要がありますが、種は果肉と一緒にポリポリとした食感で、栄養価も高いのが特徴です。
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皮の効能&皮の食べ方
パッションフルーツの皮は厚みがあるので食べられなさそうに見えますが、実は 食物繊維が豊富で体に良い部分 です。果物はパッションフルーツに限らず、果肉部分より皮に多く含まれていることがあります。
日本ではパッションフルーツの皮を食べる風習はあまりありませんが、国によっては砂糖漬けやジャムなどに加工して食べられています。
種は消化できるの?
パッションフルーツの種は栄養価が高いですが、少々消化されにくいです。よく噛んでから食べれば問題ありませんが、種も食べ過ぎるとお腹がゆるくなる原因の一つになり得ます。パッションフルーツに副作用や毒性はありませんが、普段から胃腸が弱い方は食べ過ぎに注意しましょう。
種にはポリフェノールの一種である 「ピセアタンノール」という美容成分 が豊富に含まれていて、くすみ予防・しわ予防・たるみ予防・肌水分アップ・細胞の活性化などに効果があります◎
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パッションフルーツに毒性や副作用はない?
パッションフルーツは見た目が独特な果物ですが、毒性や副作用はないのでしょうか?
結論からお答えすると、パッションフルーツによる毒性や副作用はありません◎ しかし、食べ過ぎると人によってはこのような症状が出ることもあります。
下痢・腹痛
パッションフルーツを食べ過ぎると、腹痛や下痢となります。体質によって消化不良を起こし出る症状なので、パッションフルーツ自体に毒性がありそれが原因となっている、というわけではないので安心してください。
アレルギーに注意
パッションフルーツはアレルギー症状を起こす可能性があります。「口腔アレルギー症候群」と呼ばれる症状を発症することが多く、口周りのかゆみ・口内の痒み・腫れ・喉のイガイガなどが主な症状です。
パッションフルーツによるアレルギーは、特にゴムアレルギーを持つ人が発症しやすい!ゴム手袋による肌荒れ経験がある方は注意
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妊娠中はパッションフルーツを食べても大丈夫?
妊娠中の食事には何かと気をつかいますが、「妊婦さんはパッションフルーツを食べても良いのでしょうか?」という質問についてです。
パッションフルーツには毒性や、妊娠中に摂取してはいけない成分は含まれておらず、「むしろ進んで摂りたい葉酸が豊富に含まれているので、妊娠中でも食べられる果物」です!
葉酸は妊娠初期あるいは妊娠前から女性に欠かせない栄養素で、胎児の形成を助ける働きがあります。葉酸が不足すると奇形のリスクが上がると言われ、サプリで補給する方が多い栄養素です
妊娠中にパッションフルーツを食べても何の問題もない上、必要な栄養素が詰まっているのでオススメの果物です◎
パッションフルーツの保存方法
パッションフルーツをできるだけいい状態で保存する方法についてご紹介します。
常温で保存できる?
基本的にフルーツなので常温保存できます。追熟には1週間程度かかりますが、追熟後は長くは持ちません。
常温でおよそ5日程度と考えてください。これを過ぎてしまうようなら、一番安心なのは冷凍保存する方法です。
冷蔵・冷凍保存の方法
冷蔵保存なら野菜室に入れておきましょう。冷蔵庫は温度が低いので追熟を止めることができますが、できるだけ早く食べることをおすすめします。
どうしてもすぐに食べられない場合は、迷わず冷凍保存しておきましょう。冷凍すればある程度品質を保てるので、日持ちはぐんと伸びますよ。
そのままの状態で丸ごと冷凍すれば、凍ったまま半分にカットしてシャーベットのように食べることができます。中身だけ取り出して冷凍しておけば、必要な量だけ取り出してソースやドレッシングとして使えてとても便利ですよ。
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パッションフルーツの食べ方・アレンジレシピ
パッションフルーツは、どのようにして食べると美味しいのでしょうか?そのままスプーンですくっても食べられるパッションフルーツですが、美味しい食べ方をご紹介いたします。
ジュースレシピ
パッションフルーツ・パイナップル・マンゴーなどをミキサーにかけると、トロピカルなジュースの完成です♩プチプチしたパッションフルーツの種の食感が病みつきになります!マンゴーやパイナップルの代わりに手頃ばバナナを使ってもOKです。甘みと酸味のバランスがよく、香り豊かなスムージーになります。
- パッションフルーツ1個
- バナナ1本
- りんご1/8個 or オレンジ1/4個
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ジャム
パッションフルーツは、果肉と種・砂糖を煮詰めてジャムにすると長期的に保存することができます。ジャムはヨーグルトにかけたりパンにつけたりと、用途は様々です◎
まとめ
「パッションフルーツの毒性や副作用・病気への効能」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- パッションフルーツは、動脈硬化・心筋梗塞・糖尿病などの生活習慣病に効果がある!
- パッションフルーツに毒性や副作用はないが、食べ過ぎは下痢や腹痛の原因となる
- 体質によってはパッションフルーツによるアレルギー症状が出ることも
南国の果物パッションフルーツは、様々な病気に効果が期待できる栄養価の高い果物です。種はクセになるポリポリ食感で、美容成分もたっぷりなので是非機会があれば食べてみてくださいね。
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