腐った肉を食べたら食中毒に!症状は何時間後?加熱すれば大丈夫?

お肉やお魚などのなま物は、食べられるのか・食べられないのか、判断することがとても難しいですよね。

お肉であれば臭いや色の変化お魚であれば皮の色や目の濁り具合などで見分ける方も多いかと思いますが、どの方法も人の感性によって変わるもので、正確性には欠けてしまいますよね。

スーパーの半額のお肉やお魚は食べても大丈夫なのか、不安になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、魚の鮮度や、腐った際の見分け方などについて解説していきます。今回のテーマは、

  • 腐った肉を食べるとどうなる?
  • 肉は腐るとどうなる?見分け方
  • 腐った肉の捨て方は?

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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腐った肉を食べるとどうなる?

腐ったお肉を食べた場合は、様々な食中毒に感染するリスクが高まります。具体的な症状や潜伏期間などについて詳しく紹介していきます。

食中毒症状

食中毒の症状は、原因菌によって潜伏期間や症状が変わってきます。生のお肉などの場合は、黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌といった原因菌に侵されている可能性もあります。

  • 黄色ブドウ球菌の潜伏期間:30分~6時間程度
  • サルモネラ菌の潜伏期間:8~48時間程度

このように潜伏期間が大きく変わってきます。どちらにせよ急な下痢や嘔吐などが見られた場合は、食中毒の可能性が極めて高いです。

食べたものをできる限り思い出し、一緒に食べた友人や家族に同一の症状がないかなどの確認が必要です。

症状は何時間後?

先ほど紹介したような原因菌が原因の場合は、大抵は1日~2日程度のうちには症状が出ることがほとんどのようです。中には1週間程度経過したのちに症状が出る原因菌の可能性もあります。

いずれにせよ、本人の体調はどうなのか、原因菌は何か、これらの要因によって発症するまで期間は大きく変わってきます。

焼く・加熱しても食べられない?

「加熱すれば多少傷んでいても食べられる。」これは多くの方が勘違いしがちな誤った情報です。例えばですが、ウェルシュ菌と呼ばれる細菌は植物のように「芽胞」と呼ばれる種のようなものを作り出します。

この芽胞は摂氏100度の熱を加えても、1~6時間程度死滅しない事が確認されています。この他にもブドウ球菌などは毒素を発生させ、この毒素は摂氏100度の温度下でも30分死滅しない事がわかっています。

家庭内で食品全体を100℃以上に保ち続けることは難しく、加熱しても細菌が死滅しないということになります。腐った食品を食べることは危険なことですから、見切りをつけて廃棄しましょう。

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肉は腐るとどうなる?見分け方

それでは具体的にお肉が腐るとどのような変化がみられるのでしょうか?具体的な変化について紹介していきます。

どんな匂い?

お肉が腐った際の見分け方として「臭いの変化」が挙げられます。具体的には「酸っぱいような臭い」や「アンモニア臭」を感じる方がほとんどです。

お肉の種類によっても臭いの強さなどは変わるようですが、一般的には「鶏肉>豚肉>牛肉」の順でにおいがきついと言われているようです。

どんな味?

腐っているお肉を食べると、明らかに風味や味が違います。具体的には、

  • 発酵したようなアンモニア臭を感じる
  • 酸味を感じる
  • 明らかな異臭

腐っている場合は一口食べてみればわかります。「いつもと何か違うな」この感覚がとても重要です。人間には危険を察知する感覚が備わっているため、いつもとおかしいと感じた場合は大抵食べない方がよいのです。

風味や味など、異変を感じた場合は食べるのを止めましょう。

ぬるぬる・ぬめりが出る

食品全体に言えることではありますが、お肉も同様に腐った場合はヌメリや粘り気を感じるようになります。調理している段階でネバっと糸を引くようであれば、腐敗が進行しています。

パックに汁が出る

お肉のパックに、血のような赤い液体が流れ出ているのを見たことはありませんか?専門用語では「ドリップ」といいますが、冷凍品を解凍した際にでる水分や栄養分などが流れ出たものです。

流れ出たからと言って腐っているとは言えませんが、水分が出ていることにより細菌の温床となる可能性があります。見かけた場合はふき取るか、早めの調理を心がけましょう。

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腐った肉の捨て方は?

腐ったお肉の捨て方は迷いますよね。そのまま捨てるとゴミ箱から異臭がしますし、コバエなどが集まる原因にもなります。正しい捨て方などはあるのでしょうか?

捨て方

生ごみの捨て方を詳しく知っているという方は少ないのではないでしょうか?お肉などの生ごみには水分が多く含まれているため、ゴミ箱の中でさらに腐敗が進み、異臭が漂います。おススメの廃棄方法は、

  • 新聞紙に包む
  • 重曹をかけて新聞紙で包む
  • 冷凍しておく

新聞紙は色々なインクが使用されていますが、インクのクルーやタルクに吸着効果があり、においなどを吸収してくれる効果が見込めるようです。

冷凍する方法は納得いく方も多いのではないでしょうか。細菌の増殖や腐敗の進行が止まるため、においなども広がりません。しかし腐ったお肉を冷凍庫に入れるのは個人的には気乗りしません・・・。

正しい保存方法

お肉の保存方法として最適な方法、それは冷凍保存です。スーパーなどでは解凍されたお肉が陳列されていますが、納品されるときは冷凍保存された状態で納品されます。

  • 空気に触れないように密封する
  • 小分けにする
  • 新鮮なうちに

これらのポイントを抑えることで、品質を保ち続けることができます。

まとめ

今回は、お肉が腐った場合の変化や、お肉に関する食中毒などについて紹介していきました。

この記事をまとめると

  • 腐っていても加熱すれば大丈夫は間違い!
  • 腐っているか見分ける方法は自分の感覚でOK
  • おかしいと思ったら食べない!
  • 保存方法は冷凍保存がベスト

いかがでしたか?お肉を保存する際に参考にしてみてくださいね。

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